優しい気持ちを取り戻す方法

僕たちは、今を生きていくなかで様々な経験をしますよね。

嫌なことがあったり、涙することがあったり、寂しいことがあったり、怒ったりすることだってあったでしょう。

他人に馬鹿にされて悔しい気持ちになったり、思わぬ失敗をして恥ずかしい思いをしたこともあったかもしれません。

社会で生きていると全てが自分の思い通りにはなりませんし、良いことばかりとはいかないですから、うんざりするような辛いことだってあるよね。

小さな嫌なことの積み重ねも、もう終わりだと思うような絶望的な気持ちになることも、すべて自分で受け止めてきた。

こういうことって、誰もがする当たり前のことをしているように思いがちだけど、本当はとっても凄いことしているんだとフジモフは思うんだよね。

あなたは、辛いことがあって落ち込んでいる友人や家族がいたときに、どんなふうに相手と接しますか?

ジッと話を聞いて共感したり、励ましてあげたり、大丈夫だよって安心させてあげるような言葉をかけてあげたりするんじゃないでしょうか?

誰だって自分の大切な人が苦しんでいるときは、助けになってあげたいと思うものですから、相手の気持ちに寄り添ってあげようとしますよね。

けれど、これが自分のこととなると途端に手厳しい態度に変わるということもありますよね。

一生懸命に努力しても報われなかったときは、「自分の努力が足りなかったんだ」「自分には能力がないんだ」と厳しい評価を自分に下したりする。

こんなことを他人にしようものなら、反発して喧嘩になってしまったり、嫌われてしまうだろうと思えることでも、自分が相手なら平気でしてしまったりするんだよね。

もしも、身近な人に「お前が上手くいかないのは努力が足りないからだ!」「お前が失敗したのは集中力が足りないからだ!」「お前が出来ないのは、お前の能力が足りないからだ!」と言ってくる人がいたら、あなたはどんな気持ちになりますか?

きっと、辛い気持ちになって元気がなくなったり、自分に自信が持てなくなったり、自分には存在価値がないように感じて、消えてしまいたいとさえ思えてくるのではないでしょうか?

自分に厳しく接するっというのは一見良いことのように思えるかもしれませんが、異常に厳しい人が目を光らせ監視しているようなもので、自分の活力や気持ちの余裕をどんどん奪っていくことになるんですね。

だから、もしも自分が自分にしていることを他人にしてみたら、どうなるだろうと考えることって大切なことなんですよ。

今の自分に対する態度と同じことを他人にしたら、きっと怒るだろうなと思うことなら、たとえそれが自分に対することでも「やり過ぎ・言い過ぎ」なんだよ。

不機嫌なときは、たとえ好きな人が相手でも優しくなれないときがあるように、気持ちに余裕を持てていないときは、どうしたって他人にも厳しくなったり、些細なことでもイライラして八つ当たりしてしまったりするものです。

だから、自分の機嫌を良い状態にすることって、自分にとってもそうだけど、周囲の人にとっても良いことなんだよね。

あなたは、自分の気持ちに寄り添ってあげていますか?

あなたは、自分のことを褒めてあげていますか?

これまでいろんな経験をする中で、嫌なことがあったり、落ち込んでしまうこともあったと思うんです。

そんなときに、厳しいことばかり言われたら嫌な気持ちが強くなるばかりです。

そうではなくて、「辛かったね」「悲しかったね」「悔しかったね」って共感して慰めてあげよう。

そして、そんな健気に頑張る自分を「よく頑張ったね」「よくやっているね」と褒めてあげよう。

自分に厳し過ぎる評論家になるのではなく、大切な自分のよき理解者になろう。

そんなに自分に厳しくしなくてもいいんだよ。

あなたは、これまで自分のことを厳しく評価し常に改善に努めるような、頑張り過ぎる癖をもった人だったのかもしれません。

けれど、これからは自分のことを理解して褒めてあげる習慣を身につけて、自分のことを大切にしてあげて欲しいんだ。

厳しすぎる環境では優しい気持ちにはなれないから、そんなに自分に厳しく接していないで、もっと自分に優しくしてあげよう。

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