「なにもしたくない・・・」心が疲れた時に効果的な4つのこと

人生では「やらなければいけないこと」に追われて、自分の心に目を向けている時間って意外となかったりしますよね。

毎朝、学校や会社に行って帰ってきたら帰ってきたで、勉強やったり、家事をやったり、仕事の残りをやったりと、何かと忙しくしていることが多いと思います。

「やらなければいけない事」「やっとくと良い事」に時間をついやして、自分のやりたいことは、「いつかやろう」と後回しになってしまう。

そうこうしているうちに、人生の様々なことに疲れてしまって、もう何もしたくないなと感じるようになることもあるでしょう。

他人に迷惑をかけないように・・・

家族のために・・・

生活のために・・・

やりたくないことを必死に頑張ってきて、ついには疲れてはてて「もう、何もしたくないな・・・」「ずっと寝ていたいな・・・」と思ったりする。

人生には嫌な事でもやらざるをえないときもあるけれど、何もしたくないとなるのは頑張り過ぎているときだと思うんだ。

何もしたくないときのステップ①何もしないで心と体を休ませる

あなたが、何もしたくないと思ったのは、やりたくないことを頑張り過ぎて心が疲れてしまっているから。

意に沿わない事を「生活のため」「家族のため」と我慢してやってきて、とうとう体から「休みなさい」と促されている状態なんだ。

だから、「もう、何もしたくない」と思うようになったら、まずは休ませるために何もしないようにしよう。

みんなに申し訳ないと思う事もあるかもしれませんが、このまま頑張り続けると酷い時には病気になってしまうかもしれませんから、自分を守るためにも何もしないでいる自分を許してあげてください。

あなたは、これまで本当に良く頑張ってきたんです。

だから、みんなに迷惑がかかっているとか、甘えているとか自分を責めたりしないで、自分の心と体を労ってあげよう。

何もしないでいるときは、いろんな考えが浮かんできますね?

「こんな事してていいのかな?」とか「迷惑をかけてしまったな・・・」とか、居ても立っても居られない気持ちになって、ちっとも心が休まなかったりする。

身体を休めていても嫌な気持ちになることを考え過ぎていては、体の疲れは取れても心(頭)の疲れは余計に溜まってしまうんですね。

だから、心を休ませるためには自分が嫌な気持ちになる考えを出来るだけ減らすことって大事なことなんだ。

嫌な気持ちになる考えが浮かんだら、その考えをストップして別のことに集中しする。

どうしても切り替えられないときは、部屋の片付けでもいいし、趣味に没頭するのでもいい。

気持ちをスッキリさせたり、嫌な考えから別のことに集中させたりして、嫌なことを考える時間を減らしてみよう。

何もしたくないときのステップ②今の状態を悪いものだと思わず自然なものだと捉える

気持ちが落ち着いてきたら、今の状態を悪い状態として捉えるのではなく自然なものだと考えてみよう。

あなたが、何もしたくないと思う状態になったのは、頑張り過ぎて疲れているから。

疲れているときは、何もせずに休みたいと思うのは自然なこと。

あなたの状態は、やる気が出ない悪い状態なのではなく自然なことなんだ。

100Mを全力で走った後は、呼吸を整えるために少し休みますよね?

それと同じように、心が疲れたときも心を休ませる必要があるんですね。

心が疲れたときに、「何もしたくない」「ずっと寝ていたい」と思うのは自然なこと。

悪い状態なんかじゃないんだ。

何もしたくないときのステップ③自分を褒める・自分にOKをだす

何もしないでいると、怠けているとか、人に迷惑をかけると考えて、自分が酷いことをしているように感じるかもしれません。

けれど、その考えの中には、あなたが何もしたくないと思うくらい疲れていることが考慮されていないですよね?

あなたは、これまで疲れていても「やらなきゃいけない」と思って頑張ってきました。

だからこそ、疲れて休んでいるのに「人に迷惑をかけた」「怠けている」と考えて自分を許せないと思うんだ。

疲れているのに頑張り続ければ病気になってしまうこともあります。

病気になれば長期の休養が必要になってしまいますから、そうなる前に休養を取ることも大事なんですね。

心の疲れは目に見えてわかることではないですから、本人も含めてわかりにくい疲れかもしれません。

だからこそ、「何もしたくないと」「ずっと寝ていたい」というSOSのサインが出たときは、疲れを癒すために休養を取る自分にOKを出してあげよう。

あなたが、休んではダメだと無理に頑張らせようとしたら、疲労はますます溜まってしまいます。

そうならないためにも、休む自分にOKを出してあげよう。

そして、自分のことを褒めてあげてください。

自分のことを褒めて肯定的に考えられるようになると、行動ひとつ一つをむやみに否定せずに認めてあげることが出来るようになります。

自分にOKを出しやすくするためにも、自分のことを積極的に褒めてあげよう。

何もしたくないときのステップ④気になる問題を解決する

やり残したことや心配事があると、気になって集中できないことがありますよね。

仕事をしている途中でも、家事をしている途中でも、あれもやっておかないとなとか、あの件どうなるんだろうと?と気になって目の前のことに集中できなかったりする。

やり残したことや心配事があると、それだけ頭のリソースが使われてしまい、エネルギーも浪費してしまうんですね。

「何もしたくない」「ずっと寝ていたい」というところから活力を取り戻すためにも、やりたくないこと・やり残したこと・心配ごとの問題を解決することが大切なんですね。

人生に疲れてしまい何もしたくないというときは、やりたくないことや、やり残したことや、心配事で頭が一杯になって心に余裕がありませんよね?

だから、自分がどんな「やりたくないこと」「やり残したこと」「心配事」があるのか知るために紙に書いてみよう。

「やりたくないこと」「やり残したこと」「心配事」を書き出したら、今度はその解決方法を考えてみる。

「やりたくないこと」は、出来るだけ自分にさせないように、減らしたりやめたりする方法を考えてみよう。

「やり残したこと」は、いちどに全部やってしまおうとしないで、少しずつ自分のペースで計画的に進めていこう。

「心配ごと」の解決方法がみつからないときは、信頼できる誰かに相談してみよう。

「やりたくないこと」「やり残したこと」「心配事」が解決方法が見つかり気持ちが軽くなってきたら、今度は「やってみたい」リストを紙に書いてみてください。

リストを作るときは「こんなの出来るわけない」とか「私には向いていない」とかネガティブな考えが浮かんでも、その場で諦めたりせずにどんどんリストに書いていきましょう。

リストが出来たら、今出来る事からひとつひとつ叶えてあげるんです。

朝起きて「今日は何をしようかな?」と前向きに考えられるようになれたら、悪くない人生だと思いませんか?

おわりに

身体が疲れたら休憩をとるように、心が疲れときも休憩が必要です。

僕たちは心が疲れていても、「こんなことが我慢できないなんてメンタルが弱いな」と思って、なかなか自分の心の状態へ真剣に目を向けようとしませんよね。

それどころか「怠けている」とか「甘えている」とか「人に迷惑がかかってしまう」と考えて、そんな自分を責めてしまう人もいるでしょう。

けれども、その考えかたは自分の疲れている状態を無視して、自分のことを追い詰めてしまう考え方です。

もっと自分に寄り添って応援してあげるようにしましょうよ。

あなたは、もっと自分のことを大事にしたらいいと思うんだ。