人間関係で人とどんな距離感で接したらいいかわからないという人は多いのではないでしょうか?
ひとことで人との心の距離感といっても、唯一無二の正解があるわけではないし、相手によって変わってくることなので余計にそう感じるのかもしれません。
初対面の人と話してみて、相性があって仲良くできそうと思ったり、ちょっと苦手だなと思う人だったり、絶対に無理だと思う人もいると思います。
相手との相性に応じて、心の距離感というのは実に様々に変わってくるんですよね。
だからこそ、相手と向きあって距離を測っていくことが大事になってくるのだと思うのです。
自分の素を出せる環境を作る
他人と居心地のいい距離感にしようと思ったら、自分のことを素直に出していくことも大事です。
自分のことを出すと嫌われると思ったり、受け入れてもらえないと思っていたら自分のことを隠そうとしてしまう。
素の自分のことを隠しているわけですから、本当の意味で相手に受け入れてもらったとは言えないかもしれません。
「こんなこと言ったら嫌われるかな」とか「こんなことしたらバカにされるかな」とかアレコレ考えることで忙しくて、なんだか落ち着かないし一緒に居ても疎外感を感じたり孤独感を感じたりするんだよね。
それでは自分が辛くなるだけだし、せっかく出会えたのだから相手に自分のことを知ってもらういい機会だと思って自分を出していくといいと思うんだ。
家庭での立場や、職場での立場や、学校での立場など、場所によって自分の立ち位置や立場により人との距離感が変わることもあるでしょう。
普段通っている場所に自分の素を出せる場所がなかった場合は、自分の素を出せる場所を探してみるといいと思うのです。
習い事でもいいし、趣味のコミュニティでもいいし、悩みがあるのなら同じ悩みを持つ人とのコミュニティに参加するのも良いかもしれません。
肩肘張らず、丁度いいい距離感で過ごせる場所があれば、今よりずっと楽に暮らすことも出来ると思うんだよね。
自分の問題と他人の問題を切り分ける
誰かの問題を、自分の問題のように感じることがあるかもしれません。
誰かが不機嫌だったときに、「私が何かしたのかな?」と思ったりする。
あいさつしても返事がないけど、「私が何かしたのかな?」って不安になったりする。
けれど、相手の機嫌の良し悪しは相手の問題なのだから、自分の問題のように感じる必要はないんだよね。
たまたま何かがあって不機嫌になっているのかもしれないし、そもそも不機嫌そうに見えただけかもしれない。
自分に落ち度があることがわかってから自分の問題になるわけで、そのとき反省すればいいんだ。
返事をしてくれないのは「私が何かしたからだ」と深読みし過ぎると、自分で自分を苦しめることになります。
何でも自分に関係あるように考えるのではなく、相手の問題と、自分の問題を分けて考えるようにしよう。
おわりに
どんな人であっても完璧な人間にはれないし不完全な存在です。
「こんなこと言ったら嫌われるかな」と思ったり、「こんなことしたらバカにされるかな」と思って、コミュニケーションの失敗を恐れていたら自分を隠すことしか出来なくなります。
そうではなくて、自分が不完全な人間であることを認めて、もっと自分の素を出していくといいと思うんだ。
世の中の人みんなと仲良くする必要はないのだから、自分の素を出せるような、気取らなくてもいいような、そんな人たちと仲良くしていけばいいと思うのです。
相手があなたをどう思うかは相手の問題。
「人は人」「私は私」と考えて、あなたはあなたらしく生きたらいい。
他の誰かの思うように生きなくてもいいし、自由に決めてもいいんだ。
それが、あなたが楽に生きるための1つの方法だと思うのです。
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