僕達は、自分の気持ちを相手に「察して欲しい」「わかってほしい」と期待することがありますよね。
自分の思ったことや、こうして欲しいという願いや、やって欲しくないという気持ちを「言わなくてもわかって欲しい」と思ったりする。
それは、家族だったり、恋人だったり、友達だったりするような大切な人かもしれません。
言葉にするには照れ臭いから、カッコ悪いから、「私のこと知ってるでしょ?」「わかってくれるよね?」って期待するんだよね。
あるいは、正直に伝えても受け入れて貰えずに傷ついてしまうことを恐れて、なかなか言い出せないということもあるでしょう。
けれど、あなたが他人の心を自由に知ることが出来ないように、相手もあなたの心を察することが出来ません。
自分の気持ちは、相手に言葉で伝えないとわかってもらえないんだ。
寂しいなんてカッコ悪くて言えないから、私の気持ち察して欲しい。
あなたに甘えたいなんて恥ずかしくて言えないから、私の気持ちを察して欲しい。
嫌だなんて言ったら嫌われてしまうかもしれないから、私の気持ちを察して欲しい。
このように「わかって欲しい」「察して欲しい」と感じているときに、何度も裏切られたと感じるようなことがあったら相手に怒りを感じますよね。
「私のことをわかってもらえない」「どうしてわかってくれないの?」と思って、相手に八つ当たりしたくなることもあるでしょう。
けれど、その怒りを相手にぶつけてしまったら、相手はもとよりあなたも傷ついてしまうのではないでしょうか?
「寂しい」「甘えたい」「やって欲しくない」という気持ちを理解して欲しいだけなのだから、相手を傷つけてしまう行為は本意ではないはずです。
だから、自分の素直な気持ちを相手に言葉で伝えることって大切なことなんですね。
寂しいと感じることも、誰かに甘えたいと感じることも、嫌だからやめて欲しいと思うことも日常的にあることで、何も特別なことではありません。
誰もが感じる自然な感情なのだから、言葉にして伝えることは恥ずかしいことでも、カッコ悪いことでもないんです。
自分の素直な気持ちを伝えることは、相手に自分の気持ちをわかって貰う大切な行為なんですね。
もちろん、気持ちを伝えたからといって相手が受け入れてくれるとは限りませんが、本音で話し合うことでお互いの考え方や気持ちを理解できるようになると思うのです。
本音を伝えたからといって嫌われたりするような人なら、お互いの気持ちを尊重するような関係を築くのは難しいでしょう。
そのような人達と無理に付き合おうとしなくてもいいんだ。
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