心の弱い自分が嫌いだという人へ

僕達は、 辛いことや嫌なことがあってもクヨクヨと悩むことなく、何でもない顔をして暮らすことが出来たらどんなにいいだろうと思うときがありますよね。

それは、誰もわかってくれないという孤独感だったり、仕事がで失敗ばかりして心苦しいということだったり、人間関係が上手くいかないなど、人それぞれに様々な理由があることでしょう。

進んで不快な気分になりたいという人はいないでしょうから、そんな気持ちにならずに済むのなら、それが一番いいのかもしれません。

けれども、人生のなかで自分のことを苦しめてしまう不快な思いや嫌な出来事にであうことがない人はいないでしょう。

だからでしょうか?

辛いことや嫌なことがあっても意に介すことなく耐えられる、心の強い自分になれたらいいのになって思ったりするんだよね。

心が強い弱いという概念

世の中には、心が強いとかメンタルが弱いとかいう概念がありますよね。

チョットしたことでは動じないような強い心の持ち主なら、辛いことや嫌なことがある現状でも、生きづらさから解放されると思っている人もいるかもしれません。

あるいは、メンタルが強くなったら辛いことでも音を上げることなく頑張れると思う人もいるでしょう。

けれど、自分の思うような心が強い人になれたとしても、あなたが辛いことに耐え忍ぶことには変わりないのではないでしょうか?

あなたは、自分のことを苦しめてしまうような辛いことや嫌なことにずっと耐えていたいですか?

そんな筈はないですよね?

大切な人をなくすようなショックなことがあっても、それを忘れられないのは心が弱いからでしょうか?

人に酷いことを言われて落ち込んでしまうのはメンタルが弱いからでしょうか?

頑張っても上手くいかないのは、努力が足りないから?

もしそうであるなら、その人は、心が弱いから結果が出ないのでしょうか?

大切な人を亡くしてしまえば悲しい気持ちになるのは当然のことですし、人に酷いことを言われたら落ち込んでしまうのは普通のことですし、頑張っても上手くいかない事だって人生にはあると思うんです。

そうでありながら、どんな辛いことでも我慢できるような強靭な心が欲しいと思うのは、自分で自分を苦しめてしまうことになるのではないでしょうか?

大切なのは、どんなことでも耐え忍ぶことが出来る心の強さではなく、自分の感情と上手に付き合って自分らしく生きることだと思うんだ。

あなたの心は強くなくてもいい

同じ状況になっても人によって感じ方は違うものです。

例えば、大切な人が亡くなったときには、その人への気持ちが強い人ほど悲しみは深いことでしょう。

けれど、あなたが深い悲しみに明け暮れるようなことがあっても、他の人も同じように感じるとは限りません。

「涙を見せるのは恥ずかしい」とか「いつまでも悲しんでいてはいけない」と言って怒る人もいるかもしれないけれど、悲しむことを自分に禁止したりしないで、悲しいときは悲しんでもいいと思うのです。

いつどのタイミングで悲しみから立ち直るかは、人によって違っていいんだ。

人に酷いことを言われたり、批判されることがあったらどんな人でも落ち込んでしまうものですよね。

「あなたは間違っている」「こんな酷いことをやっているんだ」と言われたら、そりゃあ誰だって嫌な気持ちにもなるでしょう。

だからといって、人に嫌われたくないと自分の行動を相手にばかりあわせていたら、ある人は良いというけれど、あの人はダメだと言うといった具合に、周囲の人の考えに振り回されてしまいます。

世の中に完璧な人間なんていませんから、相手の見方や考え方によって人の評価も変わってくるものです。

良いも悪いも相手の主観によるものでしかないのですから、誰からも好かれようとするのではなく、 「人は人、自分は自分」と割り切って考えることって大切なことなんですよ。

もちろん「なるほど」と思って反省することもあるかもしれませんが、相手の言ったことを真に受け過ぎて傷ついていては体がいくつあっても足りません。

「人は人、自分は自分」「そういう考え方もあるんだな」と考えて、自分らしく生きられる考え方を選ぼう。

物事が続かないから、自分は心が弱い人間なんだと思う人もいるでしょう。

けれど、嫌いなことや苦手なことを続けることを自分に強いるのは、自分で自分のことを苦しめてしまう結果となることもあるでしょう。

同じことをしていても、Aさんは楽しくできて、Bさんは辛くて仕方がないということもあるように、得意なことや苦手なことって人によって違うんだよね。

心が強いか弱いかで自分をジャッジすると、続かないという結果には悪い評価を自分に下すしかないかもしれません。

けれど、物事が続かないのが自分に苦手なことばかり強いていたと知れば、続けることが苦しいと感じるのは自然なことだと気付けるのではないでしょうか?

大切なのは、苦手なことばかり克服しようとするのではなく、得意なことを活かすこと。

そんなに完璧な自分を目指さなくてもいいんだ。

人の言うことを真に受けすぎない

「そんな気持ちの持ちようでどうするんだ」とか「甘い考えだ」とか、何かをキッカケに「自分の心が弱い」と感じさせるような事を人に言われてしまうこともあるかもしれません。

誰だって他人に酷いことを言われたら落ち込んでしまいますから、「メンタル強くしないと」「変わらないと」と自分を責めてしまうこともあるでしょう。

あるいは、いつまでも他人に言われたことを引きずってしまうのは、自分の心が弱いからだと思う人もいるかもしれません。

けれど、あなたををどう感じるかは相手の価値観次第ですから、会う人みんなの価値観に合わせた人間になるなんてどんな人にだって出来るものではありません。

あの人がこう言った、他の人からはこう言われたと真に受けていたら、どうしたって人の言うことに振り回されてしまいます。

世の中に完璧な人間がいないように、みんなが納得するような立派な人である必要はありません。

人の評価も相手の主観によるものでしかないのだから、指摘を受けて反省すべき点もあるかもしれませんが、無理に自分を変えてしまおうとしなくてもいいんだ。

「人は人、自分は自分」と考えて、「私はこれでいい」と自分のことを受け入れてあげよう。

続かない人は心が弱い人?

何をやっても続かない自分を弱い人間だと思うこともあるかもしれません。

通信教育を受けても三日坊主だったり、新しい趣味を見つけようとしてもすぐに飽きてしまったりすることもあるでしょう。

世間一般的な価値観では継続することが大事で、続かないことはダメなことだと言われがちですから、そう思ってしまうのも仕方がないことかもしれません。

けれど、何かを始めてもすぐに飽きてしまうというのは、見方を変えれば色んなことに興味を持てるということでもあります。

1つのことに集中して積み上げていくことも大事ですが、浅く広く知ることも同じように大切なことではないでしょうか?

こっちが良くてあっちが悪いということではなく、それぞれの特徴が違うということなんだよね。

大切なのは自分の特徴を知って活かしてあげること。

自己否定からは何も生まれないんだ。

また、嫌いなことや苦手なことを無理に頑張ろうとして続かないという人もいるでしょう。

同じことをしていても、Aさんは楽しくできるけど、Bさんは辛くて仕方がないというように、傍目から見たら何が楽しいのかわからないということでも、本人にとっては楽しくて仕方がないということもあります。

他の人も頑張っているんだからと考えて無理に嫌いなことをやったり、苦手なことをばかり自分に強いていたら、誰だって嫌になって続かないのは当然の結果ではないでしょうか?

自分のやりたいことだけをやるというわけにもいかないかもしれませんが、自分のやりたいことを自分にやってあげることも大切なことなんだよね。

弱い自分を隠さなくてもいい

誰からも馬鹿にされない、非の打ち所がないスーパーマンのような人になりたいなと思うことがありますよね。

弱点がなければ、誰からも馬鹿にされない。

弱点がなければ、雑に扱われることもない。

弱いところがなければ、完璧な自分なら、みんなから尊敬されてチヤホヤしてもらえる。

こんなふうに考えて、自分に弱点のない人生は良いことばかりのように思えます。

だけど、弱点のない完璧な人間なんていないから、自分の弱点を隠そうとするんだよね。

本当は辛いんだけれど、「大丈夫か?」と聞かれて「大丈夫です」と言ってしまったりする。

やっていることに無理があるから、自分に嘘をついているから、生きづらいなと感じる。

強い人間になりたい。

弱点のない理想の自分になりたい。

このように考えて、自分の弱点を隠そう克服しようとしてエネルギーを消耗してしまうんだよね。

弱点のある自分、出来ない自分を「私は、なんてダメな奴なんだろう」ってバカにしたりする。

自分のことをバカにしながらも必死に努力しているんだから、そりゃストレス溜まりますよね。

無理をしているんだから、心が苦しくなったり、生きづらいと感じて当然ですよ。

だから、あっさり降参した人を許せないと思ったりする。

「私はこれだけ我慢しているのに、あの人は許せないな」と思ったりするんですよね。

「みんながあなたみたいに勝手なことをしたら、どうなってしまうと思う?」と言いたくなってしまう。

けれど、自分の弱点を隠そうとして無理をしているのは誰でしょうか?

本当は辛いのに、「大丈夫か?」と聞かれて「大丈夫です」と答えたのは誰でしょうか?

ストレスの原因を作っているのは、他の誰でもなく自分自身なんだよね。

あなたが、自分の弱いところを隠して暮らすことは、自分にとっても周囲の人にとっても良いことじゃないんだ。

本当は泣きたい気持ちなのに、笑ったふりをしたりする。

本当は怒っているのに、怒ってないふりをする。

本当は苦しいけれど、「大丈夫か?」と聞かれて「大丈夫です!」と答えたりする。

こんなふうに、自分自身の本音を無視して、出来ない自分がダメなんだとバカにしたりしている。

だって本当の自分を出したら皆に迷惑がかかるから、やってはいけないことなんだと思っているから。

だから、自分の弱いところを隠したり克服しようとして、必死に努力してきたんだよね。

だけどそれでは…

心が苦しくなって当然なんだ。

泣きたい気持ちになって当然なんだ。

もう嫌だ、誰か助けてと思って当然なんだ。

いいじゃない、少しくらい人に迷惑をかけてしまったって。

いいじゃない、人に助けて欲しいって言ったって。

もっと自分の感情を素直に表現してみようよ。

そのほうがあなたらしいし、チョット隙のある魅力的な人になれるんだから。

おわりに

世の中には完璧な人なんていませんから、粗を探せばいくらでもいたらないところの一つや二つは誰にでもあるものです。

そうでありながら、心の弱い自分を強くしないといけない思うと、「すぐに落ち込んでしまう」「我慢が出来ない」「ちゃんとしていない」と自分のダメなところばかりが気になって、「だから、私はダメなんだ」と自己否定に繋がりかねません。

誰だって自分で自分のことを「頑張れない自分が嫌い」「我慢できない自分が情けない」と最も身近な自分が自分のことを批判していては辛い気持ちになるばかりでしょう。

そうではなくて、もっと、自分の気持ちを汲み取り理解してあげようとすると良いと思うんだ。

親しい人の相談に乗ってあげるように、自分の気持ちを優しく受け入れてあげる。

どのような感情が湧いてきたとしても、良いとか悪いとかジャッジするような自分の評論家になるのではなく、理解して応援してくれる友達になってあげよう。

大丈夫

そんなに自分のことを、耐え忍ぶことができる強い人になろうとしなくてもいいんだ。

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