我慢の限界のときの対処法|我慢のしすぎはストレスを溜めるだけ

辛い気持ちをため込んで我慢の限界のときは、心にため込まずに叫んで吐き出してしまおう。

人間って辛いことを我慢し続けると、「言い返せない自分」「やり返せない自分」を、情けないとか弱いと思って、攻撃的な気持ちが外から自分に向かっていくんです。

自分のことを責めて、こんな自分がイヤだと嫌いになっていくんだ。

後輩に舐められて言い返せなかったり、理不尽なことを言われて反論できなかったり、無茶なことを頼まれても断れなかったりして、何であんな酷い目にあったのに、自分はこうなんだと責めてしまう。

被害を受けたのは自分の筈なのに自分を責めてしまうなんて、これ以上の理不
尽なことはありません。

辛い気持ちは、ため込まずにしっかり吐き出すことが大事なんだ。

我慢を続けてもストレスが溜まるだけ

どんな我慢強い人でも、辛い事を我慢し続けることができる人はいません。

必ず我慢するには限界点があり、限界を超えて我慢しようとすれば体調を崩したり、酷い時には病気になってしまうこともあります。

僕達は、何か問題が起こったときに嵐が過ぎ去るのを待つかのように、我慢する事で問題を解決しようと試みることがありますよね?

「関係を悪くしたくないから」

「嫌われたくないから」

「自分が我慢すれば丸くおさまるから」

こんなふうに考えて、「いつか」問題が無くなってくれる事を「いつか」分かってもらえる事を期待して、自分の気持ちを犠牲にしながらジッと我慢したりする。

けれど、多くの場合は期待どおりにはいかずにストレスが溜まる一方で、「どうして私だけが・・・こんな辛い思いを・・・」と辛い気持ちになってしまうんですね。

もう我慢の限界!というときは気持ちを吐き出そう

人生には自制が必要な場面もありますが、自分を犠牲にしてまで終わりのない我慢をはするのは自分を不幸にする考え方です。

我慢には必ず限界点があるのですから、無理に我慢しようとしないで気持ちを吐き出すことが大切です。

ここでは、「もう我慢の限界!」というときに気持ちを吐き出す方法についてご紹介しようと思います。

我慢の限界のときは大声で叫んでみよう

「バカやろー」「〇〇いい加減にしろ!」「〇〇だって?はぁっ⁈ふざけんなよ!!」って、大声で叫んでみよう。

そうすることで、気持ちがスッキリするから。

1ミリも悪くない自分が自分を責めるなんて明らかにおかしいんだから、気持ちをしっかり吐き出してあげよう。

周囲に人がいると、みんなビックリするから、誰もいない場所で、おもいっきり叫ぶんだよ。

それが、行き場のなくなった怒りを自分に向けさせないためのスキルなんだよ。

我慢の限界のときは不満を日記に書いてみよう

周囲に人がいるところで大声で叫んだら不審な人になってしまいますから、大声を上げることができない人もいると思います。

そういう人は、日記に不満を書き殴ってみよう。

頭に溜まっている黒い物を思いっきり吐き出すイメージで、不満を日記に書いてみる。

嫌な気持ちを自分の中に溜めておく必要はないですから、思いっきり吐き出してみよう。

辛い気持ちを心に溜めずに吐き出すためには、汚い言葉かどうかは別として思っていることを我慢しないことが大事です。

辛い気持ちになることばかりを考えていては、ストレスがたまって前向きに行動することが出来ませんから、心に溜めずにちゃんと吐き出してあげるんですね。

大声を出すと周囲に聞かれて変な人と誤解されるかもしれませんから、場所は選ばなくてはいけませんが、ストレス解消ノートに書くなら遠慮はいりません。

「上司のバカヤロー」「忙しいのに余計な仕事増やして、ふざけんな!」と自分の本音を我慢しないでストレス解消ノートに書いてみる。

自分の心に溜まった悪いものを追い出すように思いっきり吐き出していくんですね。

世の中いいことばかりではありませんから、ストレスがたまることもあります。

ストレスがたまらないようにすることも大事ですが、溜まったストレスを吐き出すことも同じように大切なことです。

誰かに愚痴を聞いてもらったり、運動して発散するのもいいけれど、どちらも苦手という人はストレス解消ノートを試してみてください。

ストレス解消ノートは、誰かに協力してもらう必要もありませんからコミュニケーションが苦手な人に最適ですし、運動をする場所なども選びませんから手軽に始めることが出来ます。

だから、辛いことがあったときは自分の心に溜めこまないで、ストレス解消ノートに書いて吐き出してみよう。

ストレスがたまって気持ちが落ち込んだり、イライラしたって何のメリットもありません。

心に黒いものがたまっていくのを我慢しないで全部吐き出していこう。

我慢の限界のときは人に愚痴を聞いてもらおう

信頼できる人に「こんなことがある」と愚痴を聞いてもらったり相談してみることで、自分の気持ちがスッキリしたり考えが整理できて、これからの行動方針が見えてくる事もあります。

ひとりで我慢していては気持ちも暗くなるばかりです。

これ以上我慢しないためにも、人の協力をえる事も一つの方法です。

相談する人は、自分の考えを押し付けてきたり、あたまごなしに否定する人は避けた方がいいでしょう。

あなたの話を真剣に聞いてくれて、共感してくれる人を探してみてください。

もしも、身近にいないという人は、カウンセラーなど専門家に相談してみるのもいいでしょう。

我慢の限界のときはストレス解消に息抜きをしてみよう

我慢するだけではストレスが溜まる一方ですから、定期的に息抜きをするのも良いでしょう。

息抜きは「これをしていると嫌な事を考えずにすむ」というような、夢中になれるものがいいでしょう。

あなたが、好きで普段からやっていることや、興味のあることなどから探してみるといいでしょう。

息抜きについては、別記事気持ちの切り替え方|上手に自分と付き合おうも参考になります。

逃げる事は悪いことで卑怯なことだと思っている人は多いかもしれません。

何もしなければ成果は出ないのだから、逃げてばかりじゃダメだという意見もあるでしょう。

逃げるのは、人に迷惑をかける最悪の行動だと言う人もいるかもしれません。

けれども、この意見の中には、どうして逃げたくなったのかという事が考慮されていません。

人生には、一人では立ち向かえずに逃げるしか選択肢がないときもあります。

そうでありながら、逃げてはいけないと我慢していては、酷い時には病気になってしまうかもしれません。

逃げるって後ろ向きなイメージがあるかもしれないけれど、自分を守るために必要なことだってあるんです。

我慢が限界の時は逃げることが必要なときもある

僕たちは、自分のことを守るために逃げることも必要なときがあります。

職場でパワハラにあうとか、学校でいじめにあうとか、一人では乗り越えらないことが人生に突然起こることだってあるんだ。

そういうときに、必死になって我慢してもパワハラやいじめがおさまるどころか、エスカレートすることも多い。

こういうときって、被害にあってる人はパワハラする上司も、イジメをする同級生も、いつかわかってくれると我慢しがちですが、本人に罪の意識がない場合が多いんだよね。

むしろ、イライラさせるアイツが悪いと、自分が被害者のように思っていることも多いんです。

被害にあってる人からすると理不尽だと思うかもしれないけれど、いつか罪の意識に耐えられずに、わかって貰える日がくると期待するのは、やめたほうがいい。

フジモフ
フジモフ

逃げないことより、自分を守ることが大事

尊厳を認めない人やバカにする人から逃げよう

あなたの尊厳を認めなかったり、馬鹿にするような人からは距離をおこう。

権力で嫌がらせをしたり、複数人で絡んできて太刀打ちできそうにないときは、全力で逃げよう。

嫌われたくないからと、無理に仲良くしようとするから不満が溜まるんだ。

不満が溜まるだけならまだしも、パワハラやいじめに耐え続けると病気になってしまうかもしれません。

病気になったからといって、パワハラをした人やいじめてきた人が、あなたの人生の責任を持ってくれるわけじゃありません。

自分を守るために、逃げることも大事なことなんだ。

パワハラやいじめは、あなたが悪いわけではない

パワハラやいじめにあった人は、自分の何が悪いんだろうと考えがえて、別人に変わろうとしがちです。

ですが、パワハラにあうのも、いじめられるのも、あなたに原因はありません。

いわば事故にあったようなもので、たまたま合わない組織に入っただけなんです。

会社に入社するのも、学校へいくのも、そこでどんな人間関係があるかなんて入って見なければわかりません。

だから、あなたが悪いわけじゃないんだよ。

ありのままの姿で良いとよと言ってくれる人が世の中には必ずいます。

自分はひとりだと絶望しないで、自分を愛してくれる人達を大事にしよう。

我慢には無駄が多い

社会で生きていくには様々な制約がありますから、我慢せざるを得ない場面もあるものですよね。

上司に無茶なことを言われても「わかりました」と指示したがったり、顧客から理不尽なことを言われても「すみませんでした」と謝ったり、自分に我慢を強いて本音とは違うことをしたりする。

あるいは、みんなが残業しているのだから帰り辛いと思って必要のない残業をしたり、同僚に嫌われたくないと思って頼みごとを断れないということもあるでしょう。

誰だって積極的に人に嫌われたいなんて思う人はいませんから、他人の意見に合わせようとしたり、人目を気にすることは自然なことかもしれません。

けれど、人間って我慢によって積み重なってしまったストレスは、何処かで発散して帳尻を合わせようとするものなんですよ。

電気代がもったいないと思って真夏にエアコンをつけるのを我慢していたら、アイスクリームが食べたくなったり、冷たい飲み物が飲みたくなったりして、電気代が安くすむと思っていたら、余計な出費が増えてかえってお金がかかったなんてこともあるように、我慢するって都合よくいかないものなんだよね。



職場で嫌なことがあってイライラした気持ちで自宅に帰ったら、些細なことで家族に辛く当たって喧嘩してしまったということはありませんか?

僕達は、我慢したことはその場で処理が完結出来たと思いがちですが、本当は後で帳尻を合わせるように何処かで吐き出しているんですね。

仕事でストレスが溜まったからと、週末にストレス発散で散財したり、やけ食いしたり、二日酔いになるほどお酒を飲んだりすることだってあるでしょう。

本来ならば、もっと自分の好きなことや、やりたいことにお金や時間を使えたはずなのに、我慢ばかり自分に強いたばかりに余計な出費や無駄な時間を過ごしてしまう。

我慢をするこも人生には必要なこともあるけれど、無駄な結果を生むことも多いんだ。

だから、できる限り自分に我慢をさせないように生きることって大切なことなんですね。


あなたが、いま我慢していることは何ですか?

今している我慢は、あなたにとって本当に必要なものでしょうか?


自分が、どんなことを我慢しているのか紙に書き出してみよう。

我慢をやめたときに、自分がどうなるのかを考えてみよう。

あなたがしている我慢は、本当はしなくてもいいような我慢なのかもしれません。

止むを得ず我慢が必要な場合は仕方ないけれど、できるだけ我慢しないですむような環境を自分に作ってあげよう。

我慢の限界のときこそ自分の味方になってあげよう

自分が我慢することで丸くおさまるかもしれない。

そう思って、どうしても言えなかったという時もあるよね。

そういうときは、後悔ばかりしていないで思いっきり叫んでみよう。

思いっきり日記に書き殴ってみよう。

誰かに愚痴を聞いてもらおう。

どんな自分であったとしても、誰よりも自分の味方になってあげよう。

もう、我慢しなくていいよ。

嫌なことは、嫌だって言っていいんだ。