僕たちは、失敗することは悪だとか恥だと考えて、1度たりとも失敗せずに勝ち続けようとしがちです。
誰だって失敗して恥ずかしい思いをしたいと思う人なんていませんから、失敗することを恐れてしまうのは自然なことなのかもしれません。
けれど、人生では成功したり失敗したりを繰り返すのは普通のことで、1度たりとも失敗もなしに生きていくことは非常に困難なものです。
そうでありながら、1度の失敗を過度にこだわって「もう駄目だ」と人生を諦めてしまうのは、とても窮屈で息苦しい生き方になると思うんだよね。
失敗から学べることもある
失敗した後の自分を直視するのは辛いことですが、失敗から学ぶこともあると思えば、その経験も決して悪いものとは言えないかもしれません。
失敗してしまったときって、どうしても自分のことを責めてしまいがちですが、くよくよと考え過ぎてしまうと、今回の失敗とは関係のない過去の失敗まで持ち出して自分を責めてしまい、「どうせ自分はダメなんだ」と無力感に襲われてしまいがちです。
けれど、過去の失敗を反省することにこだわり過ぎてしまっては思い悩むことばかりにエネルギーを消費してしまいます。
失敗したときは、失敗してしまった理由があるんだと思って、次にどうするかを考える。
ここから学べることはないか、同じ失敗を繰り返さないためにはどうしたらいいのかと考えて気持ちを切り替えることが出来れば、手痛い失敗にも学べることが出来ると思うんだよね。
過去の失敗にこだわらない
人生をスポーツのリーグ戦のように捉えると、ひとつのミスで「全てが終わり」のような極端な考えはしなくてもいいのかもしれません。
もちろん、一試合一試合を大事に勝ちにいくことは大事なことかもしれませんが、長丁場のリーグ戦を一度も負けずに勝ち続けることは非常に困難です。
優勝という目標のために、すべてを勝ちにいけるのではなく、ときには負けることだってあるんだよね。
長い人生でも数ある失敗は誰にだってあるものです。
どんな人でも失敗しないで生きることなんて出来ないのですから、失敗してもクヨクヨしないで、長い人生にある一つの失敗にすぎないと思って、気持ちを切り替えてみよう。
大事なのは失敗をしないことではなく、失敗を繰り返さないようにすること。
人生で失敗しても、同じことを繰り返さないように再出発すればいいんだ。
自分に合わないことはキッパリ諦めることも大事
自分の苦手な事よりも得意なことで勝負したほうが上手くいく確率は高くなるのは自然なことですよね。
そういう意味では、諦めることが良い結果を生むこともあるでしょう。
苦手なことでも「苦しい」「しんどい」と考えながら必死に努力すればよい結果を得ることが出来るかもしれませんが、苦しい努力を続けるのはしんどいんだよね。
だから、自分に苦しい努力をさせないことって大切なことなんですよ。
諦めることは、それで全てが終わりということではなく、新しい出発点に立つということ。
苦手な土俵で人と競うのではなく、自分の得意なことで少しづつ頑張ればいいんだ。
まとめ
人生で、1度も失敗せずに生きていける人などいません。
失敗したことにばかり注目して、「だから、自分はダメなんだ」と自分を責めても辛くなるだけです。
そうではなくて、反省すべきところは反省して次に活かせばいいんですよ。
人生の何処かで躓くようなことがあっても人間どこからだって再出発のスタートラインに立てるのだから、一度に全部やろうとせずに、いまの自分に出来ることから始めてみよう。
大丈夫。
たとえ失敗したとしても、あなたの存在価値は決して無くなったりはしないから。
人生諦めてしまいたいと思うことがあったら、こちらの記事も参考になるかもしれません。
メールカウンセリングをご希望の方はこちら