僕たちは、大切な人から気持ちを受け止めて貰えないと、なんだか悲しい気持ちになりますよね。
自分の気持ちを拒否されたように感じて、愛されていないように感じる。
時と場合によっては、怒りさえ湧いてくることもあるでしょう。
自分のことを、もっともわかっているだろう相手なのだから、きっと共感してくれるだろうと思っていたら、見事に期待を打ち砕かれてしまえば、そう感じるのは自然なことかもしれません。
私のことを、大切に思っていないんじゃないか?
大切に思っていないから、気持ちを受け止めてくれないのかも。
価値観があわない人だったのかな…
こんなふうに、ネガティブなことが頭をよぎり、相手に怒りさえ感じるようになってしまう。
赤の他人ならいざ知らず、大切に思っている人なのだから、なおさらそう思ってしまうものですよね。
けれど、気持ちを受け止めて貰えないということと、愛されていないということはイコールじゃないんです。
むしろ、愛されているからこそ真剣に向き合ってくれているんだよ。
なんとか助けになりたいと思って、自分の意見を言っているんだ。
あなたは、愛されていないんじゃない。
物凄く愛されているんです。
だから、そんなにガッカリしなくてもいいんだよ。
私って愛されているんだな〜って思えばいいんだ。
そう思うと、どうでしょう?
そんなに相手にイライラしなくてもいいし、問題なんてなかったんだと思えませんか?
あなたは、相手の意見が欲しいんじゃなくて、気持ちを受け止めて欲しいんですよね?
だったら、その気持ちを素直に相手言ってみましょう。
ちょっと照れ臭いかもしれないけれど、私の話に共感して欲しいと相手に伝えるんだ。
自分の気持ちを受け止めて貰えれば気持ちもスッと楽になるし、人の意見も聞いてみようとする余裕もうまれてきます。
何かを変える必要があると思うかもしれませんし、話を聞いてもらっているうちに自己解決するかもしれません。
大事なのは、あなたがどうして欲しいのかを相手に理解してもらうこと。
中途半端に我慢して相手にイライラしないで、自分の素直な気持ちを伝えてみよう。
相手も人間だから、話を聞いてあげる余裕がないときもあるかもしれないけれど、そのときは別の日にすればいいんだから、焦らないことだよ。
あなたも好きだから、大切な人だと思っているんでしょ?
好きだからこそ、受け止めて貰えないのが悲しかったり、イライラする気持ちになったんだ。
だから、楽しみを後にすると思って、時がくるのを待ってみよう。
大丈夫。
本当は愛されているのに、気持ちを受け止めて貰えないって誤解しただけなんだから。
なんの問題もないんだ。
■目次
僕たちは、好きな人だからこそ許せないというときがありますよね。
事あるごとに小言を言われたり、話をちゃんと聞いてくれなかったりして、私のことを愛していないのかなと思ったりする。
私のことが好きなら、こんなことするはずがない!
そんなふうに考えて、イライラしたり、悲しくなることもあるでしょう。
どうでもいい人ならいざ知らず、大切な人だからこそ、やって欲しくないこと、やって欲しいことを相手に期待して、気持ちにすれ違いがおこるのかもしれません。
僕たちは、愛情表現というと、みんなが自分と同じように考えていると思いがちです。
だからこそ、あえて言わなくても家族なんだから、恋人なんだから、わかってくれると期待する。
けれども、愛情の表現方法って人によって違うんだよ。
あえて厳しいことを言うことが、愛情表現だと思う人もいるし、大切な人が心配だから小言が多くなるということもあるでしょう。
言われる方は、たまったものじゃないから、なんで私がそこまで言われないといけないんだろうと、イライラしたり、悲しくなったりする。
次第に相手を避けたり、不機嫌に接するようになったりして、ますます相手とのすれ違いが大きくなるんだよね。
厳しい事を言うのが愛情表現だと思っている人からすると、避けられたり、不機嫌に接しられて悲しくなることもあるでしょう。
あれだけ言ってるのに、これだけ心配してるのに、どうしてわかってもらえないんだと…

愛情表現ってむずかしいよね
あなたのことを心配するのも、あなたに小言を言うのも、どちらも愛情表現。
自分が思ってるのとは違うけど、愛してるからこそやってることなんだよね。
だから、「ああ、これも不器用だけど愛情表現なのか…」と思えばいいんだよ。
嫌がらせと思えば許せないという気持ちになるけど、愛情表現だと知れば「なんだ、私はちゃんと愛されていたのか…」と違って見えるから。
愛情表現なんだから、我慢しろって言ってるわけじゃないよ。
嫌なら「私は、こう感じて辛いからやめて欲しい」と相手に伝えよう。
イライラしながら伝えても、こちらの真意は伝わりません。
気持ちが気持ちが落ち着いているときに、相手も穏やかなときに伝えてみよう。
それでも関係が変わらないなら、距離を置いたらいいんだよ。
嫌々に一緒にいても、お互いに傷つくだけなんだから。
自分の素直な気持ちを相手に伝えることって、なんだか恥ずかしくてなかなか言いだせなかったりしますよね。
子供の頃は素直に言えた言葉でも、大人になるにつれて「もういい大人なんだから」と思って恥ずかしがって言えなかったりする。
だから、自分のして欲しいことを素直に言えずに、「私の思うこと察してよ」「それくらいわかってよ」と相手に期待してしまうんですよね。
「家族なんだから、私の気持ちをわかって欲しい」とか
「友達なんだから、これくらいして欲しい欲しい」とか
「恋人なんだから、私が言わなくてもやって欲しい」とか
こんなふうに相手に色々期待してしまうんだけど、相手はエスパーでも預言者でもないから期待通りには動いてくれないことが多くてイライラする。
そうすると、期待を裏切られたという気持ちがムクムクと湧いてきて「どうしてわかってくれないの!」「家族なら、友達なら、恋人なら、わかってくれるものでしょ!」と怒りが湧いてくるんだよね。
「どうして怒っているんだ?」と問われても、素直に言えないことだから「知らない!」「自分で考えて」と相手に丸投げしてしまうこともあるでしょう。
これでは、相手は何で怒られているのかわからないし、どうしたらいいかわからずに途方に暮れてしまうかもしれません。
今日は、大切な人だからこそ相手に期待するけど、上手くいかずに気持ちが裏切られたとイライラしてしまう人のことについて考えてみたいと思います。
僕達は、大人になったからこそ言いにくかったり素直になれないことがありますよね。
それは、寂しいからそばにいて欲しいということだったり、子供のように甘えさせて欲しいということだったり、自分の気持ちに共感して欲しいということかもしれません。
子供の頃なら素直に言えた言葉でも、「大人なんだから」「もう子供じゃないんだから」と自分の素直な気持ちを抑え込んでしまうこともあるでしょう。
けれど、抑え込んだ気持ちが無くなるわけじゃないから、何とかして察して欲しいと相手に期待してしまうんだよね。
とはいえ、期待したとおりに相手が応えてくれたらいいけれど、なかなか思い通りにはいかないですよね。
こういうときって、相手が自分の気持ちに相手が応えてくれないからイライラしているんだと考えてしまいがちですが、原因は自分の気持ちが相手に伝わっていないところにあるんです。
だから、大切な人と気持ちよく付き合うためには、自分の気持ちを相手に伝えることって大切なことなんですね。
僕達は、他人の考えていることを知ることは出来ないから、相手の気持ちはこうじゃないかと色々想像しますよね?
いつもバックを持ってくれるのに今日は持ってくれないとなれば、何か怒らせてしまったからかな?と想像するかもしれないし、普段は優しいのに素っ気ない態度をとられたら嫌われてしまったのかと悲観することもあるでしょう。
そして、機嫌よくなって貰おうとアレコレ手を尽くそうとしたり、嫌われないように相手が嫌がりそうなことを全部我慢していたら、そりゃあしんどいですよね。
これだけあなたのために頑張ったんだから、今度は私の番だと思ってしまうこともあるでしょう。
けれど、バックを持ってくれなかったのは忘れていただけかもしれないし、素っ気ない態度をとったのは不機嫌になるようなことがたまたまあっただけかもしれないんですよね。
相手の気持ちを考えてあげるのは大切なことなのですが、想像の中での相手の気持ちに自分が振り回されてしまうと無用なことで疲れてしまうかもしれません。
社会で生きていくためには言いたいことを言えないことも多いですから、大人になっていくにつれて我慢することが増えていくという人もいるでしょう。
感情を抑圧してしまうとドンドン心に感情が溜まっていきますから、心の中に感情がマグマのように溜まっていきイライラしたり、八つ当たりしてしまうこともあるかもしれません。
こういうときって、後になって「言い過ぎたかな」と思ったり「嫌われちゃったかな」と後悔したりするんですよね。
だから、溜まった感情を抑えつけようとするのではなくて、出口を用意してあげて上手に付き合っていくことが大事なんです。
怒りという形で自分の気持ちをぶつけても相手を傷つけてしまうだけで、自分が本当に伝えたいことを理解してもらうことが難しくなってくるんですね。
それでは自分も相手も傷つけるだけで良いことなんてないのだから、自分と向き合って相手にどうして欲しいのかを素直に伝えることって大切なことなんですよ。
恥ずかしかったり、カッコ悪いと思って、なかなか言い出せなかったりするものですが、自分の素直な気持ちを相手に伝えてみよう。
大切な人にイライラしているときって、これまでしてくれたことより、してくれなかったことに注目している状態なんです。
けれど、あなたが大切に思っている人は、これまでに色んなことをしてくれたはずなんです。
イライラしているときはそんなこと考えている余裕がないかもしれないけれど、気持ちが落ち着いたときに思い出してみるといいと思うんだ。
そういえば、「あのときこうしてくれて嬉しかったんだ」とか「こんなこともあったね」と色んなことが思い浮かぶのではないでしょうか?
これまでしてくれたことを思い出したら相手に感謝してみよう。
大切な人に感謝することができたとき、不満に思っていたことも小さく感じるのでしょうか?
大切な人と気持ちにすれ違いがある人へ
あなたは、愛されています。
愛情表現が期待してるのとは違うだけで、とっても、とっても愛されているんです。
だから、そんなに思い悩まないで。
これも、愛情表現なんだと思ってみよう。