他人と自分を比較して落ち込んでしまうということがありますよね。
あの人は誰とでも仲良くなれて人気者なのに、私は不器用だからな…
同期のアイツは仕事が出来てどんどん出世しているのに、私はヒラのまま…
こんなふうに他人と自分を比較して嫉妬したり落ち込んだりすると、心が苦しくなって毎日が辛くなってしまう。
他人と比べて自分に不満を感じたり落ち込んでしまうのは、自分で自分をいじめることと同じだと思うのです。
私には、あの人のような明るさや誰とでも打ち解ける魅力がない、あの人のように仕事が出来るようになれないと感じて、それに比べて「私には何もない」となんだか自分のことが情けなくなってくる。
だから、他人と比較することをやめたいと頭では思っているんだけれど、なかなか上手くいかない。
あの人は出来るけれど私には出来ない…
あの人は給料が高いけれど私は安い…
あの人は医者だけど、私は…
こんなふうに何度も考えてしまい、あの人に負けている、自分には価値がないと落ち込んでしまう。
けれど、本当にそうなんでしょうか?
あなたか感じているように、人と比べて「何もない」のでしょうか?
あなたの過去を振り返ってみて、誰かにすごいと言われたり、感謝されたことはないでしょうか?
今迄出来なかったことが出来るようになったり、大好きなことに夢中になったことはないでしょうか?
あなたは、人とくらべて「私には何もない」と思ったかもしれないけれど、振り返ってみると何かが「ある」かもしれない。
あなたとくらべたその人は、あなたとは別の人間なんだよね。
あなたが簡単に出来てしまうことが、くらべた人には難しいと感じることだってあるんだ。
くらべた人に出来ることが、あなたも出来なくてはいけないことではないんだよね。
あなたにしか出来ないことが、あなたらしい役割がきっとあると思うんだ。
過去を振り返っても「ない」と感じる人は、これから作ってみるのもいいかもしれません。
小石を一つ一つ上に積み上げていくように、焦らずじっくりやっていく。
上手な人と比べて自分が下手だと落ち込んでいたら、努力することを憎んでしまいます。
だから、誰かと比べてしまうのではなく、「人は人、自分は自分」と割り切って過去の自分とくらべてみる。
以前よりも早く出来るようになった。
昔よりも綺麗に出来るようになった。
前より上手くなった。
このように考えて、自分が少しずつ成長していることを喜ぶことが出来たらいいですね。
他人と比べる自分は、自分を正確にはかれていないと思うんだ。
比較することについて自分の現在位置はわかるかもしれないけれど、自分の価値ははかれないと思うのです。
だから、人と比べて「私は何もない」から情けないと自分を責めたくなったら、自分が「そう思った」だけで、本当にそうなのか疑ってみるといいかもしれない。
あなたが「ない」と感じたところに注目するのではなく、あなたにしか出来ないこと、あなたらしい役割を探してみよう。
他人と比べて自分を否定的に考えてしまう人は、こちらの記事が参考になるかもしれません。