「みんなから好かれる必要はない」こんなことを言うと、みんなに嫌われると学校・仕事・近所づきあいに支障が出るから無理だという人がいます。
ですが、みんなから好かれようとするのをやめる=みんなから嫌われるではないと思うのです。
自分の嫌いな人、自分のことを嫌っている人に無理に好かれようとして、相手に合わせてばかりの都合のいい人になっても関係が良くなるとは限りません。
かえって相手に都合のいい人として認識されてしまい、雑に扱われてしまったり、相手の感情に振り回されてしまうことだってあるでしょう。
だから、自分が嫌いな人がいるのと同じように、誰かに嫌われてしまうこともあるって知っておくのは大切なことだと思うんだ。
人に執着すると、相手の些細な表情の変化だったり、どんなことを言われただとか・こんなことをされたとか、ひとつひとつのことを過剰に気にしてしまい疲れてしまい生きづらくなってしまいます。
そうならないためにも、みんなから好かれなくてもいいっていう気持ちを持つことが、自分を生きやすくする一つの方法だと思うのです。
どんなに良い人であっても、「周囲の人に媚を売っている」とやっかんで嫌う人だっています。
どんなに正しいことをしたと自分では思っていても、自分に落ち度がなかったとしても、自分を犠牲に頑張っていても、嫌いだという人だっているんですよ。
あなたに気の合う人や、合わない人がいるように、他の人にも相性というものがあって嫌われてしまうこともあるんですね。
それなのに、みんなに好かれようとしたり、人に嫌われないように人の頼みを断れなかったり、良い人に徹して自分を犠牲にしていたら、そりゃあクタクタに疲れてしまいますよね。
誰だって人に嫌われていい気持ちになんてなれませんから、人に嫌われたくないと思う気持ちはわかるけれど、そもそも誰にも嫌われないで生きるなんて無理な話なんだ。
だから、自分が一緒に居て楽しい人、安心できると思う人、自分らしく振舞っても嫌われない人を大切にすればいいんだよね。
学校・仕事・プライベートで嫌いな人でも仲良く付き合わないといけないなと思う場面もあるでしょう。
仕事ならお互いに協力しながら仕事をしないといけない場面もあるでしょうし、学校ならグループで行動しないといけないこともありますよね。
そのなかには「なんだか、この人合わないな」と思う人がいることもあるでしょうし、生理的に嫌悪感を感じる人がいることもあるかもしれません。
みんなと仲良くしようとする人は、この合わないなと思ったり不快に感じる人にも好かれようとするからストレスが溜まるんだよね。
嫌いな気持ちを我慢するのではなく「嫌いな人とは無理に付き合わない」「挨拶程度の浅い付き合いにしておこう」そんな風に思えば気持ちも楽になるのではないでしょうか?
世の中にはいろんな人がいますから、合わないと感じる人もいるでしょうし、相手にそう思われることもあるでしょう。
誰からも好かれる人って、本当はどこにもいないんだよね。
いつも人に囲まれているような人気者だって、やっぱり人に妬まれたりして意図せず嫌われてしまうことだってあるんだ。
そうでありながら、「皆から好かれよう」「良い人になろう」とするのは自分で自分を苦しめてしまうことになるのではないでしょうか?
嫌いな人は嫌いでもいいんだ。
もしも、あなたが他人から悪口を言われているのなら、その人がどんな人なのか観察してみよう。
いつも幸せそうにしている人ですか?
誰からも尊敬されるような立派な人ですか?
おそらく、そんな立派な人なんかじゃなくて、嫌な人だなぁと感じるような一緒にいたくない人なんじゃないかなと思うのです。
心が満たされている人は、他人の悪口なんて言いません。
あなたが、人生で最も幸せだったときを思い出してみてください。
誰かが憎いとか、気に入らないとか言っていましたか?
きっと、幸せな気持ちでいっぱいで、その瞬間を噛み締めていたんじゃないかと思うのです。
人の悪口を言う人は幸せな人じゃないんです。
むしろ不幸な気持ちで、不満ばかり溜まっている人なんですね。
あなたが、悪口を言う人のことを観察して嫌な人だなと思ったのなら、その感覚は正しいものだと思う。
自分の気持ちに背かずに、その人から距離を取ろう。
あなたは、悪口を言う人のゴミ捨て場じゃないんだから、自己肯定感を下げるようなことを言う人を自分の近くに置いてはいけないんだ。
僕たちは、自分の悪口を言われ続けると「私が悪いのかな?」「何か間違っているのかな?」と思いがちですが、悪口を言う人に言いたくなる理由があるだけなんですね。
他人が悪口を言いたくなる理由なんて、あなたには1ミリも関係ない事だし、どうにかしてあげられることでもなんだから、さっさと離れたほうがいいの。
幸せな人っていうのは、自分が嫌だなと思う人とは運悪く出会っても深く関わろうとしないの。
それは、自分を傷つける環境に居続けることを、自分で選択したということになるから。
あなたが、不幸な気持ちでいたいというのなら、ずっと一緒にいてもいいですよ。
悪口を言う人とも事情があって仲良くしないといけないんですって言う人がいるけれど、自分を不幸にする人の側にいる事情なんてあるのかな?
もしかすると、その事情はどうしても守らなくてはいけない事情じゃないかもしれないよ?
あなたが正しいと思っていることは、本当は間違っているのかもしれないよ?
世の中で悪口を言われたことがないという人は、おそらくいないと思うのです。
どんなに立派な人でも、どんなに愛されて生きてきた人でも、嫉妬されることだってあるんだ。
僕たちは、自分が変われば悪口を言われなくなると思いがちだけれど、そうじゃないこともあるんですね。
だから、悪口を言われやしないかと心配しなくてもいいんです。
残念だけど、知らないだけで誰でも言われているから。
悪口なんて聞かなくていいんだよ。
そういう人からは、離れたらいいんだ。
僕達は、何かを人にしてあげることで見返りを求めてしまうことがありますよね。
人に優しくしてあげたり、親切にしてあげたりして、自分にも同じように優しくしてほしいと期待してしまったりする。
あるいは、誰かに認めてもらうために、結果にこだわり必死に努力している人もいるかもしれません。
誰だって自分を犠牲にして尽くしてあげれば、これだけやったんだから、これだけよくしてあげたんだからって思ってしまうのは自然なことなのかもしれません。
けれど、お返しするかどうかは相手が決める事ですから、期待した見返りがあるとは限りません。
相手は十分に心をつくしたお返しをしたつもりでも、受け取る自分は期待外れだったということもあります。
自分が相手によくしてあげたつもりでも、相手には迷惑だったということもあるでしょう。
人間関係は相手のいることですから、思いどおりにはなかなかいかないものですよね。
大事なのは見返りを期待する人間関係ではなく、見返り無しでもやってあげたいと思う範囲で、出来ることをやることだと思うのです。
例えば、道に迷ってた人に行き場所を教えてあげたとしても、それについて何か見返りを求めることはしないですよね。
おそらく10分もすれば、道を教えたことなんて忘れてしまうでしょう。
見返りを求めないで人に優しくしたり、親切にすることって案外身近にあるんですよね。
見返りを求めると、期待外れに終わったときに「これだけしたのに」と不満に思ってしまいます。
自分が不満に思わない範囲でやってあげることが、ストレスを溜めずに生きる一つの方法だと思うのです。
僕達は、幼い頃に皆と仲良くしようねと教えられてきましたよね?
皆と仲良くなって楽しい付き合いが出来るなら、それにこしたことはないでしょう。
けれど、大人になるにつれて、人によって付き合いやすいと感じる人もいれば、苦手に感じる人も出てくるものです。
酷い場合は、この人とは二度とかかわりたくないというような、嫌いな人がいるということもあるでしょう。
皆と仲良くするというのは理想的な人間関係であるようにも見えますが、誰とでも仲良くするということは、こうした嫌な人とも仲良くしなくてはいけないということになります。
みんなと仲良くするのは悪いことではないのですが、人によっては人間関係での悩みが増えてしまう原因にもなりえるんだ。
だから、苦手な人や嫌いな人とは距離を置くなど無理に付き合おうとしないことが、辛い人間関係を減らすためにも大切になってくるんですね。
嫌いな人と距離を置くといっても、断りづらい状況というのもありますよね。
会社の飲み会だったり、苦手な人がいるグループの集まりだったり、できれば避けたいけれど誘いを断れないと思ったりする。
誰だって人に悪く思われたいと思う人なんていないでしょうし、仲間外れにされたくないと思うものですから、誘いを断ることで「嫌われてしまうかも」とか「ハブられてしまうかも」と恐れてしまうのは自然なことだと思うのです。
けれど、誘いを断ることはそんなに悪いことなんでしょうか?
嫌な人と一緒に過ごして、それで楽しく過ごせるのでしょうか?
もちろん、断ることによって人に責められることもあるかもしれませんが、それはあなたの問題ではなく相手の問題です。
あなたを責める人は「付き合いが悪い人はダメだ」とか「私も我慢しているのに!」と不満があるなど、自分の都合でイライラしているだけなんだよね。
イライラしている人の機嫌を取るために、自分がイライラするようなことをしては元も子もありません。
誰と付き合うかを決める基準は、他人が決めることではなく、自分が「気分が良くない」と感じる場所を避けて「楽しい」と思える関係を選んでいくことだと思うんだ。
あなたは、誘いを断ることも、応じることも、どちらも自分で選んでもいい。
大切なのは、あなたが一緒にいて心地いいと思える関係を選んでいくことなんだ。
思い切って誘いを断ったけれど、時間がたつにつれて後悔してしまう人もいるかもしれません。
「やっぱり、参加したほうがよかったんじゃ…」
「付き合いが悪い人と思われたかもしれない…」
「相手を傷つけてしまったかも…」
こんなふうに考えて、やっぱり断らなければよかったと後悔してしまう。
けれど、誘いを断ったのが「相手と距離を置きたい」ということだったり「この人が嫌い」ということだったのなら、嫌われたっていいんじゃないでしょうか?
嫌いな人に嫌われて相手から距離を置かれたとしても、それは自分の「一緒にいたくない」と望んだとおりになっただけなのだから、堂々としていたら良いんですよ。
みんなと無理に仲良くしなくてもいいい。
誰かの誘いに応じてもいいし、断ってもいい。
相手によって付き合い方を変えるのは普通のこと。
自分が気持ちいいと感じる人間関係や環境を選んであげて、心穏やかに毎日を過ごせるようにしてあげよう。
世の中には嫌われたからといって、なんら自分の人生に影響がないという人もいます。
滅多に会わない人や、会わなくても困らない人に嫌われたからといって、自分の人生に重大な影響があるわけではないんですね。
もちろん人に嫌われれば誰だって嫌な気持ちにもなりますが、自分の人生には影響がないのですから時がたてば嫌な気持ちも無くなります。
この人とは仲良くなっていた方がいいという人も世の中にはいますが、出会う人全てと仲良しではなくてもいいのですから、もう少し人間関係を気楽に考えてもいいのではないでしょうか?
あなたにとって、仲良くなっておいた方がいい人は誰ですか?
あなたにとって、不仲でも問題ない人は誰でしょう?
あなたにとって大切な人や仲良くなっておいた方がいい人と関係よよくするために全力を注ごう。
そうでない人は、それなりでいいんだ。
みんなに好かれようとして相手に合わせても、みんなから好かれることはないんだよね。
どんなに気を使ったって嫌われてしまうこともあるのだから、そこにこだわっても疲れてしまうだけです。
あなたへの好き嫌いは相手の決めることで、自分でコントロール出来ることではないのだから、そこにこだわるのはやめましょう。
たとえ、誰かに嫌われたとしても「みんなから好かれる必要はない」ともっと気楽に考えても良いと思うのです。
自分が苦手だなと思ったり、嫌いだなと思った人は嫌いなままでいいんですよ。
「挨拶程度の付き合いにしておこう」など、無理に仲良くしようとせずに付き合い方を工夫しましょう。
人に期待し過ぎると、相手も自分も苦しくなります。
自分のやってあげたことに見返りを期待するのではなく、自分からやってあげたいと思う範囲にとどめておきましょう。
誰からも好かれようとしてしまう人は、こちらの記事も参考になるかもしれません。