「何をやっても上手くいかない」「こんなにダメな自分のままでいるなら、いっそのこと消えてしまいたい…」と感じてしまうときが人生にはありますよね。
仕事で失敗したり、他人と比べて自分はダメなところばかりだと思うと、自分のことが情けなくなるし、消えてしまいたいとさえ思うのはしかたがないのかもしれません。
けれど、そんなに自分のことを追い詰めたりなんかしなくてもいいと思うんですよ。
あなたは、本当に何もかもがダメなんでしょうか?
■目次
僕達は、うまくいかないことがあると「自分がダメだから」「どうせ私は」と人格そのものを責めてしまいがちです。
うまくいかないことには原因があるのだから、自分に問題があるんだと思うのは自然なことかもしれません。
けれども、その考え方には無理があると思うんです。
うまくいかないことがあるのは何かしら原因があるのは確かですが、あなただから、うまくいかないわけではありません。
例えば、人に言われたことをクヨクヨと考えてしまうのは、自分に自信がないからかもしれません。
立て続けに仕事で失敗してしまうのは、疲れがたまって仕事に集中できないからかもしれません。
仕事が長続きしないのは、得意不得意など自分のことがよくわかっていないからかもしれません。
これらは、あなただったからそうなるわけではなくて、そうなる理由があるから、うまくいかないだけなんだ。
世の中には何でもできる完璧な人なんていません。
出来ないことを無理にやろうとするから自分を責め続けなくてはいけないくなるんだ。
理由があるなら改善していけばいいんですよ。
自分らしく生きる改善の余地が見つかったと思って、少しずつ良くして自信を取り戻していけばいいんだ。
どんな人にも必ず長所があるものです。
もしも長所がないと感じているのなら謙虚な気持ちが強すぎて、こんなものは長所なんかじゃないとハードルを上げ過ぎているのかもしれません。
いまは誇れるほどの長所ではなくても、これから大きく伸ばしていけばいいのです。
継続は力なりといいますから、続けていくことは良いことであるという考えはもっともです。
ですが、様々なことに興味を持てるというのも一つの才能といえるでしょう。
ひとつひとつはスペシャルなものではなくても、マルチに出来ることは素晴らしいことなのです。
不安は、自分を守ってくれる警報装置です。不安そのものは決して悪いものではありません。
不安であるということは、それだけ慎重に物事を進めることが出来るということです。
アクセルしかない車には怖くて乗れません。不安というブレーキがあるからこそバランスが取れるのです。
慎重な立場から意見や行動をすることがあなたの役割なのです。
あなたは、困難な状況に直面して自暴自棄な気持ちになっているかもしれません。
乗り越えがたい課題を前に逃げ出したくなっているかもしれません。
何もかもが嫌になって、もう死にたいと思っているかもしれません。
良かれと思ってやったことでも、人によっては余計なお世話となることもあるように、評価は受け手次第です。
生きていく間に、目の前にある現実が地獄のように感じることもあるかもしれません。
けれど、世の中良い人ばかりじゃないですけど、悪い人ばかりでもありません。
地獄のように感じることもあるかもしれませんが天国のように感じることもあるのです。
とはいえ、地獄のように感じているときに天国にいるような気持ちになるのは難しいですよね。
ダメだダメだと思えば、何もかも悪いことのように感じてしまいます。
そうではなくて、今出来ていること上手くいっていることに注目する。
上手くいかないときは、とかく悪い方に考えがちですが、きっと上手くいっていることがあるはずです。
友達と一緒にいたら楽しいとか、家族と過ごすと心が安らぐとか、健康のことで理解者がいるということであってもいいのです。
その後に無理だと思った課題に、一度にやろうとせずに簡単なことから少しずつ取り組んでみることも考えてみましょう。
人生には、「もうダメだ」と思うようなことが何度かあるものですよね。
酷いときには気持ちが追い詰められて、死にたいとか消えてしまいたいとさえ思うようなこともあるかもしれません。
先が見えなくなって道に迷ってしまい、自分がどの道へ行ったらいいのか、これからどうしたらいいのか、わからなくなって途方に暮れてしまったりする。
この記事を読んでいるあなたは、きっと何か理由があって苦しい状況にあるのでしょう。
けれども、これだけは忘れないでください。
たとえ、あなたがどんな状態にあったとしても、人に言えない辛い過去があったとしても、それでも大丈夫ですから。
だって、あなたの人生は、何度だってやり直せるんですから。
うまくいかなかったということは、改善すべきところがわかったということです。
疲れているなら休暇を取ったらいいし、仕事が合わないなら異動も含めて得意なところ活かせる方法を考えたらいい。
うまくいかないことは、もうわかったわけですから、少しずつ改善していけば良い方向へ進むことが出来るわけです。
今よりずっと良くなるキッカケになったと思えば、うまくいかなかった出来事も、そんなに悪いものではないと思えませんか?
うまくいかないことがあっても、一度に全部やろうとしなくていいんです。
自分のペースで一歩いっぽ改善していけばいいんだ。
何が原因かわからないという人は、信頼できる人に相談してもいいし、専門のカウンセラーに相談するのもいい。
自分のことになると意外とわからないこともあるけれど、客観的に見える他人から見ると、すぐにわかってしまうこともあります。
自分ひとりで抱え込まないで辛いときは誰かに相談してみよう。
失敗したときって酷く落ち込んだり、あの時こうしていればと後悔して自分のことを責めてしまいがちですよね。
「次は絶対に失敗できない」とか「信頼を取り戻すために頑張らなきゃ」と過剰にプレッシャーをかけて、気持ちが空回りすることもあるでしょう。
けれど、そうやってプレッシャーを感じれば感じるほど、緊張して上手くいかなくなったりするんですよね。
「絶対に失敗してはいけない」
そう思えば誰だって、緊張から体が硬くなって実力を発揮できなくなってしまうでしょう。
世の中に一度も失敗をしないで生きてきたなんて、完璧な人がいるでしょうか?
失敗を失敗とも思わないという人ならいるでしょうが、一度も間違えずに生きてきた人なんて恐らくいないでしょう。
つまり、「絶対に失敗してはいけない」というのは、そもそも誰にもできないことなわけです。
失敗したことをクヨクヨと考えて許さないというのは、出来ないことをやれと言って、失敗したら「お前という奴は!」と理不尽に怒られているようなものなんですね。

これ、他人にされたら、あまりに酷すぎて怒りだしてしまう話ですよね。
人間なんだから失敗するのは仕方がない。
大事なのは、大丈夫と自分を許してあげて、次に活かすことではないでしょうか?
「失敗しても、この経験を糧にして次に活かしたらいいか・・・」
そう思えばこそ、失敗した自分を許してあげることが出来るし、次にどうしたらいいのかと前向きに考えられるようになると思うのです。
僕達は、現代社会で上手に生きていくために自分で自分のことを縛ってしまうことがあります。
例えば、人に迷惑をかけてはいけない、人に役立つ自分じゃなくてはいけない、完璧じゃなくてはいけないと自分の行動にルールをもうけていき、「こうしてはいけない」「こうあるべきだ」と自分で自分のことを縛っていってしまう。
だからこそ、仕事で失敗したときや他人に迷惑をかけたときは、「なんてダメ人間なんだろう…」「こんなことも出来ない自分が情けない」と自己否定してしまい、気持ちが落ち込んでしまったりする。
あるいは、出来ない自分を「呆れられてしまったのでは?」「バカにされているのでは?」と他人のジャッジに敏感になり過ぎて振り回されてしまうということもあるでしょう。
誰だって人に迷惑をかければ申し訳ないと思うし、人に呆れられたいと思っている人なんていませんから、「なんとかしなくては」「このままではいけない」と考えて頑張り過ぎてしまうこともあるでしょう。
けれど、本当にあなたは出来ない人間なんでしょうか?
人に呆れられるような情けない人なんでしょうか?
こういうときって、自分の努力不足や環境に問題があるように考えがちですが、本当は自分で作ったルールや現状の誤った認識に振り回されているだけだとしたら、なんだか人生損していると思いませんか?
世の中には完璧な人なんていませんから、失敗することもあれば、精一杯の努力をしても上手くいかないこともあります。
そうでありながら、自分のことを「ダメな奴だ」「情けない人間だ」と罵るのは自分で自分をいじめているようなものではないでしょうか?
社会で生きていくには様々な制約がありますから、思うようにいかないこともありますし、価値観の違いによって他人から批判されることもあるでしょう。
けれど、僕達に出来ることは自分に出来るベストを尽くすことしか出来ません。
他人のジャッジや自分の決めたルールに振り回されていては、人生を楽しむ事は難しくなってしまいます。
だから、自分で自分のことを許してあげることって大切なことなんですね。
あなたは、何か失敗したり上手くいかないときは「いつも失敗ばかり…」「何をやっても上手くいかない」と、一度の失敗や出来事を悪いように一般化していませんか?
「いつも失敗ばかり…」 →「失敗するときもある」
「何をやっても出来ない」 →「上手く出来ないこともある」
こんなふうに状況を客観的に見て、自分で自分のことを許してあげよう。
自己否定してばかりいては、状況を改善しようとする意欲を持つことができませんし、他人の好意を素直に受け取ることが出来なくなってしまいます。
そうならないためにも、あなた自身が自分を許してあげることで、自分の気持ちを楽にしてあげよう。
大丈夫。
そんなに自分で自分のことを責めたりしなくていいんですよ。
フジモフは「ゲームのように自分の人生もリセットできたらいいのにな」と少年時代に思っていたことがあります。
人生のリセットボタンを押すことができれば、気に入らない未来になったときに何度もやり直すことが出来て、理想の現実にすることが出来るだろうと思っていたわけですね。
もちろん現実世界では過去の時間に遡ってやり直すことなんて出来ません。
けれども、人生のスタートラインはどのタイミングからでも自分で引くことが出来ます。
時間をさかのぼって過去のやり直しをすることは出来ませんが、人生のやり直しをするスタートラインは、いつからでも引き直せるんですね。
失敗からやり直したいという気持ちがあるのなら、悩んでいたってしかたありません。
これで全てが終わりというわけではないのだから、いちど立ち止まって「今」の状況を客観的に見たらいい。
それがわかったうえで、これから自分がどうしたいのか冷静になって考えてみる。
失敗したということは、ひとつの教訓を得たということですから過去の自分よりも賢くなっているわけです。
この教訓を活かすことが出来れば、失敗したと思った過去も「無駄なこと」「悪いこと」から、意味のある経験に変わるのではないでしょうか?
失敗した過去があるとクヨクヨと悩んでしまうものですが、本当は無意味なことなんかじゃなくて、どれも自分の人生に必要なことなんですね。

失敗は、人生をより良くするために必要なこと
人生の進むべき道を見失ったときは、いちど立ち止まって「今」がどんな状況なのか客観的に見てみよう。
あなたが失敗したと思った出来事は、将来に活かすための貴重な経験です。
二度と失敗しないようにしようと固いこと考えないで、これまでの経験をどう活かしたらいいのか考えてみよう。
そんなに心配しなくてもいいんですよ。
あなたが、どんな状況であっても大丈夫なんだから。
人生は何度でもやり直せるんだから。
何もかもうまくいかないという人は、こちらの記事も参考になるかもしれません。