なんで自分はこんなにポンコツなんだろうと、自分で自分のことが嫌になることが人生にはありますよね。
仕事でみんなが一斉に動き出しているのに、自分は何をどうしたらいいのかわからなかったり…
せっかく人に教えて貰ったのに、言われている事をなかなか理解できずに頭を抱えてしまったり…
他人はなんなく出来ることなのに、それに比べて自分はまったくダメだと落ち込んでしまったり…
こんなことが続いてしまい、「ハァ~…どうして私は、こんなにダメなんだろう」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
自分に「能力がない」から皆の足を引っ張るんだとか、迷惑をかけるんだと自分のことを責めてしまうこともあるでしょう。
けれどフジモフは、自分に「能力がない」「他の人と比べてなにもない」と感じるのは誤解だと思うのです。
あなたにはあなたの能力があるのに、そこのことに気づいていなかったり、忘れてしまっているだけなんだ。
今日は、自分に「能力がない」と思い込んでしまい、すっかり自信を無くした人のことについて考えてみたいと思います。
■目次
自分に悪いレッテルを張らずに見方を変える
僕達は、自分に「こうだからダメなんだ」というレッテルを貼ったりしますよね。
「私は他の人と比べて仕事が出来ないんです…」
「私は、何事も続かなくて我慢が出来ない人間なんです…」
「私は人と仲良くなるのに時間がかかるタイプで、人付き合いが苦手なんです…」
こんなふうに考えて、自分には「こういう悪い性格」があるから「ダメな人間」なんですと自分に悪いレッテルを貼りつけたりする。
「能力がない」「出来ない」と自分を責めたり反省ばかりしていると、なんだか「どうしようもないこと」のように思えて心が苦しくなってしまうと思うのです。
そうではなくて、自分のダメだと思うところの見方を変えれば違って見えるのではないでしょうか?
能力がなく仕事が出来ない
世の中完璧な人なんていないのだから、どんなことでも最初から完璧に出来てしまう人なんていないんです。
そうでありながら完璧にこなそうとするのは、それだけ仕事に対して真面目に取り組もうとしている証であって悪いことではないんですよ。
けれど、真面目に取り組もうとするあまり「失敗してはいけない」「人に迷惑をかけてはいけない」と考えすぎてしまったら、仕事にプレッシャーを感じてしんどくなるでしょう。
何事もやり過ぎると上手くいかなくなりますから、過度に自分にプレッシャーをかけるのではなく「今はできていないけど、次は出来るように頑張ろう」と未来に考えを向けるといいかもしれない。
あなたの真面目さを自分を責めることに使うのではなく、自分を成長させるために次はどうしようと考えることに使ったらいいと思うんだ。
何事も続けることができない
世間一般的には「続けること」が良いことで「続かない」ことは悪い事のように思われがちです。
けれど、続けることばかりが良いことばかりではなくて、続かないという人にも色んなことに興味を持てるという才能があると思うんだ。
色んなことに興味を持てるということは、1つのことだけではなく様々なことにチャレンジしたり応用できたりするということです。
何も恥じることはない、あなたがダメだと思っていたことは自分の才能なんだよね。
人と仲良くなるのに時間がかかる
すぐにみんなと仲良くできる陽気な人になりたいと思う人は多いかもしれません。
誰とでもすぐに打ち解けることができたら、人間関係がスムーズにいって悩みも減るんじゃないかと思う人もいるでしょう。
けれど、人と仲良くするのに時間がかかるということは、それだけ相手と真剣に向き合っているともいえるのではないでしょうか?
「どんな事に興味があるのか?」「どんなことが嫌いなのか?」「何が得意で、何が苦手なのか?」相手のことをもっと知りたいんだと思っている。
決して悪いことではなくて、相手のことを深く理解できるあなたの才能なんですよ。
他人と比較すると苦しくなる
他人と比較して「まだまだ足りない」「ダメだ」という考えてしまうのは、自分を不幸にする考え方です。
「先輩が5分で出来ることが、私は30分もかかってしまう…」
「私よりも、同僚の方が仕事が出来て悔しい…」
「後輩はコミュ力高くて人気者なのに、私は人付き合いが苦手で…」
このように、他人と自分を比べて自分にはないものを「羨ましい」とか「情けない」と感じることってありますよね。
他人と比較することは自分の実力を知るうえでの物差しといえるかもしれませんが、「あの人は出来る人だけど、私には何もない」と考えて生きていたら、自分に自信を持つことができなるなるのではないでしょうか?
自分の苦手なことや出来ないことに目を向けて、自分の得意なことに目を向けないのは勿体ないことだと思うのです。
あなたには、あなたの長所(強み)があるのに、自分の粗捜しばかりして自分を責めるのは自分をいじめているようなものです。
大切なのは、自分にないところを羨んだり克服することではなくて、自分の良いところを活かしてあげること。
自分が苦手なのに他人の得意なことで勝負しても苦しくなるだけなんだから、他人と比べるのはやめて自分の良いところを見つけてみよう。
自分の強みを活かす
自分のことって本人が一番わかっているようで、意外と気づいていない事ってあると思うんです。
外から見ると優れた能力を持っているのに、本人はダメなところだと誤解していたり、「こんなのたいしたことないよ」って過小評価して認めていなかったりする。
だから、自分の良いところ(強み)がわからないという人は、信頼できる人に聞いてみたらいいかもしれません。
自分のことを無口で引っ込み思案だと思っていたら、人に聞いてみると落ち着いていて一緒にいるとリラックスできるといわれて、はじめて自分の良いところに気づいたということもあるんですよね。
信頼できる人に聞いてみたけどよくわからなかったという人は、過去を振り返ってみるといいかもしれません。
これまでの人生で、感謝されたり、褒められたりしたことはないでしょうか?
自分がたいしたことをしていないと思っても、それが苦手な人からするとありがたいものだと思うものなんですよ。
もしかすると、そこにあなたの長所が隠されているかもしれません。
自分の良いところがわかったら、今度はどうやって活かすのかを考えてみる。
例えば、文章を書くのが得意な人だったら、それを活かせる仕事を積極的に引き受ければいい。
苦手なことを克服することよりも、自分を活かす方法を考えてみよう。
おわりに
どんなことでも、始めたばかりの頃は上手くいかないものです。
そんなときは、「私には向いていないのかな」とか「能力がないから出来ないんだな」とか考えて落ち込んでしまうことがあるかもしれません。
けれど、最初から完璧に出来る人なんていないのですから、「今は出来ていないけど、これから出来るようになろう」と前向きに考えてみよう。
誰かと比較して「出来ない」「能力がない」というふうに考えて自分自身を責めるのではなく、自分の強みを活かすことを考えてみよう。
どう考えても私には「何もない」と思ったのなら、これから積み上げていけばいいんですよ。
自分がどんなふうになりたいのかを考えて、出来ることから少しづつ積み上げていけばいいんだ。