「自分を責める」「反省ばかりする」をやめると生きやすくなる

後悔することがあったときに、自分を責めるのをやめよう。

自分の反省会ばかりして、自分のことを裁くのをやめよう。

同じ失敗を繰り返さないための反省は必要だけど、自分を責める材料にしたら心が苦しくなるよ。

理不尽なことを叱りつけるように「こうじゃないといけないのに、どうして出来ないの!」って自分のことを責めていたら、どんどん自分が追い詰められていくよ。

そうではなくて、反省をした後は自分を許して、いま出来るベストを尽くせばいいんだ。

自分を許すということは「甘えている」ということではなくて、自分と向き合い気持ちを前に向かせる行為です。

反省した後に自分を許すことで、「次は失敗しないように頑張ろう」と前を向くことができるんだ。

いつまでも自分のことを「ダメだダメだ」と責めていたら、自分の問題を自分で解決できないような気持ちになってしまいます。

これでは自分に自信を持つことはできませんし、過去のことでいつまでも責められているなんて自分がかわいそうじゃないですか。

自分を許すなんて、失敗したのに開き直ったような態度をとっているように見えて、周囲のひんしゅくをかうと怖くなるかもしれません。

自分を許すなんて、上手くいっていないのに「勘違いしている奴」と思われるんじゃないかと恥ずかしくなるかもしれません。

けれど、周囲に迷惑をかけたと思うなら自分を責めることよりも、助けてくれた周囲の人に感謝したほうが気持ちがいい気分になると思うんだ。

周囲に「あなたは勘違いしている」と言う人がいたら、「自分の価値は自分で決めるもの」ですから勘違いしているのは相手のほうです。

大事なのは自分を責めて失敗を引きずることではなく、次はどうしたらいいのかを考えること。

失敗を引きずらないために自分を許して「次は頑張ろう」と前を向こう。

完璧な人なんて世の中にはひとりとしていません。

あなたが憧れている人にも、自分より凄いと思う人にも欠点はあるんだよ。

自分と比べて相手の長所が眩しく見えたり、羨ましくなっただけなんだ。

だから、あなたに欠点があることも、苦手なことがあることも責めなくていい。

あなたは、他人と比べて自分には「何もない」と思っているかもしれませんが、それは誤解です。

あなたにも長所があるのに、他人の価値観を真に受けて忘れているだけなんだ。

あなたの長所は、あなたが短所だと思っているところに隠されているかもしれません。

あなたが短所だと思っていることは、見方を変えれば長所となることもあるんだ。

だから、自分には「何もない」と思うのではなくて、「自分の良いところは何だろう?」と考えてみよう。

繰り返し繰り返し自分を責めていたら、生きようとするエネルギーが消耗してしまいます。

エネルギーが消耗して疲れていたら、問題を解決しようとする意欲がなかなか湧かなこともあるでしょう。

だから、反省した後も自分を責め続けることをやめよう。

「自責」をやめようと思っても、何度も繰り返し思い浮かぶこともあるかもしれません。

そんなときは、気持ちの切り替えができない自分を責めるのではなく「いま、ここ」を意識してみるといいかもしれません。

自分を責めてしまっているのは過去に起きた出来事で、今現在の自分に起きている事ではありません。

何かに夢中になったり集中しているときは余計なことは考えなくなるように、今の自分に集中することで気持ちを切り替えることができると思うのです。

繰り返し自分をいじめる思考に入ってしまったら、自分が思考の牢獄に入っていることを意識しましょう。

思考の牢獄に入っていることに気が付いたら、自分をいじめる思考をやめるために「今ここ」を意識します。

やめようとおもっても何度も同じ思考を繰り返すかもしれませんが、その度に「今ここ」を意識し直せばいいんだ。

フジモフも自分をいじめることに忙しくして苦しんでいた時期があります。

今でも思考の牢獄に入ることがありますが、長居しようとは思いません。

誰にとっても居心地の良いものではありませんし、あえて自分のことをいじめる必要はないからです。

自分を責めたり嫌ったりするよりも、自分のことをもっと好きになったほうが人生楽しくなると思いませんか?

どんな人にも長所はあるのですから、あなたにも良いところがきっとあるはずです。

「こんなの長所じゃない」と謙遜せずに、素直に受け取り長所を伸ばしていきましょうよ

やがてあなたの長所が誇れるものになったら、自分のことがもっと好きになると思うんだ。