学校だったり、職場だったり、家庭だったりに「居場所がないな」とか「居心地が悪いな」とか「辛くてここに居たくないな」と感じている人へ・・・
人にはそれぞれ得意なことや苦手なことがあるように、自分らしくいられる居心地のいい場所もあれば、我慢が続くような居心地の悪い場所もありますよね。
居心地悪いと感じる原因にあげられる理由は、人間関係の悩みがあるという人が多いでしょう。
学校での友達や先生との関係、職場での同僚や上司との関係、家庭における家族との関係など、社会生活をしていれば親しい人からそうでない人まで多種多様な人達とかかわるわけですから、その中に合わないと感じる人がいるのは自然なことだと思うのです。
会社での人間関係が悪ければ、仕事がやりにくくなることもあるでしょうし、酷いときにはいじめにあう事もあるかもしれません。
家族との関係に悩みがある人は、本来ならくつろげる場所の自宅が危険な場所となることもあります。
そうしたなかで、何処にも逃げ場が無いという人は、本当に気持ちが追い詰められてしまいますよね。
「誰にも助けてもらえない」「何処にも居場所がない」と感じる事もあるかもしれません。
追い詰められた気持ちのときは何かとネガティブに捉えがちですが、そんな気持ちにのみ込まれないでくださいね。
自分を追い詰めないで。
「逃げてはいけない」「逃げても同じような悩みをもつ」と考えて、辛い我慢をし続ける人もいるかもしれません。
学校行きたくないけど、両親に心配かけたくない・・・
仕事辞めたいけれど、辞めても同じような悩みを持って辞めることになるかもしれない・・・
家にいるとストレスを感じることばかりだけど、何処にも行き場所がないし・・・
こんなふうに考えて、逃げることを「してはいけないこと」だと禁止してしまう。
けれども、辛いことを耐え忍ぶ毎日は、どんな人でも辛い毎日だと思うんです。
人生には頑張らなくてはいけないときもあるけれど、自分を追い込み過ぎると精神的にいっぱいいっぱいになったり、酷いときは病気になってしまう事もあります。
どんな人にも合わない場所や人がいるのですから、自分のことを追い詰め過ぎないようにしてくださいね。
逃げてもいい
逃げるというと、なんだか悪いことをしているような、負けたような気持ちになる人もいるかもしれません。
逃げること無く困難と向き合うことは大切なことですし、困難と向き合うことで自分を大きく成長させてくれることもありますよね。
けれど、自分には向かないことだったり、出来ないことを無理にしようとすると自分を余計に苦しめることになるかもしれません。
向かないこと、出来ないことばかり自分に強いておきながら、「自分はダメな人間だ」「できないことばかり」と自分を責めていたら誰だって苦しい生き方だと思うのです。
逃げてはいけないと自分をむやみに追い詰めるのではなく、逃げてもいいよと「逃げる」選択肢を増やしてみよう。
逃げてはいけないと選択肢を狭めてしまうと、「逃げたくても逃げられない」と気持ちが追い詰められてしまうかもしれませんが、「逃げてもいい」と選択肢を増やしてあげれば、実際に逃げるかどうかに関わらず「逃げ道」があるぶん随分と気持ちが違うんですね。
仕事は絶対にやめられないと思うとずっと辛いですが、辞めてもいいけどあと一ヶ月だけ頑張って判断しようと考えると、ちょっと先に逃げ道があるだけ気持ちに余裕が持てるんだ。
自分の気持ちに逃げ道を作ってあげるって大事なこと。
むやみに自分を追い詰めるようなことを考えないで、本音の逃げ道作ってあげようよ。
素の自分でいられる居場所を探す
学校でも、職場でも、家庭でも、それぞれの立場というものがあって、なかなか素の自分を出す機会がないという人も多いかもしれません。
自分らしい振る舞いよりも立場によって期待されている振る舞いを演じるという人もいるでしょう。
けれど、いつも他人に期待されるような振る舞いをしていたら誰だって疲れてしまうから、あまり気を使わずに素の自分でいられる居場所が一つでもあったら楽でいられると思うのです。
習い事をするのでもいいし、趣味のコミュニティに参加してもいいし、同じ悩みを持つ人のコミュニティに参加するのもいいかもしれません。
普段とは違う距離感の人や共通の悩みを持つ人となら、今まで話せなかったことを相談出来たり、自分らしく振舞うことも出来るのではないでしょうか?
現状維持の我慢だけでは辛さが積もっていくだけかもしれませんが、学校でも、職場でも、家庭でもない心の逃げ場所があれば生きがいをもって暮らせると思うのです。
まとめ
逃げるということは、必ずしも自分を堕落させるものではありません。
ときには逃げることも自分の身を守るためには必要なこともあるんだ。
我慢し続けることで身体や心がクタクタになってしまっては、目の前の出来事を余裕をもって楽しむことができなくなるでしょう。
肩肘張ってグッと堪える人生ではなく、柳のように逃げ道がある人生の方が楽に生きられると思うのです。
自分の居場所がないと感じる人は、こちらの記事も参考になるかもしれません。