「何事も頑張れずに諦めてしまう」「ちゃんとしていないところがある」「人とのコミュニケーションが苦手」など、自分のダメだと思うところを直したいと思うことってありますよね。
あの時頑張っていれば、現状はもっと良くなったかもしれないなぁ。
うっかりミスが多いから、周りの人に迷惑をかけっぱなしで申し訳ないな。
人付き合いが苦手だから、どこに行っても馴染めないことが多くて生き辛い。
ああ・・・こんな自分じゃなかったら、嫌な思いもすることなく楽しく生きることができるのに。
こんなふうに自分の劣っているところを気にして、こんな自分は嫌だと感じたりする。
だからでしょうか、僕達は自分のいたらないところ見つけて変えようとしたり、悪いところを直そうとしがちです。
けれども、苦手なことを無理に克服しようとしたり、ダメだと思うところを全て直そうする行為は、自分のことを必死に否定しているようなものです。
世の中には完璧な人はいませんから、苦手なこともあるし、いたらないところがあるのは自然なことなのに、「ここがダメだ」「あそこがダメだ」と自分を責めているんですから、そりゃあしんどいよね。
ダメなところがあったって良いんです。
「それが私だしね」とダメだと思うところも含めて、自分を受け入れることが大事なんだ。
頑張れない自分であっても、ちゃんとできない自分であっても、コミュニケーションが苦手な自分であっても、「それが私だしね」と自分にOKを出してあげる。
誰だって人生の中では自己嫌悪することもあるだろうし、自分を責めてしまうこともあるだろうし、フジモフにだってそういうときがありますよ。
だけど、ダメなところばかり注目して、苦手なことをやろうとするのは、自分の粗捜しをしていじめるようなものだと思うんです。
他人から「あなたのココがダメ」「そんなこともできないの?」と言われたら嫌な奴だと思いませんか?
あなたは、自分にそれをやっているんですよ?
他人にされたら嫌なことは、自分にもしてはいけないんだ。
僕達は、頑張れない自分では怠け癖がついてダメだと思ったり、ちゃんとできない自分はいい加減な人間に思われそうだから直そうと考えてしまいがちです。
けれど、本当に直さないといけない事なのでしょうか?
頑張れないことがあっても、きちんとできないことがあっても、それが自分という人間なら何の問題もないことではないでしょうか?
「私はこういう人間なんだ」「これでいいんだ」と受け入れることができたとき、「だったらこうしよう」と自分で自分を守ることができるようになります。
私は長時間頑張るのが苦手なタイプだから休憩を入れながら頑張ろうとしたり、きちんと出来ないタイプだからズボラでも出来るように工夫しようとか考えることができるんです。
ダメなところを受け入れるというのは努力することから逃げているわけではなくて、自分と上手に付き合っていくために工夫していくということなんだ。
そもそも、自分の「特徴」を「直すべき悪癖」として問題にするのはおかしな話で、問題のないことを自分で問題にしているだけなんだよね。
だから、どんな自分であっても「自分にOK」を出そう。
あなたは、もっと自分に優しくなってもいいし、自分のことを好きになったらいいと思うんだ。