「考えすぎる」をやめられない人の対処法

会社の飲み会など嫌な予定が入っていたら、その日が過ぎるまでクヨクヨと日常的に考えてしまい、嫌な予定のことが頭から離れない。

些細なことでもメリットやデメリットを考え、時間をかけて決断したのにもかかわらず、いざ行動してみると後悔することがある。

人間関係で、相手の言動が自分に関連しているように感じて、本人からは何も言われていなくても嫌われているように感じてしまう。

アレコレ考えすぎて不安になったり怖くなったりする癖がある人は、考えているだけで物凄く消耗するんですよね。

だったら「考えすぎる」のをやめたらいいじゃないかと言われるけれど、それが出来たら苦労しないと思ったりする。

今日は、日頃から「考えすぎる」癖があって、毎日いちいち些細なことを考えて消耗してしまう人のことについて考えてみたいと思います。

考えすぎると頭が疲れてしまう

僕たちは、将来のことを不安になってあれこれと頭を悩ましたり、何事も自分に責任があるように感じて、自分を責めてしまうことがありますよね。

フジモフも、心配症なところがあって考えすぎてしまうタイプですから、いろんなことをネガティブに考えてしまい、不安になって酷く消耗していました。

例えば、上司に挨拶したけれど返事がなかったときに、「何か嫌われるようなことしたかな?」と不安になってしまったりする。

たまたま不機嫌なだけだったり聞こえなかっただけかもしれないのに、仕事が始まっても気になって同じことをグルグル考えてしまったりするんですね。

帰宅した後も不意に思い出しては、挨拶したときの態度が気に入らなかったのかなとか、仕事ぶりに不満があるのかなとか、自分に原因がないか延々と考えてしまう。

現実に起きたことはたいした事じゃないんです。

そのとき返事がなかったというだけのことなのに、あれこれ考えすぎて自分を追い詰めてしまうんですよね。

すぐに切り替えられればいいですけど、いつまでもグルグルと堂々巡りに考えていたら、そりゃあ疲れるよね。

問題を大袈裟に捉えないことが大事

人生山あり谷ありと言いますが、どんな人でも何事も順風満帆とはいきませんよね。

人生には辛いことや悲しいこともあるし、嬉しいこともあれば、楽しいこともあるでしょう。

誰だってネガティブな感情をすすんで感じたいとは思わないですから、出来れば辛いことや悲しいことを回避したいと考えるのは自然なことだと思うのです。

けれど、自分が回避したいと思っている問題を大きくとらえ過ぎて、何事も動けなくなっては人生を楽しむことは出来ないのではないでしょうか?

物事を大袈裟に捉えて足がすくんでしまったら、自分のやりたいことでも行動を起こすことに躊躇してしまうと思うのです。

人生にはやってみないとわからないことだけど、自分でどうするのか決断を求められる場面がありますよね?

例えば、就職活動をするときは「この仕事が出来るだろうか?」「職場の人と仲良くできるか?」と不安になったり、「自分にあった仕事がわからない」とか「何をしたらいいのかわからない」と悩んでしまう人もいるでしょう。

就職活動は人生を大きく左右することですから悩んでしまうのは当然のことですし、不安に感じることもあるかもしれません。

そんな中で周囲の人が就職活動を終えているのを横目に見れば、周りの人が人生を順調に歩んでいるように見えて気持ちが焦ってしまったりすることもあるでしょう。

こういうときって、とにかく「自分も就職先を決めないといけない」と思って焦ってしまい、「何でもいいから」と決めようとしたり、就職先が決まらない自分を「魅力がない自分」「能力がない自分」と否定的に考えて就職活動をする意欲を失ったりするんだよね。

けれど、就職先が決まる順番を誰かと競っているわけではないのだから、先ずは自分にどんな問題があるのかを知ることが大切なのではないでしょうか?

物事を大袈裟に捉えてしまうと「どこから手を付けていいかわからない」という気持ちになって、とにかく何とかしないといけないと気持ちばかりが焦ってしまいます。

今回の例でいえば、自分の得意なことを知り、どんな人間関係が居心地がいいのかを知る必要があるわけですから、先ずは自分のことを知ることが先決なわけです。

自分がどんな道を歩むのかを決める基準を決めるためにも、しっかりと自分と向き合って自分のことを知ることって大切なことなんだよね。

自分の得意なことや出来ることがわかれば、自分がどんな仕事に適しているのかを知ることが出来ます。

どんな人と仲良くできるのか、どんな人間関係が得意なのかを知ることが出来れば、希望の就職先を絞ることが出来るかもしれません。

自分のことがわかっていれば、人付き合いが苦手なのにサービス業に就職したり、逆に人と話すのが好きなのに黙々と仕事をする業種を選ぶようなことをしなくて済むんだよね。

僕達は、物事を大袈裟に捉えて「どうしよう…」と考えているときは、最初の一歩をなかなか踏み出せないものですが、今回の例でいえば「自分のことを知る」→「自分に適した仕事を探す」→「就職活動をする」といった具合に問題を切り分けてあげることで「自分が何をすべきか」がわかって行動しやすくなります。

起こった問題に対して、あれこれ悩んで不安になるだけでは物事は前に進みません。

想像で問題を大きく捉え過ぎていると感じたら、問題を小さく切り分けて解決策を紙に書いてみよう。

解決策が見つかったら、意外と「な~んだ、たいしたことなかったな」と思うことも多いものです。

問題を大袈裟に捉えていると解決困難な問題に感じたりすることもありますが、問題を小さく切りわけてみると自分にも出来そうに感じるものなんだ。

だから、問題に直面して乗り越えられないと思ったら、諦めてしまう前に問題を大きく捉えすぎていないか考えなおしてみよう。

問題解決のために自分の出来ることを細かく見て、出来ることから始めたらいいんだ。

考えすぎの対処法

ネガティブにアレコレと考え事をしても、都合がいいように現実が変わるわけじゃありません。

むしろ、現実を悪い方に捉えてしまい、不安な気持ちが強くなったり、クタクタに疲れてしまうことでしょう。

ここでは、考え過ぎてしまう人がどのように対処したらいいのかを解説したいと思います。

考えすぎていることに気付いたらストップする

いつまでも考えてしまう癖がある人は、他に集中出来ることをひとつ作っておくといいでしょう。

考えた方が良いことは事は考えすぎるくらいでも良いかもしれませんが、ネガティブなことばかり考えているなぁと気付いたら、その考えをストップしましょう。

自分に合った切り替えスイッチを作っておくと、ずっと考えてしまう流れをストップしやすいですからおすすめです。

フジモフの場合は、散歩に行ったり、掃除をしたり、プチ旅行に行ったりして気持ちを切り替えることが多いです。

外出して夕日や自然を見てまわったり、家を綺麗にして気持ちよくなると心もスッキリするんですよね。

仕事中など、仕事以外のことが出来ないときはトイレなど行って気持ちを切ってから深呼吸などするのもいいですね。

あなたなりの、気持ちの切り替え方を探してみよう。

考えてもわからないことはキッパリ考えるのをやめる

考えてもわからないことをアレコレ気にしても、良い結果が出るわけではありません。

わからないことを長時間考えても明確な結論が出ることはないし、感情的になってネガティブな考えに振り回されかねません。

挨拶の例でいえば、挨拶しても返事がなかったことを考えすぎてしまい、上司に嫌われているんじゃないかと不安になっても疲れるだけだよ。

ネガティブなことを考え過ぎて自分を追い詰めてしまい、上司に苦手意識を持ってしまったり、会社に居場所がないと考えたり、考えすぎる癖があると、自分の社会生活にも悪影響がおこることもあるんですね。

わからない事は考えなくてもいいんです。

そいういう時もあるさと、気持ちを切り替えたらいいんだ。

どんな人にも苦しい時期や嫌な気持ちで一杯になるときがありますよね。

ひとりひとりの内容は違うけれど、人生には様々な問題や苦しみがやってくることがあるから、あなたも悩みを抱えてこのブログにきたのだと思うのです。

問題をなんとか解決しないといけないと思い、焦ったり、悩んだりして、気持ちがズーンと重くなったりする。

悩みがない人なんていませんから、辛いことでも向かい合って解決しようと努力することはとても大切なことです。

けれども、悩みが頭から離れず毎日考えているという人は、悩み過ぎている人なのかもしれません。

どんな人でも、辛いことに向き合うばかりじゃ人生が苦しいものになります。

悩んで嫌な気持ちになって、怖くなったり、不安になりながら、「どうしたらいいんだろう?」と、いつまでもぐるぐるぐるぐる同じことを考えいたら、楽しいことも、嬉しいことも。幸せなことだって、感じる余裕を持てなくなるから。

幸せな人生にするには、問題に向き合い過ぎないことって大切なことなんだよね。

悩みが頭から離れず毎日考えているという人は 、好きなことや興味があることをして、私は悩み過ぎているんだなと認識して気分転換することを心掛けよう。

悩み過ぎているときは、どうしたって視野が狭くなってしまいますから、自分にはどうにもできないように感じてしまうものです。

だから、まずは心に余裕を持たせることを優先して、気持ちを切り替えることを自分にしてあげよう。

心に余裕が戻ったら、いま感じている問題の解決方法も思い浮かぶかもしれません。

大切なのは、あなたが辛いと感じる時間を少しでも減らすこと。

悩み続けるだけじゃ、辛いだけなんだ。

悩んで考えすぎている時に結論を急ぐ必要はない

僕達は、何事にもスピードを求めるような、せかせかと行動する癖がありますよね。

いつまでに何をしないといけないとか、何時までに駅についてないといけないといった具合に、時間に追われるようにせかせかと慌てて行動したりする。

だからでしょうか?

じっくりと考えなくてはいけないことでも、急いで結論を出そうと慌ててしまいがちです。

早く結論を出さないと周りに迷惑をかけるんじゃないかと思い、気持ちが焦ってしまうこともあるでしょう。

たしかに、決断を早くしたほうが次の行動が早くなりますから、効率よく物事を進めようと思えば早いほうがいいこともたくさんありますよね。

けれども、どんな時でも決断が早ければいいとは限りません。

特に辛い悩みで頭がいっぱいになっているときや、心の病気で冷静さを欠いているときは、結論を先送りしたほうがいいことだってあると思うんだよね。



辛い悩みで頭がいっぱいになっているときや、心の病気で冷静さを欠いているときは、嫌な気持ちで毎日を過ごしていますから、早くこの気持ちから解放されたいと思うものです。

だから、何が自分を嫌な気持ちにさせているのか、何が自分を追い込んでいるのかを知ることもなく、何とか嫌な状況から解放されたいと思って、人生を大きく左右するような決断をしてしまったりするんだよね。

例えば、職場の人間関係に悩みを抱えている人が、いきなり仕事を辞めてしまうということもあるでしょう。

自分を嫌な気持ちにさせたり、嫌な状況にする環境から離れることは大切なことですが、仕事を辞めなくても休職や異動を願い出るなど方法は他にもあります。

良い結論を出すためには、休んだり、環境を変えるよう願い出たりして、 大きな決断を先送りすることも大切なことなんだ。


自分を守るために、嫌な環境から逃げたっていい。

けれど、すぐに仕事を辞めるとか大きな決断をするんじゃなくて、自分と向き合う時間を得るために休んでみたり、環境を変える方法を探してみよう。

辛い悩みで頭がいっぱいになっているときや、心の病気で冷静さを欠いているときに出した結論は、後に後悔してしまうこともあります。

また、時間がたつことによって物事を違った視点で見れるようになり、「今思うと、そんなに悩むようなことじゃなかったな」ということもあります。

疲れていたり、苦しいときは急いで結論を出したくなりがちですが、 結論を先送りした方が良いことだってあるんだよ。


日にちを置いて考え直してみたり、嫌な環境から距離を置くなどして、良い結論を出せるように工夫してみよう。

大丈夫。

そんなに慌てなくたっていいから。

あなたに合った良い結論がだせるように、出来ることから始めてみよう。

誰かに話を聞いてもらおう

今の問題を解決できなくては何もする気になれないという人は、信頼できる人に悩みを聞いてもらおう。

相談できる人がいないという人は、カウンセラーなどに相談してみるのもいいと思います。

誰かに話を聞いてもらうことで気持ちがスッキリしたり、言語化することで自分の悩みを整理できることもあるでしょう。

一人で抱え込まずに、辛い気持ちを話してみよう。

考えすぎてしまうという人は、こちらの記事も参考になるかもしれません。

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