僕達は、辛い過去があると、そのことばかり考えて余計に嫌な気持ちになることがありますよね。
目の前で起きていることは決してネガティブなことばかりではないのに、暇さえあれば過去にあった嫌なことばかり考えてしまう。
そうしていくことで気分が落ち込んでいき、物事を悲観的に捉えるようになって余計に沈んだ気持ちになることもあるでしょう。
嫌なことばかり考えていたら、気持ちが落ち込んだり何もする気になくなったりします。
酷いときには自暴自棄な気持ちになってしまい生きることさえ嫌になるかもしれません。
辛い過去があるのは不幸なことかもしれませんが、嫌なことばかり考えてしまうのは、自分の気分を自分からどんどん暗いものにしていくことになります。
悲観的なことばかり考える悪循環を断つためにも、悪いようにばかり考えないように思考をコントロールすることが、暗い気分から抜け出すために必要なことなんですね。
僕達は、嫌なことばかり考えてしまうときは、考えないようにしようと辛い過去を思い出さないようにしようとしますよね?
考えないようにしよう、考えないようにしようと自分に言い聞かせるけれども、気が付いたら同じようなことを考えていたりする。
寝る前にこのような状態になると眠れなくなることもあるでしょう。
嫌なことばかり考えてしまう思考の癖は、自分の意志ではやめることが出来ないですから、どうしたってそうなってしまうんですね。
何かを考えたくないと思ったときは、自分の意志で無理矢理考えないようにするのではなく、辛い過去とは別のことに集中することが大切です。
別のことを考えるといっても、すぐに元の嫌なことを考えてしまっては元も子もありませんから、自分が集中できる楽しいものが良いでしょう。
嫌な考えを吹き飛ばすくらい集中できる楽しいものとは、普段からついついやってしまうことや、没頭できるような趣味だったりと考えるだけでニヤリとなるようなことです。
趣味じゃなくても、猫が好きなら猫の可愛らしいしぐさを思い浮かべるのもいいし、旅行が好きなら行ってみたいところを考えてみるのもいいでしょう。
実際にやってみたり現地に行ったりする方が効果は高いですが、それが難しい状況のときは思い浮かべるだけでも一定の効果がありますから試してみてください。
大切なのは、過去嫌なことばかり考えてしまう時間を少しでも減らすこと。
過去におきた嫌なことばかりクヨクヨと思い出しても辛くなるだけなのだから、目の前のことや楽しいことに集中しよう。
楽しいことを思い浮かべようとしても上手くいかないという人は、散歩に出掛けたり、掃除をするなど別の行動をとるのもいいでしょう。
例えば、散歩に出かけたときは、足元に咲く花を見かけて季節を感じたり、注意深く周囲を観察してみると今まで気づかなかったことにも気が付くかもしれません。
あちらのお宅では犬を飼っていたのか、この公園ではツツジの株がたくさん植えられているのか、いつの間にか空き地になっているなとか、色んなことを考えてみるんです。
そうすることによって、気が付いたら嫌なことを考えるのをやめて目の前のことに集中できるようになっているでしょう。
自分の意志で無理に考え事をやめさせようなんてしなくていいんです。
気晴らしが出来ることをして、そのことに没頭したらいいんだ。