自分の気持ちに素直になれないときってありますよね。
本当は甘えたい気持ちがあるのに、その気持ちをストレートに言えないときがありますよね。
甘えることを恥ずかしく感じたり、拒絶された過去があって傷つかないために、甘えたい気持ちを抑えてしまう。
あのときはもっと甘えたかったけど、それが出来ずに寂しかった…
一生懸命頑張ったけれど、褒めて貰えなくて悲しかった…
こんな過去の経験や思いがあって、あんな寂しい思いはしたくない、あんな風に落ち込む経験は二度としたくないと強く思うようになる。
自分の本心は甘えたい気持ちがあるけれど、欲しかったものが手に入らないのなら、期待なんて最初から無かったことにした方が傷つかないですむ。
だから、そんな期待は最初から無かったんだと、自分に嘘をついて気持ちを抑え込もうとする。
最初から甘えることを諦めてしまう人もいるでしょう。
お母さん(お父さん)に言っても理解してもらえないから…
夫(嫁)に言っても、甘えさせてもらえないから…
あの人に言っても、困らせてしまうだけだから…
こんなふうに考えて、甘えることは諦めてしまおうと自分の感情を抑え込もうとしたりする。
だけど、自分の甘えたい気持ちを抑え込もうとしたり、無かったことにしようとしても、なんだか心が満たされない気持になるんだよね。
甘えたい気持ちを抑えている人は、自分の感情と向き合い、素直に受け止めてあげるといいと思うのです。
甘える期待を無かったことにしたり、甘えることを諦めてしまうのではなく、どんなときに寂しいと感じたのか、どんなときに悲しいと感じたのか、自分の感情と向き合ってみる。
あのときはもっと甘えたかったけど、それが出来ずに寂しかった…
一生懸命頑張ったけれど、褒めて貰えなくて悲しかった…
自分と向き合い、これまで抑え込んでいた気持ちを優しく受け止めてあげよう。
私は、あのとき甘えることが出来なくて寂しかったんだな…
私は、あのとき頑張ったのに褒めて貰えなくて、悲しかったんだな…
そんなふうに考えて、自分の気持ちを優しく受け止めてあげる。
甘えの気持ちは誰にでもある自然な感情です。
あなたは、甘えることは悪いことのように感じていたかもしれないけれど、そうなことは決してないんだ。
あなたは甘えたい人に甘えてもいいし、それだけの価値がある存在なんだ。
過去にあなたが甘えることが出来なかったのは、周囲の人が甘えを許す余裕がなかっただけかもしれない。
周囲の人が頼って欲しいと思っているのに、最初から無理だと諦めていただけかもしれない。
あなたが甘えたいと思った人に、素直に甘えを表現してみよう。
それが、あなたの気持ちを満たしてくれる1つの方法だと思うのです。
あなたの甘える気持ちを、相手が受け止めてくれないこともあるかもしれません。
けれど、自分の気持ちに向き合い甘えることを許さない人の気持ちを知ったあなたなら、相手の気持ちになって考えてあげることが出来るかもしれません。
あなたが甘えることを許されなかったのは、相手も自分が人に甘えることを許すことが出来ずに、葛藤した気持ちを持っていたからかもしれません。
自分の甘えた気持ちを許さないと、人の甘えた気持ちを許せなくなります。
「私はこんなに我慢しているのに、あの人は何だ!」と許せない気持ちになります。
自分の甘えた気持ちを許したり、甘えたい人に素直に甘えることは大切なことなんだよね。
だから、上手くいかないこともあるかもしれないけれど、甘えたい人に素直に甘えてみよう。
もう大人だからとか余計なことは考えずに、自分の甘えたい気持ちをどう満たしてあげようか考えてみよう。
あなたは、もっと自分のことを大切に扱ってもいいと思うのです。
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