「ほっといてくだされ」
「わしはこの川の流れを見ながら、この国の行く末を案じているだけじゃて」
フジモフが大好きなドラゴンクエストⅤで、なんだか妙に印象に残っているワンシーン。
寒空の中で川の畔に一人でじっとしている老人の身体を案じて、主人公の父親が声かけたときに応えるセリフです。
どうして印象に残ったのかというと、こういうことって結構自分でもやっているなと共感できるからだと思うんですね。
嫌なことを思いだしては繰り返し考えてしまう、将来のことを心配して考えても仕方がないことをずーと考え続ける。
無駄だと頭では分かっているんだけれど、なかなかスパッと止められなかったりするんですよね。
忙しいときは考えている余裕がないけれど、お風呂に入ったり、暇でネットを見ているようなリラックスしたときに、ついつい考えてしまう。
こういう自分の辛いストーリーに気持ちが浸ってしまうと、本当に辛いんですよね。
だったら止めればいいじゃないかと周囲の人は言うかもしれないけれど、それが出来たら苦労はしないというのが本音でしょう。
今日は、嫌なことを考えてしまうのを止めたいと思っている人が、どうすればいいのかを考えてみたいと思います。
気持ちの切り替えることをする
ジッとしていたり、リラックスしている状態のときに嫌なことを考えてしまう場合は、違うことをやってみるのも良いと思うのです。
辛いストーリーに浸って心が苦しくなったり、ストレスが溜まって身体を壊してしまっては元も子もありません。
もう、嫌なことや辛い思いをしないためにも、違うことに集中することによって気持ちをリセットしましょう。
フジモフが気持ちをリセットするときは、掃除や外出をすることが多いんです。
あまり時間がないときなんかは、愛犬の歌子さんをつれて散歩に行ったりしてます。
彼女は大の散歩好きなので、いつでも僕の散歩に付き合ってくれるので非常に助かってます。(笑)
外出すると綺麗な夕陽を見たり、銀杏の葉を見て季節を感じたり色々な刺激を受けて気持ちを切り替えやすいんですよね。
掃除をして、気持ちを切り替えることもあります。
汚れの目立つところを重点的に掃除したりすると意外と集中出来るんですよね。
掃除が終わった後は、綺麗な部屋で過ごすことが出来ますから気持ちもスッキリするのでお勧めです。
嫌なことや辛いことを繰り返し思い出すような状況に自らを置く必要はありません。
積極的に他のことに集中することで、気持ちをリセットしましょう。
自分と向き合う
あなたは、嫌な思いをする状況をずっと我慢しているかもしれません。
甘えたことを考えてはいけないと思っているかもしれません
人に迷惑をかけてはいけないと思っているかもしれません
人嫌われてしまうのではないかと思っているかもしれません
けれど、本当にそうなのでしょうか?
あなたは、本当にこれからも我慢し続けないといけないのでしょうか?
もう、いい加減に嫌な気持ちから解放されたいと思っているから、この記事を読んでみようと思われたのではないでしょうか?
もしそうなら、自分と向き合い解決策を考えてみるのもいいかもしれません。
人のことを変えることはなかなか出来ませんが、自分のことは自分で変えることが出来ます。
置かれた状況の中で、今の自分が出来ることから始めてみる。
大きく変えようとするのではなく、自分が「これくらいならいいかな」と思えることから少しづつ変えていく。
大事なことは、自分のことを大切にするということ。
少しくらい人に甘えたっていいし、迷惑をかけたっていい。
人生は人気者コンテストじゃないんだから、みんなに好かれる必要はないんだ。
もう我慢はやめよう、これまで我慢をしてきた原因を手放すために、出来ることから始めてみよう。
おわりに
冒頭で話したドラゴンクエストのおじいさんは、王国の問題解決後に「これもわしが川の流れを見ながら国の行く末を案じていたおかげじゃな」と調子の良いことを言います。(笑)
もちろん、川の流れを見ながら未来を案じても問題は解決しませんよね。
とはいえ、嫌なことや将来の不安があったら、どんな人だって嫌な気持ちに囚われてしまうのは当然のことだと思うのです。
嫌なことを思い出して思考のループにはまってしまったら、気持ちを切り替えるために他のことに集中して気持ちをリセットしましょう。
人を変えるのは難しいけれど、自分を変えることは出来ます。
そのときは、自分が我慢をするということではなく、自分を大切にすることを考えてください。
不当な扱いを受けたら抗議してもいいし、誰にも甘えられないと思っていたら信頼できる人に甘える練習をしてみましょう。
大事なのは、自分を大切にするということ。
嫌な状況に自らを置いて自分を粗末に扱うのは、もうやめましょうね。
嫌なことを考えてしまう癖があるひとは、こちらの記事も参考になるかもしれません。