人の幸せを喜べない自分が嫌になったら

僕達は、誰かと自分とを比較して素直に他人の幸せを喜べないと感じることがありますよね?

自分が辛い状況にあったり欲しいと思っているものを他人が手に入れている姿を見て、羨ましいと思ったり、嫉妬して、素直に喜んであげることができない。

そんな自分を「小さい奴」「心が狭い人間」と自分を責めてしまうこともあるでしょう。

他人と自分を比較してしまうのは誰にでもあることですから、キッパリ全てやめてしまうのは難しいでしょうが、他人と比較くしてしまうことで嫌な気持ちをすることは減らしてしまいたいものですよね?

今日は、人と比較して他人の幸せを素直に喜べないと感じている人のことについて考えてみたいと思います。

どんなことを比較しているのかを知る

僕達は、他人との関係で様々な競争だったり比較して羨ましく感じたことで、素直に相手を認めることが出来ないことがあります。

同期の人が自分より先に昇進したり、年上の自分より後輩が先に結婚をしたりなんかすると、どうしても比較したりして素直に相手を祝福できなかったりすることもあるわけです。

けれど、どんなことにも比較して嫉妬を感じるわけではなくて、素直に祝福することが出来ることもありますよね?

例えば、友達が飼っている犬から子供が生まれたと言われたら「可愛いね」「それはよかったね」と素直に喜んであげられることもあるでしょう。

どうしてこういうことが起きるかというと、相手と比べて「私ってダメだな」と思っているところ、「自分の弱点」だと思っているところに嫉妬を感じるからなんですね。

だから、人と比べて羨ましいと思ったり、嫉妬を感じるポイントは「自分が欲しいと思っているもの」「自分の弱点だと考えていること」を知るチャンスともいえるんですね。

嫉妬を手放す

僕達は、羨ましいと思ったり、嫉妬を感じたときに嫌な気持ちになりますから、その気持ちを否定したり遠ざけようとしがちですが、本当は自分が欲しかったものなんだと受け入れてあげることが出来たら、自分の気持ちに応えてあげることも出来るのではないでしょうか?

結婚する人を素直に祝福できないと感じている人は、「私は結婚したいと思っている」と知ることが出来ますから、誰か良い人を探してみようとアクションを起こすことが出来ます。

自分の欲しいと思っているものを自分に用意してあげることで、人と比べて嫉妬してしまう気持ちから卒業することも出来るんだよね。

あるいは、自分が羨ましく思っていることは幸せの1つでしかないと気持ちを切り替えてみるのもいいかもしれません。

例えば、結婚している人と比べて自分は幸せじゃないと思うと、結婚していない自分はどんな環境にいても不幸な人間のように感じてしまいますが、自分にある幸せを一つ一つ数えていくと意外と自分にも幸せなことがあるんだと気付くはずです。

それは、仕事が順調に出来ていることかもしれないし、自由な時間を満喫していることかもしれないし、健康に毎日を過ごしていることかもしれません。

僕達は、足りないところや弱点ばかり目がいきがちですが、本当は自分にも幸せなことが沢山あるんだよね。

また、自分が幸せになる時間を意図的に増やしてみるのもいいでしょう。

どんなことでも構いません。

自分が楽しいと思うこと、興味のあること、好きなことをする時間を増やしてみて下さい。

人と比べて嫌な気持ちになってしまうのは、それだけ自分の心の中で重要なことだと考えているからですが、意図的に自分が幸せになる時間を増やしてあげることで、その気持ちも小さくなっていきます。

こだわっていたことが些細なことだと心から思えたら、嫌な気持ちになる時間も減っていくでしょう。

おわりに

人と比較してアレが足りないここがダメだと考えるのは、自分を不幸にする考え方です。

けれど、人と比較するのは誰にでもあることですから完全に辞めてしまうのは難しいかもしれません。

だから、人と比較しても「自分は幸せなんだ」と思えるように自分に優しくなるといいと思うんだ。

羨ましいと思ったことを否定するのではなく、「自分が欲しがっているもの」と捉えて自分で手に出来るように努力してみよう。

手に入れることが難しいと思ったことなら、自分が幸せになる時間を増やして心の中の重要度を小さくしていこう。

人の幸せを素直に喜べないことなんて誰にでもあることです。

だから、そのことで自分のことを否定したり嫌ったりするのではなく、自分にもっと優しくなったら良いと思うんだ。

そうやって自分の幸せになる時間が増えていったら、自然と人にも優しくなれるから。

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