あとで冷静になって考えてみたら、たいしたことじゃなかったなと思うことがありますよね。
初めてやることを「失敗せずに出来るだろうか?」と心配していたけれど、やってみるとたいしたことがなかったとか、人に酷いことを言われて傷ついていたけど、気にするほどのことじゃなかったと思ったり。
些細なことでもクヨクヨと悩んで何日も嫌な気持ちを引きずる自分に、なんでこんなにネガティブなんだと嫌になる。
もっと前向きになれればいいのにと思うけれど、気が付いたらネガティブなことばかりを考えているんだよね。
こんなふうになってしまうのは何故なんだろう?
そうではない人は、どうしているんだろう?
今日は、些細なこと、なんでもないことに傷ついてしまう癖がついている人について考えてみたいと思います。
些細なことで傷つく理由
あなたが、些細なことや、なんでもないことに傷ついてしまうのは、自己評価が低いから。
自分のことを認めていないから、初めてやることにも不安になるし、些細なことを言われても過剰に反応して傷ついてしまうんだ。
あなたは、いつも頭の中で「自分はダメな人間だ」「人に嫌われている」「将来に何の希望もない」と、自分のことを傷つけるようなことを言っていませんか?
自己否定が癖づいている状態で物事を見ると、些細なことでも自分が悪いように感じたり、相手の拒否反応を極端に恐れるようになります。
例えば、ご近所の人に挨拶したら返事がなかったとします。
自己評価が低い人は、このようなときに「何か怒らせるようなことをしたかな?」と悩んでしまいます。
現実には、挨拶が聞こえなかっただけかもしれませんし、たまたま嫌なことがあって不機嫌だっただけかもしれません。
挨拶がないのは相手の方に理由があるかもしれないのに、自分のせいにしてクヨクヨ悩んでしまうんですね。
さっさと違うことをして気晴らしをすればいいのですが、クヨクヨと悩みを深めてしまう人は、そういうことをしません。
モヤモヤとした気持ちをずっと引きずってしまい、悩みに悩んで嫌な気持ちを深めてしまうんですね
自己否定をする癖がある人って意識してやっていないから、自分で自分にひどいことを言っていることに気付いていない人が多いんです。
嫌な気持ちになることが思い浮かんだら、「このことを他人に言ったらどう思われるだろう?」と考えてみよう。
きっと、相手を怒らせてしまうひ酷い言葉だと気づくでしょう。
そんなこと、自分にも他人にも言ってはいけないんだ。
些細なことに傷つく人は、自分の事を許してあげよう
「まだまだ、努力が足りない」とか「今のままじゃダメだ」とかありのままの自分を受け入れてもらえないと思うと、どうしても苦しくなってしまいます。
世の中いろんな人がいて、いろんな考え方の人がいるのだから、みんなと同じじゃなくてもいいし、そんなに完璧じゃなくてもいいんだよ。
人に何かを言われたとしても、他人が自分の人生の責任を取ってくれるわけではないのだから、「人は人」「自分は自分」とどこか割り切って考えていくことが大事だと思うのです。
他人の評価を過剰に気にしていては、その言葉や行動に振り回されて自分を見失ってしまいます。
他人に嫌われたくないと気持ちを押し殺したりするのではなく、いたらないところがある自分を許して、自分の気持ちを大切にしてあげよう。
おわりに
あなたは、これまで自分にダメ出しばかりして、自己評価を下げてきたのかもしれません。
自己評価が下がれば自分のやることに自信が持てなかったり、他人の言うことに過剰に反応して深く傷ついたりします。
自分のことを肯定的に考えられないって、それだけ損な考え方なんですね。
だから、嫌な気持ちになる考えが浮かんだら「このことを他人に言ったらどう思われるだろう?」と考えて、ネガティブな考えをストップすることって大切なことなんですよ。
そして、自分のことを許して褒めてあげてください。
世の中に完璧な人なんていないんだから、ちゃんとしてないところがあったって良いんです。
できない事があっても、「それでいい」と許して今の自分にできている事を褒めてあげよう。
そうする事で、「自分にはこれがある」と肯定的に考える事ができるようになり、些細なことに傷つく事も少なくなっていくでしょう。
些細なことで傷ついてしまうと感じる人は、こちらの記事も参考になるかもしれません。