僕達は、誰かに助けられたときに「迷惑をかけてしまった」「申し訳なかった」と思って自分を情けない人間だと責めてしまうことがありますよね。
他人は自分のためにいるわけじゃないし、それぞれに自分の人生があるのだから、人に甘えずに自分に出来ることは自分でするという気持ちは大切なことですよね。
そうでありながら、人に助けられてしまったら「申し訳ないと」感じるのは当然の事かもしれません。
自分でやらなきゃいけないことを、他人にやらせてしまったと思えば誰だって申し訳ない気持ちになりますよね。
だから、申し訳ない気持ちが強くなりすぎて「自分が頑張るから」「やらなくてもいいから」と助けてくれる人を遠ざけたくなることもあるでしょう。
あるいは、人に頼らざるを得ない自分を情けなく思ったり、誰かに怒られたりしないかと不安になることもあるかもしれません。
けれど、迷惑をかけて申し訳ないという気持ちが強くなりすぎると、本当に困ったときでも助けを求めることが出来なくなるし、何もかもを自分一人で抱え込んでしまうのは辛い人生になるのではないでしょうか?
世の中には完璧な人なんていないのだから、困ったときは誰にでもあると思って、助けてくれる人には甘えるという選択肢があってもいいと思うんだ。
そして、助けてくれた人に申し訳ないと思うのではなく、「ありがたいな」って感謝したらいい。
申し訳ないと思うと自分を情けなく思ったり、助けてくれる人に「そんなことしなくていい!」と遠ざけたくなるけど、感謝すれば自然と相手にお礼やお返しをしたくなります。
助ける側からすれば「そんなことしなくていい!」って拒否されるよりも、「ありがとう」って言ってもらえた方が助けがいがあるから、お互いにとっても気持ち良い関係になるんだよね。
もちろん、相手にも都合があるから自分の思い通りとはいかないこともあるけれど、言葉にしないと「どんなことに困っているのか?」「何をどんなふうに助けたらいいのか」相手に伝わらないから、困っているときは助けを求めることって大切なことなんですよ。
世間一般的な価値観では「人に迷惑をかけてはいけない」「人に甘えちゃいけない」というのは当然のことかもしれないけれど、人に甘えることを自分に許してあげられなかったら、自分にふりかかる問題を一人で抱え込んでしまわなくてはいけません。
自分に出来ることは自分でするという気持ちは大切なことですが、やり過ぎてしまうと上手くいかないんですね。
だから、困ったときは人に助けを求めてみよう。
ひとりで抱え込まずに、助けてくれた人に感謝しよう。
人に助けられたことを、申し訳ないなんて思わなくたっていい。
助けてくれた人に「ありがとう」って感謝したらいいんだ。
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