耐え忍ぶことが努力じゃない

僕達は、自分が望む結果を手にするために様々なことを我慢しようとすることがありますよね。

一度決めたことは投げ出さずにやり遂げなくてはいけないと思ったり、周りに迷惑をかけてはいけないと自分一人で抱え込んだり、仕事は誰でも辛いことをするからお金が貰えるんだと、自分の気持ちを抑え込んで頑張り過ぎてしまったりする。

言葉だけを見ればどれも正論かもしれないけれど、その気持ちが重荷になって自分を追い詰めてしまうのなら考え直した方がいいのかもしれません。

なぜなら、望む結果を手にしようと思えば努力が必要なこともあるけれど、辛いことを耐え忍ぶことと、努力することはイコールではないと思うからです。

子供だったり、スポーツ選手だったり、芸能人だったり、応援している誰かが努力して成長していく姿を見ると嬉しくなるように、自分も努力して一歩一歩成長していく過程って、本当は楽しいものの筈なんだよね。

もちろん努力していく過程には、辛かったり、しんどいと思う事もあるだろうけれど、それでもやる価値があるから努力ってできるんだ。

ただただ苦しくて、しんどいだけなのに、それでも「これくらいのこと我慢しないで望む結果を手に出来るものか」と我慢していたら、そりゃあ辛くなるだけだよね。

僕達は、自分の本音を脇に置いて「幸せ」だなんて思うことは出来ません。

我慢して必死に努力すれば望む結果を手にすることも出来るかもしれませんが、今度はその結果を維持しなくてはいけなくなります。

満足できるのはほんの一瞬で、次の目標というかたちで終わりのない努力が続くんですね。

そうなってくると、どこかで息切れしてしまうかもしれません。

あなたは、努力することは苦しくて辛いことで、我慢しなくてはいけないことだと思っているかもしれないけれど、そうすることで自分を追い詰めてしまうことだってあるんだ。

努力は自分に出来る範囲で自分のペースでやっていけばいい。

頑張って出来たらそれは素晴らしいことだけど、完璧な人間なんていないのだから出来ないことがあってもいい。

一度決めたことでも、気持ちが変われば変更してもいい。

望む結果が欲しいからといって辛いことを耐え忍ぶことばかり自分に強いていないで、もっと自分のことを大切にしよう。

耐え忍ぶことが努力じゃない。

いっぽいっぽ自分が成長していく過程を楽しみながら、結果を楽しみにして自分のペースでやればいいんだ。

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