僕達は、幼い頃に皆と仲良くしようねと教えられてきましたよね?
皆と仲良くなって楽しい付き合いが出来るなら、それにこしたことはないでしょう。
けれど、大人になるにつれて、人によって付き合いやすいと感じる人もいれば、苦手に感じる人も出てくるものです。
酷い場合は、この人とは二度とかかわりたくないというような、嫌いな人がいるということもあるでしょう。
皆と仲良くするというのは理想的な人間関係であるようにも見えますが、誰とでも仲良くするということは、こうした嫌な人とも仲良くしなくてはいけないということになります。
みんなと仲良くするのは悪いことではないのですが、人によっては人間関係での悩みが増えてしまう原因にもなりえるんだ。
だから、苦手な人や嫌いな人とは距離を置くなど無理に付き合おうとしないことが、辛い人間関係を減らすためにも大切になってくるんですね。
嫌いな人と距離を置くといっても、断りづらい状況というのもありますよね。
会社の飲み会だったり、苦手な人がいるグループの集まりだったり、できれば避けたいけれど誘いを断れないと思ったりする。
誰だって人に悪く思われたいと思う人なんていないでしょうし、仲間外れにされたくないと思うものですから、誘いを断ることで「嫌われてしまうかも」とか「ハブられてしまうかも」と恐れてしまうのは自然なことだと思うのです。
けれど、誘いを断ることはそんなに悪いことなんでしょうか?
嫌な人と一緒に過ごして、それで楽しく過ごせるのでしょうか?
もちろん、断ることによって人に責められることもあるかもしれませんが、それはあなたの問題ではなく相手の問題です。
あなたを責める人は「付き合いが悪い人はダメだ」とか「私も我慢しているのに!」と不満があるなど、自分の都合でイライラしているだけなんだよね。
イライラしている人の機嫌を取るために、自分がイライラするようなことをしては元も子もありません。
誰と付き合うかを決める基準は、他人が決めることではなく、自分が「気分が良くない」と感じる場所を避けて「楽しい」と思える関係を選んでいくことだと思うんだ。
あなたは、誘いを断ることも、応じることも、どちらも自分で選んでもいい。
大切なのは、あなたが一緒にいて心地いいと思える関係を選んでいくことなんだ。
思い切って誘いを断ったけれど、時間がたつにつれて後悔してしまう人もいるかもしれません。
「やっぱり、参加したほうがよかったんじゃ…」
「付き合いが悪い人と思われたかもしれない…」
「相手を傷つけてしまったかも…」
こんなふうに考えて、やっぱり断らなければよかったと後悔してしまう。
けれど、誘いを断ったのが「相手と距離を置きたい」ということだったり「この人が嫌い」ということだったのなら、嫌われたっていいんじゃないでしょうか?
嫌いな人に嫌われて相手から距離を置かれたとしても、それは自分の「一緒にいたくない」と望んだとおりになっただけなのだから、堂々としていたら良いんですよ。
みんなと無理に仲良くしなくてもいいい。
誰かの誘いに応じてもいいし、断ってもいい。
相手によって付き合い方を変えるのは普通のこと。
自分が気持ちいいと感じる人間関係や環境を選んであげて、心穏やかに毎日を過ごせるようにしてあげよう。
人間関係で疲れてしまった人は、こちらの記事も参考になるかもしれません。
メールカウンセリングをご希望の方はこちら