どんなに必要なことでも、毎日続けていると疲れが溜まって「今日はやりたくないな」と思うときがありますよね。
勉強しないといけないのに、「もう疲れたな…」と感じてなかなか意欲が湧いてこない。
机の前に座って勉強しなきゃって気持ちが焦るばかりで、勉強に集中できずに捗らないから「ああ、もう!」ってイライラして余計に勉強が進まなかったりする。
こうしている間にも周囲の人は頑張って努力を続けているはずだから、このままでは皆からどんどん遅れてしまうかもしれない。
みんなに遅れないためには、無理をしてでもやらなきゃいけないと思って心の中は焦りと不安でいっぱい。
だから、勉強が捗らなかった分も取り戻そうと無理なスケジュールで頑張ろうとするんだよね。
けれど、1日~2日の短期間ならいざ知らず、数ヶ月に及ぶような無理な努力は自分の身体に疲労を蓄積させ、やがては「やる気」を失わせてしまうんだ。
今日は、燃え尽きるほどの努力を自分に課してしまい、疲れ果てて勉強の意欲を失ってしまった人のことについて考えてみたいと思います。
頑張り過ぎるとやる気が奪われる
僕達は、自分を追い込み無理をしてでも努力することが素晴らしいことだと思いがちです。
休むことは逃げだと感じて、頑張れば頑張るほど良い結果が生まれるんだと思っている人は多いかもしれません。
疲れているからやる気が出ないなんて甘えだし、世の中には自分よりもっと努力している人がたくさんいるんだと思う人もいるでしょう。
確かに頑張ることは立派なことだけど、自分の身体に疲労を蓄積させて「やる気」を失なってしまったら本末転倒なのではないでしょうか?
あなたが、勉強に疲れてやる気が出ないと感じているのは、自分が楽をしたいわけでも甘えているわけでもなく、無意識に心と体を守るために「休め」とストップをかけているから。
それでも頑張らないといけないと感じるのは、勉強しないとみんなに後れを取るとか、自分の人生が大変なことになるという恐怖を抱えているからなんだよね。
心と体が「休め」とストップをかけているのに我慢して無理を続けると、気持ちがイライラしたり能率が下がって思うように集中出来なくなってしまいます。
「もうやりたくない」とネガティブに考えてしまう状況に自分を置くということは、自分で自分の力を発揮できない状況に追いやる行為なんだよね。
みんなに遅れたくないとか勉強しないと合格できないと考えて気持ちが焦ってしまうかもしれないけれど、効率よく勉強するためにも休むことは大事なことなんだ。
「よし頑張るか!」という気持ちを持てるような状況を自分で自分に作ることができれば、勉強にも身が入るのではないでしょうか?
結果だけではなくプロセスを楽しもう
勉強するのは学校でいい成績を取るためだったり、資格に合格するためだったりするから、結果を重視するのは当然のことだと思うんですよ。
けれど、結果のみを重視してしまうと、思うような結果が出なかったときに自分の努力は全て無駄だったと落ち込んでしまうことになります。
白か黒か勝つか負けるかというような二極的な考え方になり、良い結果が出ている間はいいですが、思うような結果が出ない状況になったときに自分のことを責めてしまう。
どんな結果にも「頑張ってきた自分」があるのに、結果が出せなかった自分にばかり注目して、情けないとか恥ずかしいって思ったりするんだよね。
良い結果を出そうとばかり考えていると、自分がやってきた努力を素直に認めることができなくなるんだ。
結果にこだわり過ぎると「結果が出ないからやる気が出ない」ということにもなりかねないし、これだけ頑張ったのに努力が報われないと思ってしまうこともあるでしょう。
だから、結果だけ見るのではなくプロセスにも目を向けたらいいと思うんですよ。
旅行をするときは旅行だけが楽しいんじゃなくて、旅行の計画を立てたり着ていく服を選んだりすることも楽しいですよね?
勉強だって同じようにプロセスを楽しんでもいいと思うんです。
昨日わからなかったことが今日はわかるようになったというように、勉強したことが少しずつ出来るようになったのは自分が努力してきたからじゃないですか。
これまでの努力を評価してあげれば、勉強して成長していく自分を楽しめるんじゃないでしょうか?
結果はもちろん大事ですが、同じくらいプロセスを大事にしていけば普段の勉強も違って見えると思うのです。
おわりに
フジモフもブログ記事を書くときに、今日は「書きたい気分じゃないな」とか「なかなか書けないな」と感じることがあります。
そういうときって、疲れてやる気が出ないときだったり、実力以上に上手く書こうとしてるときなんですよね。
ブログ記事を書く気が起きないくらい疲れが溜まるのは、バランスよく休憩をとらないから。
いっぺんに何記事も書いた方が後が楽だと思いがちだけど、無理が原因で疲れてやる気がなくなれば、かえって効率が悪くなるでしょう。
やる気って頑張れば頑張るほど湧いてくるように感じるけど、無理をして頑張り過ぎると落ちていくから程々が丁度いいんだよ。
焦ってめいっぱい頑張ろうとするのではなく、明日も頑張ろうとモチベーションを維持することの方が大事なんだよね。
自分が頑張り過ぎているかわからないときは、今の状態が自分のやる気を引き出しているか考えてみよう。
やる気に満ち溢れているのなら楽しんでいるときで、疲れたと思っているなら頑張り過ぎているんだよ。
他の人はもっと頑張っていると焦ってしまうかもしれないけれど、どんな人にも自分のペースがあるから、人と比べて自分を見失ってしまったら上手くいかないよ。
自分らしい勉強の仕方を身に着けることが、今より勉強を楽しんで取り組めるようになる1つの方法だと思うのです。
頑張り過ぎてしまうという人は、こちらの記事も参考になるかもしれません。