気持ちがいっぱいいっぱいのときに出来ること

気持ちがいっぱいいっぱいになっている人は、頑張り過ぎている人です。

今の自分に出来ること以上に頑張ろうとするから、気持ちがいっぱいいっぱいになるんだよね。

どんな人でも一人で出来ることには限りがあります。

一人で抱え込んで我慢ばかりするんじゃなくて、いま出来ることに集中したらいいと思うんだ。

頭がいっぱいいっぱいいなるということは、言い換えると心に余裕がない状態ということです。

やらなきゃいけないことや、出来ていなきゃいけないことで頭が一杯だから、焦った気持ちになって心に余裕が持てなくなるんだよね。

焦っているときって、集中力を欠いて普段のように実力が発揮できなかったり、実力以上のことを無理に頑張ろうとしがちですから、気持ちが空回りして思うような成果が出ないこともあるでしょう。

どうして自分はこうなのかと、無力な自分に絶望的な気持ちになったり、自分を嫌いになってしまうこともあるかもしれません。

こういうときって、何とか問題を解決しようとジタバタ動きたくなるものですが、気持ちの余裕を取り戻すためにも、無理に頑張ろうとしていることを減らすことが大事になってくるんです。

どんな人でも出来ることには限界がありますから、その時に出来るベストを尽くすことしかできません。

今の自分に出来ることを、必要なプロセスを踏んで一歩一歩進んでいくことしかできないんだよね。

そうでありながら、大人なんだからこれくらい出来なきゃいけない、あの人はこれくらい出来ているんだから自分も頑張らなくちゃいけないと自分に言い聞かせていたら、そりゃあ苦しくなるよね。

今の自分に出来るかどうかではなくて、他人と自分を比べたり、こうじゃなくてはいけないという理想像をイメージして自分の状態に合わない努力しているのだから、苦しくなるのは自然なことだと思うのです。

あなたが、他人に無理をさせてしまったときは、相手とどう接しますか?

無理をさせてしまったことを謝ったり、今後はもう少し余裕のある方法を検討しようとするのではないでしょうか?

僕達は、他人に対しては寛容に接することが出来るのに、自分に対しては塩対応をしがちです。

これくらいのことでへこたれて、どうするんだと…

これ、頑張り過ぎてしまう原因なんだよね。

大丈夫。

そんなに無理をしなくてもいいから。

そんなに頑張らなくてもいいから。

あなたには、あなたのペースがあるから。

他の人が出来ていても、立派な人間に見えなくても、それでいいんだよ。

気持ちがいっぱいいっぱいになっている人は、頑張り過ぎている人です。

まずは、このことを認識して、自分との接し方を変えていこう。

もう、無理なことや我慢ばかりさないで、今の自分に出来ることに集中する。

必要なプロセスを、一歩一歩進んでいったらいいんだ。