いつも楽しそうに生きている人がいます。
仕事中も余裕があって、いつもニコニコしていました。
多趣味で趣味について博識で、自信をもってこれが面白いといえる人です。
飲み会にラフな格好でいくフジモフとは違って、ビシッと決まった格好で来て男から見てもカッコイイ存在でした。
フジモフは、何事もオドオド自信の無い人です。
そのせいか、石橋を叩いても渡らないような人でした。
石橋の安全確認をしたそのときは大丈夫だと思っても、いざ渡ろうとすると大丈夫かなと思う人です。
仕事をする上でも、フジモフは効率のいいタイプではありません。
ひとつひとつ確認して、これで大丈夫だよなというタイプでした。
いつも楽しそうに仕事をしている人は、飄々と仕事をこなしています。
一緒に仕事をするとき、もっと効率よくやって欲しいとか、速くして欲しいとか思うところもあったかもしれませんが、そんなことを言う人ではありませんでした。
必死になって何とかカバーをしようとするわけでもなく、足りないのは労働力だというタイプの人でした。
実際に労働力が足りない職場で、頑張ったら出来るという状況ではありませんでした。
会社での評価も高い方で、いままでいろんな方と一緒に仕事をさせてもらいましたが後にも先にも、この人ほど一緒に仕事してやりやすいと感じた人はいません。
必死に努力すれば何とかなるとか
常に120%の力で仕事に挑むとか
自分を犠牲にしても人が喜ぶのが嬉しいとか
そういうタイプの人ではなくて、自分というものがわかっている人でした。
自分に出来ることを理解して、それに基づいて行動する方です。
フジモフは逆のタイプでした。何とか仕事をこなそうと必死に足掻きました。
ですが、後になって思ったのは自分のひとり相撲だったのではということ。
労働力が足りない職場で、必死になってやっても状況は変わりません。
むしろ、頑張り過ぎることで経営者に必要な人数がいて仕事が回っていると誤認させてしまうこともあるでしょう。
一生懸命頑張ることも大事ですが、自分に出来ることを知ることも同じように大事ですよね。
必死になって頑張って、ヘトヘトになって帰ってきて休日も何もする気が起きないでは勿体ない気もします。
会社のために生きているわけではないですから、バランスを大事にしたいですね。
真面目にすることは良いことですが、やり過ぎるとうまくいかない。
これだけやればいいというのは、人によって違いますから正解はありませんが
頑張るだけではなく、自分を許し自分を大切にしていきたいですね。
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