僕達は出来なかったことを振り返って後悔することは多いけれど、できたことについて振り返ることはあまりしないですよね。
「あれができなかった」「これも失敗してしまった」「あ~あ…なんてダメな奴なんだろう」と落ち込んだり後悔したりする。
自分でできたことを評価するなんて、なんだかナルシストのように自画自賛しているようで落ち着かないし、みっともないよと思うかもしれません。
けれど、自分が「できた」ことを振り返ることは自分が自信を持つには必要なことだと思うのです。
あなたは自分のことについて、もっとポジティブになってもいいと思うんだ。
他人の評価に依存しない
自分が「できたこと」「上手くいったこと」に目を向けることは大切なことだと思うのです。
けれど、自分が達成したことを「私に出来ることなら誰でもできる」とか「こんな事たいしたことないよ」と言って素直に自分でできたことを評価しないのは、謙遜というより自分を低く評価して自分を小さく見せようとしているようです。
だったら人から低い評価なら良いのかというとそうではなくて、「誰かに認めて貰いたい」とか「受け入れてもらいたい」とか考えるんだよね。
自分の存在価値を他の誰かに認めて貰いたいと思うのは、誰にでもある欲求なのだから、そう思ってしまうのは仕方がないことなのかもしれません。
けれど、自分が望むように誰かが認めてくれるとはかぎらないし、その期待を裏切られて傷ついてしまうのは勿体ないと思うんだ。
あなたが他の誰かに役立つ存在であることが、そのままあなたの存在価値につながるわけじゃない。
あなたは、今のままでも、どんな自分であっても、他の誰が何と言おうが、世界にたった一人しかいない、かけがえのない存在なんだ。
そうであるにもかかわらず、他人の役に立てないから存在価値がないと言うのは、他人の都合であってあなたの都合じゃないんだ。
だから、他人の言う価値観を真に受けるのではなく、自分の価値は自分で決めてもいいと思うんだよね。
自分で自分を認める
自分にできたことが自分の力だけで成し遂げたというような、自分が自分がという言い方をすると他人の反感を買うかもしれません。
だから、自分のできたことを他人に「たいしたことないですよ」と言うことも必要なときがあるでしょう。
けれど、自分で自分を肯定的に考えることを否定する必要はないと思うのです。
自分で「できたこと」「上手くいったこと」を自分で認めてあげよう。
「できた」という成功体験を認めて、しっかり味わってみよう。
小さなことでも「やったね!」って思ってもいいし、「もしかして才能あるかも?」ってはしゃいでもいい。
大切なのは「できたこと」に目を向けること。
失敗したときに深刻に捉えて「あちゃ~…やってしまった」とクヨクヨ考えるよりも、できたことに目を向けることで「次はもっとこうしたい」と前向きに考えることも出来ると思うのです。
おわりに
僕達は、他の誰からも賞賛されるような特別に優れた存在じゃなくてもいいし、特別に誰かの役にたっている必要はないと思うのです。
「誰かの役に立ちたい!」「もっと上手くなりたい!」と主体的に考えて行動するのならいいと思うのですが、他人の評価を気にして受け身の気持ちですると苦しくなります。
他人の評価を気にするあまり、役に立たない自分、できない自分に出会うたびに落ち込み自信を削がれてしまう。
これでは、いつまでたったも自信が持てないし、なにより生きづらいと思いませんか?
世の中に完璧な人間がいないように、あなたにも得意なことや苦手なことがあると思うのです。
小さな「できた」経験を積み重ねていくことで自信を持つことができたら、「私にはこれがある」「私はこれが出来る」と思うことも出来るのではないでしょうか?
だから、自分が「できたこと」「上手くいったこと」に目を向けよう。
「もっと上手くなりたい!」「次はこうしたい!」と思ったらしめたものです。
あなたは自分のできたことについてポジティブになってもいいし、自分の価値は自分で決めてもいいんだ。
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