仕事は無理をしてでも前向きにやるべきと思っていませんか?

仕事は無理をしてでも前向きに取り組むことが当たり前だと思っていませんか?

後ろ向きに仕事に取り組んでため息でもつこうものなら、「やる気がないのか!」とたしなめられることもあるでしょう。

仕事に対して積極性がない自分に嫌気がして、自分で自分のことを責めてしまうこともあるかもしれません。

だからでしょうか、後ろ向きになることはダメなことで、仕事は多少無理をしてでも前向きに取り組むことが大事なんだと考えている人は多いかもしれませんね。

けれど、無理をしてでも前向きに取り組もうとすることは、自分の本当の気持ちを抑えて否定することになるのではないでしょうか?

前向きであることも、後ろ向きであることも、どちらも悪いことではないのだから、仕事を無理に前向きに捉えようとしなくてもいいと思うんだよね。

無理に前向きにならなくてもいい

僕達は、前向きであることが良いことで後ろ向きであることは悪いことであると思いがちです。

前向きであれば辛かった仕事だって楽しめるようになるだろうし、毎朝仕事に行くときの「仕事へ行きたくない」という葛藤ともおさらばできて、良いこと尽くめだと思うかもしれません。

けれど、どんなことにも良いことや悪いことがあるように、ポジティブであることにも悪い部分があります。

過剰なポジティブ思考で何事も楽観的に捉えようとすると、かえって上手くいかないこともあるんです。

過剰なポジティブ思考はマイナス

車の運転中に狭い路地に差し掛かり、「何とかなる」と思って進んだら車をぶつけてしまったというような、楽観的な行動の結果上手くいかないということがありますよね。

これは、狭い路地に来たときに「大丈夫かな?」と思うネガティブ思考があったら避けられた事故です。

ポジティブ(楽観的)な考え方は世間一般的に良いことのように考えられがちですが、必ずしも自分を助けることになるとは限らないんですよね。

仕事に対してポジティブであることは、自分をやる気にさせてくれる前向きなものですが、過剰にポジティブになると大きなミスにつながる可能性もあるんです。

自己否定が前向き原理主義に走らせる

自分のネガティブな性格が、人に嫌われたり、疎まれたりしないかと心配になる人もいるかもしれません。

ことあるごとに後ろ向きなことばかり言ってため息ばかりついていたら、聞いている方も疲れてしまうということもあるでしょう。

けれど、前向きになりたいという欲求が人目を気にして無理に変えようというものなら、それは前向きというのではなくネガティブといえるのではないでしょうか?

人目を気にして無理にポジティブな自分を演じても、自己否定によるネガティブな思考が理由ですから仕事が楽しくなるどころか疲れてしまうでしょう。

自分が本当の意味でポジティブになるには、作り笑いをするような無理なポジティブではなく、自分が受け入れることができる範囲でポジティブになることを目指せばいい。

例えば、前向きな人が会議で積極的に意見を述べることができるのは、自分の意見を受け入れてもらえる自信があるからです。

あなたは自信が持てなくても積極的に意見を言うべきと考えて自分を追い込んできたかもしれませんが、そこでアピールするのではなく自分の得意なところをアピールすればいい。

苦手なことを克服して無理にポジティブになろうとするのではなく、あなたの出来るところから始めたらいいのではないでしょうか?

おわりに

僕達は、自分と他人を比べて「いつも前向きな考えで羨ましい」とか「あの人のように楽観的だったら気持ちも楽なんだろうな」と考えることがありますよね。

前向きであれば気になる異性にも簡単に話しかけられたり、仕事も失敗を恐れず積極的に取り組めたり、誰とでも仲良くなれて上司や顧客の評判も良くてと良いこと尽くめのように感じるかもしれません。

けれど、「なんとかなる」と前向きに考え過ぎると不注意からミスが増えるということにもなりかねませんし、後ろ向きに考え過ぎると些細なことでも大袈裟に考えて自分を追い詰めることになるかもしれません。

人が生きていくには、前向きであることも、後ろ向きであることも、どちらも必要な感情なんだよね。

どちららも必要な感情なのだから、あなたが仕事に対して後ろ向きであることはそんなに悪いことじゃないと思うんだ。

後ろ向きに考えて積極的になれなかったり、自分の意見を思うように言えなかったりするかもしれないけれど、それでも「後ろ向きでもいいじゃない」って思って欲しいんだ。

あなたが物事に慎重であることは、いろんなことに注意深く進めることができる個性であって短所じゃない。

あなたは楽観的な人が見逃すようなことを、慎重に見分けて見つけることができる才能を持った人なんだ。

そうでありながら、もっと積極的にならなきゃいけないとか、もっと自己主張しなくちゃいけないと他人の価値観を真に受けて自分のことを否定してきただけなんだ。

だから、これからは自分のことを「前向きじゃないといけない」と否定するのではなく、「後ろ向きでもいいじゃない」と自分の才能を活かすことを考えて欲しいんだ。

あなたは、あなたのままで社会に貢献できるし、もっと自分に自信を持ったらいいと思うのです。

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