どんな人にも、人に言われて傷つく言葉というのがありますよね。
例えば、「えっ、そんなことも知らないの?」「○○さんは、部長になるんですってね」「○○さんって結婚するらしいよ」と人に言われて、「そんなこと私に言わなくてもいいのに」とか「煽られている」と思って傷ついたり、怒りが湧いたりする。
そんなとき僕達は、「酷いことを言われた!」「嫌な奴だ!」と思って人の言葉を悪いように受け取ったりするんだよね。
何気なく言ったことでも人によって言葉の重みは違うから、「ふ~ん」と聞き流せる人もいれば、「なんだと!」と怒り出すこともある。
だから、人に悪口ばかり言われるとか人間関係が上手くいかないことが多いと悩んでいる人は、相手が何気なく言った言葉を悪いように変換しているかもしれないと、自分のことを客観的に見ることって大切なことなんですよ。
あなたのことを考えているからこそ出てくる言葉というのもあるでしょう。
誰だって、勉強しないといけないなと思っているときに「早く勉強しなさい!」「将来どうなっても知らないわよ!」と言われたら「今からやろうと思っていたのに…」と怒りが湧いてくることもあるでしょうし、年頃になってそろそろ結婚も考えないとな思っているときに、「いつまで実家にいるつもりなの?」と言われたり、「そろそろ実を固めなさい」と急かされたら気持ちがなえることもあるでしょう。
こういうときって、あなたを傷つけようとしているわけではなくて「将来どうなるだろう?」「このままでいいのだろうか?」と不安な気持ちをぶつけてしまっているだけなんですね。
愛しているからこそ「言わなきゃ」と思うことだったり、心配しているからこそ出てくる言葉もあるんだ。
批判されると嫌がらせを受けているように感じがちですが、愛の表現っていろいろあるんだよね。
悪口ばかり言われる、文句ばかり言われると思っていたけど、本当は愛されていたり、心配されているだけだったってこと、結構あるんですよ。
僕達は、自分が被害者の気持ちになっていると人の言葉を悪いように捉えがちだけれど、冷静になったときに客観的に見ると本当は愛されていたんだと気付くことってたくさんあるんだ。
だから、人に悪口ばかり言われると思ったら、自分が人の言葉を悪いように変換していないか自分のことを客観的に見てみよう。
あなたが傷ついたと思った言葉は、あなたを傷つけようと思って出てきた言葉じゃないかもしれません。
会話の種に何気なく言った言葉だったり、愛しているからこそ出てくる言葉だってあるんだ。
あなたは、人の言葉を悪いように受け取っていませんか?
そんなに自分のことを守ろうとしなくても、あなたは既に安全な場所にいるのかもしれませんよ?
誰も傷つけようなんて思ってもいないのに、傷つくことがあったと感じただけかもしれないんだ。
人に悪口ばかり言われると思ている人は、こちらの記事も参考になるかもしれません。
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