僕達は何かと競争することに慣れてしまっているのかなと思うことがあるのです。
学校での成績だったり
会社の業績だったり
仕事の出来不出来だったり
僕達は、勝った負けたと一喜一憂する。
競争ばかりしていると勝ちか負けか、白か黒かといった二元論的な考え方をしてしまい、結果が出なければ今迄の苦労は全て無駄のように感じてしまったりするんだよね。
だから、自分が勝つことが大切だったし、同じチームが勝つことが大切で、周囲の人間を仲間としてではなく競争相手として見てしまう。
お互いを高めあおうとするのではなく、勝つためには相手を負かさないといけないと思って戦いを挑んできた。
そうじゃないと生きていけないと思ってきたし、それが正しいことだと思ってきた。
けれど、なんだか生きづらい。
この生き方を続けるためには、自分がずっと勝ち続けないといけないんだから、そりゃあ辛いよね。
負けたらどうしよう…
失敗したらどうしよう…
一番じゃなくなったら、どうしよう…
こんなふうに考えて、戦わなくちゃいけない、勝たなくちゃいけないと思ったのは誰でしょうか?
勝ち続けるという理想と、それが難しいという現実に心の中で戦いを起こしているのは誰でしょう?
僕達は何かと競って勝とうとしてしまいます。
けれど、本当はライバルに勝とうとしたのではなくて、自分の理想と戦っていただけなんだよね。
競争相手と戦っているのではなく、「勝たなきゃ大変なことになる」って自分で自分と戦っていたんだ。
争わなくても良かったのに、勝たなきゃいけないって思っただけなんだ。
あなたはこれまで自分のことで精一杯で、周囲の人に目を向けることが出来なかったのかもしれません。
他人のアドバイスや賞賛を、素直に受け取ることが出来なかったかもしれません。
だけどこれからは、もっと自分の気持ちに素直になってみたらいいと思うんだ。
勝たなきゃいけない、負けちゃいけないって戦闘態勢に入るのではなく、もっと自分のことを大切にしたらいいと思うんだ。
自分のことを自分で認め受け入れてあげないと、誰の言葉も敵意があるように感じてしまい素直にアドバイスを受け取ることが出来なくなります。
あなたはもっと自分に優しくなってもいいし、自分の価値観を尊重してあげてもいいんだ。
他の誰かと価値観が合わないかもしれない…
価値観が合わずに怒れたり嫌われたりするかもしれない…
それでもいいんだよ。
自分にOKをだして「これでいい」って思ってみよう。
自分が好きだと思うことを、「それじゃダメだ」とか「そんなことしても意味がない」とか余計なことは考えずに、自分の気持ちに素直になろう。
みんながあなたと同じ考えじゃなくてもいいし、あなたもみんなと同じじゃなくてもいいんだ。
みんなと仲良くしなくてもいいし、好きな人や一緒にいると居心地のいい人を選んで仲良くしたらいいんだ。
あなたは自分の人生を自由に選んでもいいし、自分を大切にしていくといいと思うのです。
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