答えの出ないことは考えなくていい

人生には「どうして自分だけが・・・」と思い悩んでしまうことがありますよね。

病気になって以前のように頑張れなくなったり、怪我をして日常生活に支障が出るようになったり、家族に不幸なことがあったり、人生には思いがけないことがおこる事もある。

「どうしてこんなことになったんだろう?」

「どうして、私にだけ?」

周囲にいる人は、あんなに笑顔でキラキラ輝いているのにと羨ましくなって、置かれた状況の辛さに涙が止まらなくなったりする。

自分の身に起こったことのショックが大き過ぎて、すぐには受け入れられなかったりすんだ。

フジモフも、聴覚障害者になったときに「どうしてこんなことに・・・」と置かれた状況が辛過ぎて受け入れることが出来ませんでした。

「なんで?」

「どうして?」

考えてもわからないこと、答えのないことを、いつまでもいつまでも考え続けていたんですね。

考えても答えが見つからないことですから、「なぜ?」と考えることに執着しても気持ちは暗くなる一方でした。

これからどうしようかということよりも、辛い状況を否定したかったんですよね。

「こんなはずはない」って・・・

置かれた状況をまじめに考えることは悪いことではいけど、答えのでないことを考え過ぎても辛くなるだけだよ。

すぐに受け入れることは難しいけれど、考えることに疲れたら、答えのでない考えは止めてしまおう。

止められないという人は、休止するだけでもいいから、考える時間を減らしてみよう。

無駄な悩みは持たなくてもいいの。

答えの出ないことは考えなくてもいいんだ。

今のあなたに出来ること、ただそれだけをしたらしたらいいんです。

今の状況が短期間で大きく変わらないとするならば、あなたはどうしたいですか?

辛く制限をされた状況の中で、あなたに出来る事はなんでしょう?

「なぜ?」「どうして?」とだけ考えていると物事がなかなか前に進みませんから、不安ばかりが大きくなってしまいます。

自分にできることを一つひとつやっていく事で、心配事を少しずつ減らしていければ、「大丈夫なんだ」と思えるようになってきて気持ちも楽になっていきます。

今はとてもそうは思えないかもしれないけれど、あなたはこの世に幸せになるために生まれてきたんです。

決して不幸になるために生まれてきたんじゃないんです。

だから、少しでも毎日を楽しめるように出来ることから始めてみよう。

大丈夫。

たとえどんな自分であっても、あなたは必ず幸せになれるから。