僕達は、仕事は辛いものだと思って、朝から出勤することに憂鬱さを感じることがありますよね。
残業ばかりで自分の余暇がなかったり、興味のない仕事にやりがいを感じなかったり、仕事が出来ない自分に嫌気がさしたり、会社の人間関係にクタクタになることもあるでしょう。
あるいは、責任ある仕事を任されて過剰にプレッシャーを感じてしまい、気が休まるときがないという人もいるかもしれません。
社会で生きていくには様々な制限がありますから、自分の思い通りに働けないことへの苦しみや、理不尽なことでも耐えなくてはいけないことがあるのは当然のことだと思う人もいるでしょう。
けれど、仕事は辛くて当たり前のものだと思ったり、どんなことも「仕方ない」と思って我慢ばかりしていたら、どんな人だって仕事が辛くなって当然ですし、仕事を続けていくことに限界を感じて辞めたくなってしまうのではないでしょうか?
仕事は確かに良いことばかりではないでしょうし、耐えなくてはいけないこともあるでしょうが、辛いことばかりでも仕方ないんだと決めつけていては、我慢我慢の地獄のような毎日を過ごさなくてはいけなくなります。
それではあまりにも自分が可哀そうですから、自分のためにも仕事を楽しめるようになる方法を考えてみたらいいと思うんだ。
仕事のメリットに目を向ける
仕事は、良いことばかりではないかもしれませんが、悪いことばかりでもありませんよね。
メリットがあると思うからこそ出勤するわけですし、辛いことがあっても我慢して続けようと思って頑張ってきた筈です。
けれど、仕事の辛いことにばかり目を向けていたら、まるで自分が損なことばかりさせられているように感じてしまい、前向きに仕事に取り組むことが出来なくなるのではないでしょうか
辛いことにばかり目を向けていても嫌な気持ちにしかなれませんが、仕事の良いところに目を向けてみると意外と、これまでの仕事に対するイメージも違って見えるかもしれません。
あなたにとっての仕事のメリットとは何ですか?
収入を得ることという人もいるでしょうし、自分の能力向上に役立つという人もいるでしょうし、人の役に立てることが嬉しいという人もいるでしょうし、自分の夢に繋がる仕事でやりがいを感じている人もいるでしょう。
仕事って嫌なことを無理やりやっているんじゃなくて、本当は自分の為にやっていることなんだよね。
収入があるからこそ欲しいものを買うことが出来るし、趣味に夢中になることだってできるし、誰かと旅行へ出掛けることだって出来ます。
夢や目標を持っている人なら、仕事を頑張ることがいっぽいっぽ夢や目標へと近づいている喜びを感じることが出来るでしょう。
仕事は辛いことばかりと決めつけないで、本当は楽しいこともあるんだとメリットのみ目を向けてみよう。
良い人になろうとしない
どんなことでもやり過ぎてしまうと上手くいかないものです。
良い人であることは必ずしも悪いことばかりではありませんが、良い人であるために頑張り過ぎたり、仕事を断ることが出来なかったりして自分が疲弊してしまっては、仕事が辛くなってしまうのではないでしょうか?
僕達は、良い人になれば少なくとも人に嫌われないとか、いたらないところがある自分を補えると思って積極的にやろうとしがちだけど、やり過ぎてしまうと自分を苦しめることになるんだ。
だから、ときには頼まれたことでも無理なときは断ったり、頑張り過ぎないようにすることって大事なことなんだよね。
職場で良い人であろうとする人は、自分の価値を信じられない人なのかもしれません。
一度失敗しただけでも過剰に自分を責めてしまったり、自分には向いていないんじゃないかと思ってしまったりする。
あるいは、仕事が出来ない自分を許せないと思ったり、情けないと思っている人もいるかもしれません。
けれど、どんな仕事でも最初からできる人なんていませんし、得意なことや苦手なことは人によってまちまちですから、人によって上達スピードが違うことは普通にあることです。
そうでありながら、自分は仕事が出来ないとか、何をしても失敗ばかりすると自分を責めてばかりいるのは、自分で自分をいじめているようなものではないでしょうか?
僕達は、今の自分に出来ること、チョット頑張ったら出来そうなことを積み重ねていくことしか出来ないから、そんなに自分のことを責めないで許してあげることって大切なことなんですよ。
今のあなたに出来ることは何ですか?
得意なことや苦手なことは何でしょう?
頑張ることが、出来ることが、あなたの価値を決めるわけではありません。
今の自分を許して、自分に出来ること、チョット頑張ったら出来そうなことを少しずつでいいから積み重ねていこう。
大丈夫。
あなたが思っているよりも、あなたはずっと価値がある人間だから。
他人の言葉を真に受けたり、想像したりして、右往左往しなくてもいいんだ。
良い人を辞めて、あなたらしく振舞うことを意識しよう。
自分を楽しませるために仕事をしよう
仕事をすることでいろいろな楽しみを持つことが出来ます。
それは、人や社会に役立つことだったり、職場の仲間とのつながりだったり、夢や目標へ進むことかもしれません。
あるいは、給料をもらった後に出来ることを楽しみにしている人もいるでしょう。
仕事が辛い辛いと考えていると忘れがちですが、本来仕事は人それぞれ違う形ではあるけれど、自分を楽しませるために仕事をしているんだ。
だから、仕事自体は楽しめなくてもいいし、嫌なこともあるし、怒られることもあるし、悔しいこともあるかもしれないけれど、「このために仕事をやっているんだ」って思えることって大事なことなんですよ。
あなたは、何のために働いていますか?
仕事をしたら、どんな楽しみが得られているでしょう?
どんな人でも、生きるために「仕方なく」働いていたら、そりゃあ辛い人生になってしまいますよね。
だって、イヤイヤ辛いことやっているんですから、辛くて辛くて地獄のような毎日に思えるでしょう。
けれど、本当に仕事は辛いだけなんでしょうか?
仕方なくやっているだけなんでしょうか?
日常の中でなにげなくやっている楽しみが本当はあるのに、無いと思っていませんか?
僕達は、日常の中に「やらずにはいられない」「暇さえあればやってしまっている」ことがあるものです。
けれど、あまりに自然に当然のようにやっているから、気付いていないことっていっぱいあるんだよね。
それは、ゲームをすることかもしれないし、ドライブに行くことかもしれないし、美味しい料理を食べ歩くことかもしれません。
もしかしたら、「こんなしょ~もないことのために?!」「そんなのカッコ悪い、嫌だ!嫌だ!」ってことかもしれないけれど、それが楽しくてやっていることってあるんだよ。
楽しいことって特別なことの様に思いがちですが、本当は些細なことが楽しみだったりすることもあるんだ。
自分を楽しませるために仕事をしよう。
楽しいことなんて、何も特別なことなんかじゃなくたっていいんだ。
「なにげなくやっていること」「やらずにはいられないこと」「暇さえあればやってしまっていること」を探してみよう。
あなたは、そのために仕事を頑張っているんだ。
おわりに
仕事が好きで楽しいことばかりならバラ色の人生なのかもしれません。
苦しいことなんてなくて、嫌なことなんてなくて、夢中になれることなら、どんなに良いだろうと思う事もあるでしょう。
けれど、嫌なことをやめたり、苦しいことから逃げたり、夢中になれることを仕事にしたりするのは、どれも自分で選ぶことが出来ることです。
嫌だと思うことは断ったり、苦しいことから距離を置いたり、仕事を選ぶ自由は誰にでもあるものなんだ。
そうでありながら、「こうじゃないといけない」「こうあるべきだ」と考えて、選択してきたのは自分自身なんだよね。
断ったら嫌われるかもしれない、出来なかったら評価が下がるかもしれないと考えて、良い人になろうとしたり、無理して頑張ろうとするから苦しくなるんだ。
大切なのは、あなたがあなたらしく生きること。
そんなに仕事のことで自分を追い込まなくてもいいんだ。
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