たのまれごとをされたら断れない、話をするときも相手に合わせてばかりで自分の意見が言えない、何かを決めるのも他人の意見が気になる。
こんなふうに、他人の意見ばかり優先させて自分の本音を我慢する生き方をしていませんか?
社会で上手に生きていくためには、他人の意見を優先しなくてはいけないときもあるでしょう。
けれど、どんなときでも他人の気持ちを優先していては、自分の本音をさしはさむ余地もなくなってしまいます。
「私だって忙しいのに、なんでこんな頑張らなくちゃいけないんだろう…」
「気を使ってばかりで、人の話し相手をするのは疲れちゃうな…」
他人の意見ばかり優先する他人本位の生き方は、自分の本音を曲げて相手を優先することですから、先に書いたような不満がたまるのは自然なことです。
いつか、この我慢が実を結ぶと期待したくなるかもしれませんが、相手はあなたが不満に思っていることに気付いていないことが多いですから。
こんなに頑張っているのに、どうしてわかってもらえないんだろうとストレスがたまっていくんだよね。
他人本位の生き方は生きづらい。
だから、もっと我儘に自分本位になることを意識してみませんか?
自分の評価を他人に求めると苦しくなる
自分の評価を他人に求めようとするのは、他人本位の苦しい考えかたです。
世の中には、自分のやったことを全て承認してくれる母親のような存在は多くはいません。
ごくごく一部の親しい人だけでしょう。
他人の評価を期待しても想像したとおりの評価を貰えるとは限らないですよね。
むしろ、私のほうが頑張っていると思っていた人が、自分より評価されるなんてこともあったりするんだよね。
自分の評価を他人に預けるのは、結局のところ他人の評価に振り回されて苦しくなるだけだと思うのです。
他人の意に沿うように行動する、他人本位の生き方は何処か息苦しい。
他人で例えるなら、本人の意向は無視して、こちらの都合だけを通すようなものなのだから、そりゃあ息苦しいし辛くなるよね。
他人本位で生きるってことは、それだけ自分に我慢させて雑に扱っているってことなんです。
あなたが、今まで他人にして欲しいと思っていたことは何ですか?
思いついた本音を他人にして貰おうとするんじゃなくて、自分で自分にしてあげよう。
自分本位の生き方とは
「自分本位」に生きるということは、自分の我を押し通すということではありません。
例えば、ふたりで旅行をするときに、旅行先に「京都へ行きたいなぁ~」と思っていても、相手は北海道がいいと主張するかもしれません。
それを聞いて「北海道もいいなぁ~」と思えれば北海道でもいいんです。
いいや、絶対に京都が良いと思うのなら、秋は京都にして冬に北海道へ行こうとか、じゃんけんで勝った方に行こうとか提案してみるなど、自分の本音を実現するよう努力する。
相手のために身を引くということではなく、自分の意見を言って納得して決める事が大事なんです。
忙しいときに仕事をたのまれたら「今は忙しいから、これくらいなら(無理なく出来る範囲)出来るけど、どうする?」と聞いてみる。
それによって相手も忙しいことがわかって、そういうことなら他の人にお願いしようとか、じゃあここだけお願いとなれば、お互いにストレスなく話を進めることが出来るんですね。
おわりに
「自分本位」に生きるとは、自分の気持ちを大切にしてあげるということです。
自分の考えを相手に押し付けるということではなく、自分の意見も相手の意見も尊重して自分が納得できる答えを出すことを目指す。
あなたが、他人に評価されたいと思っているのなら、まずは自分で自分を評価してあげよう。
自己評価が低くいと他人に評価してもらいたくなるものですが、自分のことを評価している人は、むやみに他人に評価してもらおうとはしません。
既に自己評価が高いのだから、誰かに評価してもらう必要性を感じないんですね。
それは、他のことにも言えます。
忙しいときに仕事をたのまれたら断ってもいいし、それじゃあ角が立つというのなら「今忙しいから、これくらいなら出来るけど」と言ったらいい。
私が我慢すれば丸く収まると、自分を犠牲にするからストレスがたまるんだ。
他人に合わせる生き方はもうやめよう。
あなたは、もっと我儘に生きてもいいと思うんだ。
他人本位に生きてしまうという人は、こちらの記事も参考になるかもしれません。