あの人さえいなければ、あのことさえなければ、私は幸せになれるのに…
人生では、そんなふうに思う場面があるかもしれません。
嫌いな人がいる環境では、なかなか気分よくは過ごせないでしょうし、上手くいかなかった過去があれば、同じような失敗をするんじゃないかと不安になることもあるでしょう。
けれど、どうして関係のない「今」も幸せじゃないと思っているのでしょうか?
嫌いな人は、ずっとあなたの側にいますか?
いちども失敗しないで生きることなんてできるでしょうか?
幸せな人生に敵なんていらないんです。
辛いことがあったからって、あなたの幸せまで諦めなくてもいいんじゃないでしょうか?
僕たちは、不安を感じているときはイライラしてしまい、無用な敵を作ってしまいがちです。
どんな人でも、上手くいかなくて将来に不安があるとストレスを強く感じますから、あの人がいなければ、あんなことがなければ、私は傷つかなかったし、平和に生きられたのにとイライラしてしまうんですね。
けれども、敵を作っても余計にイライラするだけです。
そんなに他人の行動に振り回されないで、あなたにある不安と向き合ってみようよ。
あなたは、将来どうなってしまうと感じていますか?
どんなことに不安を感じているでしょう?
将来に不安に感じるのは自然なことです。
未来で何が起きるかなんて、誰にもわからないもんね。
こういうときって、不安な気持ちをずっと感じていたくないから、何とかしようとジタバタ動きたくなりがちです。
けれども、怖いからする努力って辛い努力なんだよね。
不安なことは、立ち止まってそのまま感じていたらいい。
私は、こんなことに不安を感じているんだなと、気持ちに寄り添ってあげる。
あなたが感じている不安を、あなたが共感して癒してあげるんだ。
僕たちは、不安なときに誰かに聞いてもらったり、「わかる」って共感してもらえただけで、ずいぶん気持ちが違うものです。
不安な気持ちって、現実に起きてることじゃないから、そんなになんとかしようとしなくてもいいんだよ。
幸せな人生に敵なんていらないから、一度立ち止まって自分の気持ちに寄り添ってあげよう。
幸せな人生を歩みたいと思うのなら、他人のことより自分の幸せを優先しよう。
あなたが、私って幸せだなぁ〜と思えるように、自分のことを大切にしてあげるんです。
他人を顧みずに自分勝手に生きろと言っているんじゃないですよ。
幸せになる順番を間違えないでねと言っているんです。
機嫌がいいときは誰かに頼まれなくても親切にしてあげることがあるように、自分の機嫌がいいときって他人に優しくなれるものですよね。
周囲の人も「何かいいことがあったのかなぁ〜」と思って、見ているこっちの方まで嬉しくなったりする。
これが逆に「どうして私が・・・」と辛そうにしていたらどうでしょう?
どんなにありがい親切な事でも、受け取る方が申し訳ない気持ちになってしまいますよね。
いやいや、そんなに辛い事なら無理しなくていいよと言いたくなってしまうかもしれません。
あなたが機嫌よくすること、自分の幸せを優先することは周囲の人のためにもなるんですね。
人生では、いいことばかりじゃないですから辛いこともありますよね。
そういうときは、我慢しないで自分に優しくしてあげてください。
誰かの機嫌ばかりとっていたんじゃあ、「どうして私が・・・」と不満な気持ちにしかなりません。
それでは、あなた自身も辛いし、周囲の人も辛くなってしまいます。
まずは、自分の機嫌をとってあげて幸せな気持ちにしてあげる。
そうする事で自然と人にも親切になれるし、人のために動いても「どうして私が・・」と不満にも思わなくなるんだ。
だから、他人のことばかり優先しないで、自分の幸せを優先しよう。
幸せの順番は自分から。
他の誰かに親切にしてあげるのは、その後でいいんだ。
人生には、これから先どんな道を選んだらいいのか迷うことがありますよね。
親しい人に相談したり、インターネットで調べたりしながら色んな意見を見聞きしていくけれど、これといった決め手がなくて悩みは深まるばかり。
「自分にとって何が得で何が損なのか?」と調べてみても賛否両論があるし、あちらを立てればこちらが立たずといった具合で、どの意見にも決定打にかけるように感じる。
ああ…どうしたらいいんだろう!
こういうときの優柔不断な自分が嫌になる。
もっと、決断力があればササっと決められて、こんなに悩むこともないのにと思ったりする。
けれども、すぐに決められないのは当然なことかもしれません。
あなたが、それだけ思い悩んでしまうのは、すぐには決められないくらいに大きな問題だから。
人生の選択は明らかな正解があるわけでは無いのだから、最後は自分がどうしたいのかということが鍵になるのかもしれません。
僕達は、何かを成し遂げようとするときは努力が必要ですから、頑張って、頑張ってといった具合に苦労が多い道を選びがちです。
自分が成果を出すためには何をしたらいいだろう?と色々調べていくうちに、自分にあっているかどうかはそっちのけで、あれをした方がいい、これをした方がいいと苦しい努力を選んでいくんですね。
こういうときに忘れがちなのは、何かを成し遂げようと思った動機です。
お金が欲しいとか、自由に働けるようになりたいとか、それぞれで理由は違うかもしれませんが、突き詰めていくと幸せになりたいということではないでしょうか?
幸せになりたい筈なのに自分から苦労する道ばかり選んでいては、いつまでたっても幸せにはなれません。
幸せになるためにはどんな方法があるのか、もう一度考えてみよう。
考えてみても、自分がどうしたらいいのかわからないという人は多いと思います。
そういうときは、明日が楽しみになったり、ワクワクする道を選んだらいい。
自分がやろうとすることで、明日が楽しみになったりワクワクするのは、それだけ興味があったり好きなことだから。
損得や条件で決めるのではなくて、自分がどうしたいのかという気持ちを大切にする。
長い目で見れば、自分の気持ちを大切にした方が努力を継続させることができますし、なにより頑張っていても辛くありません。
もちろん、全てのことが自分の興味のあることや好きなことである必要はありませんが、人生の選択を迷っているときは自分の気持ちも大切にして欲しいなと思うのです。
僕たちは、ああなりたい、こうなりたいと言って自分の幸せに条件をつけてしまいがちです。
いつか…いつか幸せになるんだと、幸せの条件を付けて、幸になるのを先送りしようとする。
だけど、気がついていますか?
あなたは、今が全然幸せじゃないんだって言ってるんですよ。
幸せじゃないから、将来きっと幸せになるんだって堅く誓っているんです。
本当にそうでしょうか?
そんなに幸せになることって、特別なことじゃなくてもいいんじゃないでしょか?
幸せって、何か大きなことをやり遂げるというような、特別なものじゃないんです。
毎日ご飯が食べられるとか、雨風しのいて寝られるとか、持っていると当たり前に感じるような、薄味なものなんですよ。
だから、幸せを感じるには、目の前にある小さな幸せを、どれだけ見つけられるかが鍵になるんだ。
こうなったら幸せだと条件をつけていては、目の前の幸せには気付けません。
今から幸せになるんだと思うこと。
そのことが、幸せを見つける一歩になるんだ。
無くして初めて気付く幸せというのもありますよね。
大切な人との別れがあり、その人と過ごした時間が幸せな時だったんだと気付いたりする。
幸せって薄味だから、当たり前になりすぎて自分が幸せだったってことが、わからないことがあるんだ。
幸せって、目を凝らしていないと見つけにくいものなのかもしれませんね。
あなたの目の前にある幸せは、どんなものがありますか?
「こんなことで⁈」と言わないで、小さな幸せ探してみよう。
幸せって、ずっと先にあるものじゃないんです。
あなたの目の前に、当たり前のようにあるものなんだ。