自分の気持ちを大切にしよう|そんなに正しい自分じゃなくていい

僕達は、世間一般的な正しいことをするために自分の気持ちを抑え込むことがありますよね。

みんなと仲良くしないといけない、体調が悪くても頑張らなくてはいけない、みんなに迷惑をかけてはいけないと考えて、自分の気持ちを抑え込もうとする。

あるいは、こんなことで辛い気持ちになってしまう自分を許せないとか、情けないと感じる人もいるかもしれません。

「みんなできていることなのに、自分だけ甘えるわけにはいかない」と思って無理をしてでも頑張ろうとすることもあるでしょう。

誰もが正しいと思う事を自分ひとりが出来ないと思えば、誰だって自分を情けなく思ったり、許せないと感じるのは自然なことだと思うのです。

けれど、自分がつらいと感じていることを無視して、みんなの考え方に無理に合わせようとするのは、自分で自分のことを雑に扱っていることになるのではないでしょうか?

同じことを言われても「ふ~ん」と思う人もいれば「酷い」と思う人がいるように、同じ状況で快適に感じる人もいれば、辛いと感じる人がいます。

他人が出来ることは自分も出来ないといけないという考え方は、自分にとっては辛くて仕方がないことを無理に頑張ろうとすることにもつながりかねません。

例えば、朝弱い人が早起きの仕事に就いて、みんな早起きなんだからと我慢していれば辛くなって当然です。

早起きが得意な人や苦にならない人からすれば我慢できることでも、朝が弱い人には毎朝が辛いだけになってしまうでしょう。

僕達は、周囲にいる人間を「同じ人間」だと思いがちですが、本当はビックリするぐらい考え方も感じ方も違うんだ。

だから、自分の気持ちを大切にすることって大事なことなんですよ。

自分の気持ちを大切にすることができれば、自分の得意なことや苦手なことを知ることが出来ますから「私は朝が弱いから、朝遅くてもいいような仕事に就こう」ということもできるんですね。

あなたが、つらい気持ちになっているときに「こんなことではダメだ」「情けない」と思っていては気持ちがつらくなる一方です。

つらい気持ちのままでは前向きに生活することは難しいですし、投げやりな気持ちになって、頑張ろうとする意欲を持てなくなってしまうこともあるでしょう。

あるいは、気持ちがイライラして家族や大切な人に八つ当たりしてしまうこともあるかもしれません。

つらい気持ちを「こんなことを考えてはいけない」「ダメな人間だ」と自分を責めてしまうのは誰のためにもならないんですね。

大切なのは、つらい気持ちを我慢することではなく、つらい気持ちが少しでも小さくなるように自分を助けることなんだ。

自分のことを一番わかってあげられるのは自分自身ですから、自分がつらいと感じる状況にあると気付いたら、つらい気持ちを小さくできるように努力しよう。

もしかすると、その方法は世間一般的な正しいやり方や、みんなが立派だと思うような考え方ではないかもしれません。

だけど、それでもいいんですよ。

誰にでもつらいことはあるのだから自分も我慢しようと考えるのではなく、つらいと感じる自分を許して助けてあげよう。

周囲の人が出来て当然だということでも、あなたがつらいと感じたならあなたにとってはそれが真実です。

あなた自身が自分の味方になって、少しでも楽に生きられるように出来ることから始めよう。

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