自分を好きになることが幸せへの最初の一歩

あなたは、自分のことが好きですか?

むしろ、自分のことが嫌いだと思ったり、些細なことでも自分のことを責めてしまっている人が多いのではないでしょうか?

僕達は、嫌いな人のことを意識しないようにしようと考えれば考えるほど相手を意識してしまい、嫌いな人への苦手意識が強くなったりしますよね。

誰だって嫌いな人の嫌なところは目についてしまうものですから、いろんなところが気になり「ここがダメ」「こういうところがダメなんだ」といろいろとダメ出ししてしまうこともあるでしょう。

例えば、会社のみんなが集まる席に積極的に出ない人をダメだと思ったり、上手く人に話を合わせてコミュニケーションをとればいいのに、不器用にしか話すことができない人をカッコ悪いと思うこともあるかもしれません。

嫌いな人に対して、なんでこれが出来ないんだろう、どうしたらしてくれるんだろうと考える。

そして、自分のことを嫌ってしまうと、嫌いだと思ってきた人と同じことを自分自身にもしてしまうようになるんだよね。

こうして考えると、自分を嫌いになるって怖いことだと思いませんか?

些細なことでも自分を許さずに、こんなことも出来ないのか、どうして出来ないんだ、何をやっているんだって自分で自分をずっと責めてしまうんですよ。

こんな可哀そうなことってないと思いませんか?

いつも自分のことを批判する人がそばにいたら生きづらくなって当然だし、「しんどいな」とか「疲れたな」となってしまうから、幸せを感じる気持ちになんてなれませんよね?

だから、フジモフはブログで自分を責めてしまうのはやめようと何度も書いているし、自分のことを好きになることが自分の幸せの最初の一歩だと思うのです。

自分が好きになる方法

冒頭で自分を好きになることは自分が幸せになるための最初の一歩だといいましたが、ここでは自分を好きになるためにはどうしたらいいのかについて具体的な方法を紹介します。

一日二日で急に自分のことが好きになるのは難しいかもしれませんが、1カ月・2カ月と続けて習慣化するといいでしょう。

自分で自分を認める

自分を好きになるためには、自分で自分のことを認めることが大事です。

誰かに自分を好きになって貰おう認めて貰おうとするのではなく、自分で自分を褒めて認めてあげる。

些細なことでいいんです。

例えば、今日も無事に仕事を終えることができた、みんなが気持ちよく過ごせるように家の掃除ができたということでもいいんです。

もしかしたら、誰にも気付いて貰えないとか感謝して貰えないと感じるかもしれませんね。

けれど、それでいいんですよ。

大事なのは、誰かに認めて貰ったり褒めて貰うことじゃなくて、自分で自分を褒めて認めてあげること。

ひとつひとつは小さなことかもしれないけれど、褒めて貰えたら誰だって嬉しいじゃないですか。

他人だと気付いて貰えなかったり、照れ臭くて言ってもらえなかったりするものだけど、自分で自分に言ってあげるのは何時でもできることです。

だから、自分の気持ちをのせてあげるためにも、自分で自分を褒めて認めてあげよう。

良いところも悪いところも受け入れる

自分のこういう性格が嫌い、こういうところがダメなんだと思うと、自分のことが嫌いになってしまうかもしれません。

けれど、世の中には完璧な人なんていないように、あなたにも良いところや悪いと感じるところがあって当然じゃないでしょうか?

自分の良いとところならいざ知らず、嫌なところってなかなか受け入れられないかもしれませんし自分のいたらないところを直そうとするのは悪いことではないけれど、結果的に自己否定や自己嫌悪に繋がっては元も子もありません。

だから、「こうなったら自分を受け入れる」「こうなったら自分は幸せになる」というような条件付けをするのではなく、そのままの自分を許してOKを出すことが自分を受け入れるうえで大切なことなんだ。

例えば、キチンとしないといけないのにズボラなところがあってダメだなと思ったら「何事もキチンとしないといけないと思っているんだね。自分のことをズボラだと思っているんだ」と自分で自分に話しかけてあげる。

そして、キチンと出来ないときがあるのも、ズボラなところがあるのも自分だから、キチンと出来ないときがあってもズボラなところがあっても、それで社会で生きていけるように工夫してみようと自分で自分を許してあげる。

自分がダメだと思っていることって他の人も同じように感じているに違いないと思ってしまいがちですが、気にしているのは自分だけだったということもあるんですよ。

だから、自分で自分を責めてしまうような敵になるのではなく、自分はこういう人間だからこうしようと自分の味方になってあげるといいと思うんだ。

自分のやりたいことをする

僕達は、自分の機嫌が良いときは自然と他人にも優しくなれますよね。

言い換えると自分に優しくして機嫌を取ることは自分のためだけではなく、周囲の人にも結果的にメリットがあることなんだ。

他人に優しくなろうとすることは悪いことではないのですが、順番を間違えると「これだけしてあげたのに」「頑張っても認めて貰えない」という気持ちになってしまったりするんだよね。

だから、他人の機嫌を取るより先に自分の機嫌をとることのほうが大切な場合が多いんですよ。

もちろん、大切な人のために何かしてあげたいという気持ちがあるのなら、それはそれでOKだと思います。

けれど、自分の好きなことを自分のためにしてあげることを後回しにしたり、禁止したりするのは自分のためにも周囲の人のためにもならないんだよね。

「自分のことを認めて欲しい」「愛して欲しい」と感じているときは、自分のことを自分で雑に扱っていることが多いんです。

他人のことばかりかまって自分のことは後回しにしたり、他人の意見に合わせてばかりで自分の意見を言わなかったりする。

いちばん身近な自分自身が自分のことを雑に扱っているのだから、大事にされていないと思ったり、認めて貰えないと不満に感じるのは当然のことだと思うのです。

だから、自分の好きなことを自分にしてあげることって大切なことなんですよ。

他人のことばかりかまっていないで、珈琲が飲みたいと思ったら用意してあげたり、行きたい場所があったら行ってあげたり、興味を持ったことがあるなら挑戦してみよう。

自分を好きになるために、自分の機嫌を取るためにやりたいことをやってあげよう。

おわりに

自分のことを好きになるって初めて聞いた言葉だという人もいるかもしれません。

他人のためにアレコレ出来ることをやったけど、自分のために何かをやってあげたことが無かったという人もいるでしょう。

人間関係を良くするためには人の気持ちを考えて相手と接することも大事なことなのですが、だからといって自分のことを雑に扱っていいということではないんです。

自分を大切に出来る人は、周りの人も同じように大切にしようとする心の余裕が生まれてくるんです。

少ないものを人にあげるのは惜しいと感じることもあるかもしれませんが、いくらでもあると思えるものなら気前よく人にあげることが出来ますよね?

希少なものをあげるなら代わりの物が欲しいと人に期待してしまうかもしれませんが、いくらでもあるものなら代わりの物が欲しいとは思わないでしょう。

だから、人間関係をよくするために人の気持ちを考えて自分を後回しにするよりも、自分の気持ちを先に良くする方が結果的に上手くいくんだ。

「自分は認められていない」「愛されていない」と思っているときに、他人のことばかり考えて優先していたら「これだけしてあげたのに」「頑張っても認めて貰えない」と思って心が苦しくなるかもしれません。

そうではなくて、自分を許し受け入れて好きなことを自分にやってあげるといいと思うんだ。

あなたが自分自身を好きになったとき、他人に自分を認めて貰うためにことさら見栄を張る必要もなくなるし、他人の評価が気になるというような悩みも減っていくでしょう。

だって、自分で自分のことが好きなんだから、何がなんでも他人に認めて貰う必要はなくなりますよね?

世の中の全ての人に受け入れて貰うことは出来ませんし、世の中の全ての人から拒絶されることも出来ません。

だから、他人に好かれようとしたり認めて貰おうとするのではなく、自分で自分のことを好きになろう。

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