自分を好きになることに条件を付ける人がいます。
勉強ができるようになったら、職場で出世したら、誰からも好かれるようになったら、自分の事を好きになれると思っている。
この条件が満たされていないと、自分を好きになってはいけないとさえ思っている。
理想の自分になっていないのに、自分の事を許したり好きになったりするなんて甘えているとさえ思っている。
そして、ここに苦しみが湧いてくる。
「こうじゃないと駄目」「こうあるべき」という理想の自分像があり、この条件を満たせない自分は許せないから、自分の事を執拗に責めたりする。
「どうしてできないんだ?」「こんなことも出来ないなんて、なんてダメな人間なんだ」「あの人は出来るのに私には出来ない…」今の自分の立ち位置や能力を無視して理想の自分を追い求め、出来なければ自分の事を執拗にいじめてしまう。
将来の理想像のことばかり考えて、今の自分には無関心だったりする。
自分のダメだと思うところを許す
今のそのままの自分で十分に素晴らしい人間なのですから、そのままの自分を受け入れてもいいのです。
完璧な人間なんていないのですから、出来ないことがあるのは当然のことです。
人によって得手不得手があるのですから、誰かと比べることにも意味はありません。
今の自分を許して好きになっていくことで、自信をもって楽しく生きられるようになると思うのです。
小さな成功体験をかさねる
いつも上手くいかないと思い自分の事を責めていては、どんな人でも辛いと思うでしょう。自分の事を認めていくことが出来れば、そもそも問題がないことに気づき自分に優しくなれるのです。
小さなことでも自分を褒めていくことで、小さな成功体験をかさねていけば自信をもつことが出来るようになります。
どんなことでもいいのです。
普段やることでも「いつも良くやってて偉いなぁ」といって褒めてあげる。
いままでは自分に厳しく接することで、自分をいじめるようなことをして辛い思いをしてきた。
けれど、これからは自分の事を褒めてあげましょう。
そうすれば、楽しい気持ちに自分をのせていくことが出来るようになるでしょう。
おわりに
厳しく接しないと怠けてしまい、将来が大変なことになると怖くなることってありますよね。
けれど、自分で自分のことを憂鬱になるほど責め続けることはやめた方がいいと思うのです。
もっと自分に自信を持っても良いし、もっと自分のことを好きになっても良いんだ。努力することと自分を追い詰めることは違うのだから、必要以上に苦労をかってでる必要はない。
自分を磨くことと自分を好きになることは両立しても良いのだから、自分の事を許したり褒めたりすることに条件を付けなくてもいい。
もっと人生を楽しんでもいい。
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