僕達は、自分の素直な気持ちを相手に伝えることが恥ずかしくて、なかなか言いだせないことがありますよね。
子供の頃は素直に言えた言葉でも、大人になるにつれて「もういい大人なんだから」と思って恥ずかしがって言えなかったりする。
だから、自分のして欲しいことを素直に言えずに、「私の思うこと察してよ」「それくらいわかってよ」と相手に期待してしまうんですよね。
「家族なんだから、私の気持ちをわかって欲しい」とか
「友達なんだから、これくらいして欲しい欲しい」とか
「恋人なんだから、私が言わなくてもやって欲しい」とか
こんなふうに相手に色々期待してしまうんだけど、相手はエスパーでも預言者でもないから期待通りには動いてくれないことが多くてイライラする。
そうすると、期待を裏切られたという気持ちがムクムクと湧いてきて「どうしてわかってくれないの!」「家族なら、友達なら、恋人なら、わかってくれるものでしょ!」と怒りが湧いてくるんだよね。
「どうして怒っているんだ?」と問われても、素直に言えないことだから「知らない!」「自分で考えて」と相手に丸投げしてしまうこともあるでしょう。
これでは、相手は何で怒られているのかわからないし、どうしたらいいかわからずに途方に暮れてしまうかもしれません。
今日は、大切な人だからこそ相手に期待するけど、上手くいかずに気持ちが裏切られたとイライラしてしまう人のことについて考えてみたいと思います。
相手に期待しても思い通りにはならない
僕達は、大人になったからこそ言いにくかったり素直になれないことがありますよね。
それは、寂しいからそばにいて欲しいということだったり、子供のように甘えさせて欲しいということだったり、自分の気持ちに共感して欲しいということかもしれません。
子供の頃なら素直に言えた言葉でも、「大人なんだから」「もう子供じゃないんだから」と自分の素直な気持ちを抑え込んでしまうこともあるでしょう。
けれど、抑え込んだ気持ちが無くなるわけじゃないから、何とかして察して欲しいと相手に期待してしまうんだよね。
とはいえ、期待したとおりに相手が応えてくれたらいいけれど、なかなか思い通りにはいかないですよね。
こういうときって、相手が自分の気持ちに相手が応えてくれないからイライラしているんだと考えてしまいがちですが、原因は自分の気持ちが相手に伝わっていないところにあるんです。
だから、大切な人と気持ちよく付き合うためには、自分の気持ちを相手に伝えることって大切なことなんですね。
相手の気持ちを考え過ぎると上手くいかない
僕達は、他人の考えていることを知ることは出来ないから、相手の気持ちはこうじゃないかと色々想像しますよね?
いつもバックを持ってくれるのに今日は持ってくれないとなれば、何か怒らせてしまったからかな?と想像するかもしれないし、普段は優しいのに素っ気ない態度をとられたら嫌われてしまったのかと悲観することもあるでしょう。
そして、機嫌よくなって貰おうとアレコレ手を尽くそうとしたり、嫌われないように相手が嫌がりそうなことを全部我慢していたら、そりゃあしんどいですよね。
これだけあなたのために頑張ったんだから、今度は私の番だと思ってしまうこともあるでしょう。
けれど、バックを持ってくれなかったのは忘れていただけかもしれないし、素っ気ない態度をとったのは不機嫌になるようなことがたまたまあっただけかもしれないんですよね。
相手の気持ちを考えてあげるのは大切なことなのですが、想像の中での相手の気持ちに自分が振り回されてしまうと無用なことで疲れてしまうかもしれません。
自分の気持ちを素直に伝えよう
社会で生きていくためには言いたいことを言えないことも多いですから、大人になっていくにつれて我慢することが増えていくという人もいるでしょう。
感情を抑圧してしまうとドンドン心に感情が溜まっていきますから、心の中に感情がマグマのように溜まっていきイライラしたり、八つ当たりしてしまうこともあるかもしれません。
こういうときって、後になって「言い過ぎたかな」と思ったり「嫌われちゃったかな」と後悔したりするんですよね。
だから、溜まった感情を抑えつけようとするのではなくて、出口を用意してあげて上手に付き合っていくことが大事なんです。
怒りという形で自分の気持ちをぶつけても相手を傷つけてしまうだけで、自分が本当に伝えたいことを理解してもらうことが難しくなってくるんですね。
それでは自分も相手も傷つけるだけで良いことなんてないのだから、自分と向き合って相手にどうして欲しいのかを素直に伝えることって大切なことなんですよ。
恥ずかしかったり、カッコ悪いと思って、なかなか言い出せなかったりするものですが、自分の素直な気持ちを相手に伝えてみよう。
相手に感謝する
大切な人にイライラしているときって、これまでしてくれたことより、してくれなかったことに注目している状態なんです。
けれど、あなたが大切に思っている人は、これまでに色んなことをしてくれたはずなんです。
イライラしているときはそんなこと考えている余裕がないかもしれないけれど、気持ちが落ち着いたときに思い出してみるといいと思うんだ。
そういえば、「あのときこうしてくれて嬉しかったんだ」とか「こんなこともあったね」と色んなことが思い浮かぶのではないでしょうか?
これまでしてくれたことを思い出したら相手に感謝してみよう。
大切な人に感謝することができたとき、不満に思っていたことも小さく感じるのでしょうか?
おわりに
大切な人との関係でイライラすることが多いと感じる人は、人に期待するのではなく自分の気持ちを素直に伝えよう。
お互いの信頼関係が強くなれば、あの人に喜んでもらいたい、もっと楽しんでもらいたいと優しい気持ちになれるのではないでしょうか?
相手に対していろんな不満を持つと一緒にいることに疲れてしまったり、酷いときには別れてしまいたいとさえ思ってしまうかもしれません。
自分の気持ちを素直に伝えられないことで関係がギクシャクするなんて勿体ないよ。
恥ずかしがったりしないで、一歩踏み出してみよう。
どうしても難しいと感じるときや、どうしたらいいかわからないというときは、フジモフまで相談してきてください。
これからどうしたらいいのか、一緒に考えてみましょう。
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