「元気がでない」「無気力だ」と生きることに疲れたときの考え方

どんな人でも社会で生きていくには、良いことばかりとはいかないものですよね。

例えば、辛い仕事に毎朝行かなくてはいけなかったり、面倒な人間関係に辟易したり、嫌なことを延々と考えなくてはいけない事があってクタクタに疲れてしまったりする。

そんな毎日を続けていくと、なんだか心が疲れてしまって「朝から元気が出ないな」「やる気が出ないな」と感じる人もいるでしょう。

こういうときって、辛いことなんてなければ良いのに思うけれど、どんなに上手に生きたって辛いことや嫌なこと全てを回避することは難しいから、嫌な気持ちを引きずらないことって大事なことなんですよね。

世の中には「嫌な人だなぁ~」と思う人や「なんで自分ばっかり」と嫌な気持ちになることもあります。

その一つ一つを数えて「どうして私には、嫌なことばかりがあるんだろう?」といつまでも考えていると、誰だって気持ちがまいってしまうしクタクタに疲れてしまいます。

だから、心を疲れを上手に発散させるためにも、「好きなこと」や「楽しいこと」を見つけて上手にストレスと付き合っていくことが大事なんですよ。

「楽しいこと」「夢中になれること」を探して見つかれば、嫌なことがあっても気持ちを切り替えることが出来ます。

自分にはこんな楽しみがあると知っていれば、嫌なことがあっても「好きなこと」「楽しいこと」をして気分転換をすることで「また明日頑張ろう」と思えるんだよね。

僕達は、「このままではいけない」「私は、ダメな人間だ」と自分のことを否定的に考え、叱咤激励して自分に無理に無理を重ねさせることがあります。

自分の好きなことや楽しいことがわからないと思ったり、そんなことしている暇なんてないと感じている人もいるでしょう。

そういう人は、自分のことを甘えさせることが下手な真面目な人なのかもしれません。

たしかに、社会で生きていくためには努力が必要なこともあるでしょうし、ここが人生の踏ん張りどころというときもあるでしょう。

けれども、いつでもそうである必要はない筈です。

辛いこと、嫌なこと、疲れることがあるのに、「頑張らなくちゃいけない」「そんな暇なんてない」と自分に厳しくし過ぎるのは、自分で自分をいじめているようなものではないでしょうか?

全力疾走した後に100mを走るのと、疲れの無い状態で走るのとではタイムが違うように、 どんな人でも疲れが溜まれば効率は下がるし、努力するにも限界があるものです。

一生懸命に努力することは大切なことですが、頑張り過ぎてしまうと心も身体も疲れてしまって「何もしたくない」と無気力になってしまうこともありますから、上手に自分のことを甘やかしてあげることって大切なことなんですね。

辛いことや悲しいことばかり考えていたら気が滅入ったりクタクタに疲れてしまうけれど、「好きなこと」「好きな人の事」「楽しいこと」「面白いこと」を考えていたら気持ちもワクワクしてきます。

楽しい気持ちで毎日を過ごすことが出来るなんて、これほど良いことはないと思いませんか?

だから、「もっと頑張らないと」「そんな暇はない」と自分に叱咤激励ばかりしていないで、日常生活を楽しむ自分を許してあげよう。

そんなに、自分のこと追い込まなくても大丈夫だから

限界まで無理をしなくても心配ないから

上手に自分のことを甘やかしていこう

あなたが、朝から元気が出ないと感じるのは、嫌なことを頑張り過ぎてきたからかもしれません。

自分の好きなことや楽しいことを見つけて、嫌な気持ちに浸らないようにすることは、自分の心を健康に保つためにも必要なことです。

辛いことや嫌なことを一つ一つ数えて「私には、嫌なことばかりが起こる」と不幸な気持ちに浸らないで、自分の好きなことに夢中になってみよう。

疲れて頑張れない時は自分の味方になってあげなよ

僕たちは、泣きたいくらい苦しいときほど、自分のことを責めてしまいがちですよね。

あのとき、こうしていたら…

あのとき、あんなこと言わなかったら…

過去のことを振り返って、どうしてあんなことしたんだろうと自分のことを責めてしまう。

今が一番苦しい時期のはずなのに、自分のことを責めて追い詰めていくんだ。

酷い話だと思いませんか?

他人で例えるなら、落ち込んでいる人に傷口に塩を塗るようなことを言って、どんどん追い詰めていってるんですから。

悩んでいるときは、自分の気持ちを人に共感して欲しいものですよね。

こんなに辛いんだ…

これだけ苦労しているんだ…

不安で仕方ないんだ…

こんなふうに話して、自分の気持ちを受け止めて欲しいと思ったりする。

そうでありながら、「あのときはこうだったじゃないか!」「あんなことしたじゃないか!」と自分のことを責めていたら、気持ちはますます塞ぎ込んでしまうでしょう。

泣きたいくらい苦しいときは自分の味方になってあげなよ。

あのときは、気持ちに余裕がなくて優しくしてあげられなかったんだな。

あのときは、力及ばなかったけど精一杯の力で頑張ったよね。

あのときは、うまくいかなかったけど、失敗した理由がわかったから、次は前より上手にできる。

泣きたいくらい苦しいときに、あなたに必要ななことは自分への批判じゃありません。

自分の気持ちに寄り添い、味方になってあげることです。

自分を批判して追い詰めてしまうと病気になるかもしれませんが、気持ちに寄り添うことで、心が癒されて前向きなることができるんだ。

フジモフは、自分を責めることは、反省ではなく自分へのイジメだと思っています。

反省は、失敗を糧に次に活かすことができますが、自分への批判は気持ちが落ち込んでばかりで何もメリットがないからです。

自分のことをむやみに責め続けるのはやめよう。

それは、自分へのいじめで反省ではないから。

泣きそうなくらい苦しいときは、味方になってあげよう。

人生は良いことも悪いことも半分こ

どんなことにも、良い面と悪い面があります。

悪いことに見えることでも、見方を変えれば良いことにもなりえるんだ。

例えば、仕事には辛いこともあるけれど、給料をもらって生活する資金を得たり、欲しい物を買ったりすることが出来ます。

辛いことも確かにあるんだけれど、良いことだってあるんだよね。

どんなことにも、良いことと悪いことが半分こ。

悪いことばかり見てないで、良いことにも目を向けよう。

僕たちは、悪い事の方が記憶に残りやすいし、気になりますよね。

物事の悪い事はいろいろ気になるけれど、良いことはちっとも気付かなかったりする。

本当は良い事もいっぱいあるのに、悪いことにばかり目を向けていては身の回りに悪いことしか起きていないように感じて、現状に不満しか持てないでしょう。

これが、いい面にも目を向けると、悪いことばかりじゃないんだと実感でき、気持ちも変わってくるんだよね。

意識的に物事の良いところを見ようとすることって、とっても大切なことなんだ。

すでに持っている物って、あって当たり前になりすぎて意識しなくなるものですよね。

本当はとっても良いことだったり、幸せなことだったりをたくさん持っているんだけれど、当たり前になりすぎて良いことだなんて思わなかったりする。

住む家があったり、毎日ご飯が食べられたり、大切な家族がいたり、どれも持っていれば当たり前のもののように感じるけれど、どれも大切なものなんだ。

人間って良いことにはなれやすいけれど、悪いことには敏感になりがちです。

嫌なことや悪いことにばかり気を取られないで、良いことも悪いことも半分こなんだと思って、いい面にも目を向けよう。

あなたの身の回りにある良いことはなんですか?

当たりまえだと思っていることにも、良いことはたくさんあるから、探してみてくださいね。

元気が出なかったり無気力のときは休むことも大事

マラソンコースを全力疾走で走り抜けることができないように、どんな人でも常に全力で努力し続けられる人はいません。

どんな体力自慢の人だとしても、途中で息切れしてしまいクタクタになってしまえば、途中で休んで体力を回復したり、ペースを落として完走するなど工夫をすることが必要ですよね。

これは、身体のことだけではなく心にも同じことが言えます。

24時間ずっとストレスを感じたり緊張した状態が続くような環境に居続けては、些細なことでイライラするようになったり、何もする気が起きないといったぐらいに、行動する意欲を無くすこともあるでしょう。

酷いときには、うつ病などの病気になってしまうこともあるかもしれません。

だから、ずっと緊張状態で疲れるような場所にいたときは、どこかで休息したり、ストレスを発散することって大切なことなんですよ。

急な上り坂を常に全力で走って登ろうとすると、途中で息切れしてクタクタになってしまいます。

それでも「頑張らなきゃ」と自分に鞭打ち走り続けることを強要したら、途中で体力の限界に達してしまい倒れてしまうかもしれません。

僕達は、クタクタに疲れたり心が苦しくなったときは、無理に我慢して努力しようとせずに、自分を癒すために休んであげる必要があるんだ。

休んでしまうと自分が怠けているように感じるから、苦手だという人もいるかもしれません。

自分が休んでしまうことで人に迷惑をかけてしまうかもしれないと思うと、簡単には休むことが出来ないと感じることもあるでしょう。

けれど、無理をして頑張った結果クタクタに疲れ果ててしまい、「何もしたくない…」「疲れた…」と燃え尽きてしまっては回復するまでに時間がかかってしまいます。

それでは、安定して自分の力を発揮していくことはできませんから、かえって周囲の人に迷惑をかけてしまうことだってあるんだよね。

だから、「もうダメだ…」と限界まで頑張ったり、「まだ、なんとかやれる」とギリギリなところまで自分を追い込んでしまう前に、適度にストレスを発散したり休息する時間をとってあげよう。

会社からいつでも休んで良いよと言われても、遠慮して「休みます」と言いだせないという人もいるでしょう。

そういう人は、あらかじめ予定を作ってしまうといいかもしれません。

この日に休むと決めてしまえば、たまには旅行にでも行ってみようかとか、やってみたかったことに挑戦してみようといった具合に、休息する気持ちも湧いてくるかもしれません。

事前に休む日をあらかじめ伝えておけば、「この日に休みます」と申し出ることにも罪悪感が湧きにくいでしょう。

長い人生には辛い坂道を上るようなこともあると思います。

人それぞれに体力や気力も得意なことや苦手なことも違いますから、周りは頑張っているのに自分だけは無理がきかないと、自分を情けなく感じることもあるかもしれません。

それでも、途中で疲れてしまったら躊躇わずに休んだっていいんだよ。

疲れているのに無理に坂道を上ろうとすると、心も体も怪我をしてしまうかもしれません。

身体が怪我をしていては坂道を上ることが難しくなるし、心が疲れていたら登ろうとする意欲が持てなくなります。

大事ことは誰にも頼らずに休まないと自分に誓うことではなく、人それぞれに事情が違うのだから、自分だけが休んではいけないと一人で抱え込まずに、ときには人を頼って自分を守ってあげることです。

あなたの心や体が疲れていることを他人が察してあげることができるとは限りません。

だから、自分のことは自分で守ってあげる必要があるんだ。

何かに取り組んでいるときは、休むことを無駄な時間のように思えて焦ってしまうこともあるかもしれません。

けれども、疲れたときは休息を取って気力と体力をリフレッシュすることで、その後も大いに活躍することが出来るのではないでしょうか?

疲れていては、いい仕事は出来ないし、余暇を楽しむ事だって十分にできないでしょう。

だから、1度立ち止まって休息を取りながら周囲を見渡してみませんか?

無理をしてでも頑張っていたときとは違った景色が見えるかもしれませんよ。

孤立していて寂しいと思ったときは・・・

普段は会社と家との往復ばかりで、会社でもプライベートでも特別に仲のいい人がいるわけでもない。

日常にこれといって決まった会話相手がいるわけでもなく、一日にほとんど会話がないという人もいるでしょう。

悩みがあっても相談できる人がいなかったり、頼る人がいなかったりすると「自分独りだけで生きている」ように感じて「このままでいいのかな」って不安になったりする。

相談できる人がいれば自分の気持ちを受け止めてくれる人がいるからいいけれど、孤立して相談できる人が居なかったらひとりで悩みを抱え込んでいくしかないから気持ちの面でも辛くなるばかりでしょう。

そうでありながら、独りになるのは怖いけれど人と関わるのはもっと怖いんだという思いから独りでいようとするんだよね。

僕達は、寂しいという感情はネガティブなものとして考えて、抑圧したり我慢しようとしてしまいがちです。

寂しいなんて人に言うのは恥ずかしいと感じたり、カッコ悪いと思う人もいるでしょう。

自分の本当の気持ちに素直になれずに、孤独感と寂しさを隠そうとしてしまう。

けれど、大人が寂しいと思うのは恥ずかしいことなのでしょうか?

子供っぽいことなんでしょうか?

寂ししい気持ちがあるからこそ、誰かと一緒にいたいと思ったり、異性と恋をしたり、親密な友人関係が欲しいと思えるのではないでしょうか?

大人であっても寂しい気持ちには変わりないし、大人だからこそできることもあると思うのです。

それは、自分の寂しい気持ちと向き合い人との繋がりを求めて行動すること。

自分の趣味に合うようなコミュニティに参加したり、SNSなどのやり取りをする方法もあるでしょう。

新しい人間関係の環境を自分に作ってあげれば、自分の孤独感も緩和していくのではないでしょうか?

新たな人間関係作るには勇気が必要ですから、独りになるのは怖いけど人と関わるのはもっと怖いんだという人は、なかなか一歩を踏み出せないかもしれません。

勇気が持てないという人は、自分のことを肯定的に考えることから始めてみるといいと思うんだ。

これまでのあなたは、コミュニケーションが苦手だとか、他人と比べて自分は気が利かないとか、自分のことを否定してきたのではないでしょうか?

これでは、自分に自信が持てませんから新しい人間関係を作ろうとする意欲が湧かないでしょう。

そうではなくて「どんなときでも自分は愛されているんだ」と考えてみるといいと思うんだ。

コミュニティーに参加したけど会話がはずまなかったと落ち込むのではなく、喋らない自分でも愛されているから大丈夫と思ってみよう。

会話が得意じゃなくても、気が利かない人間でも、それでもあなたは魅力的な人なんですよ。

お笑い芸人でもタレントさんでもないのだから、無理に会話で楽しませようなんてしなくてもいいんだ。

あなたはあなたでいるだけで人に愛されるし、自分を肯定的に考えてみよう。

愚痴を言ったり話を聞いてもらえる人を探そう

自分一人で辛い気持ちを抱えてしまうと、どんな人でも辛いと思うんです。

ひとりで抱え込んでしまうと、アレコレ余計なことを考えて辛い気持ちを膨らませたりするんだよね。

悩みをひとりで抱え込んでしまい、自分で全部解決しようとしなくたっていい。

自分の悩みを話す相手がいないと、どんな人でも疲れてしまいます。

自分の悩みや愚痴を聞いて貰うことで、心がスッとして気持ちが楽になっていくんだよね。

誰かに話してみることで悩みが解決したり気持ちが楽になれば、毎日の暮らしも違ってくると思うのです。

愚痴を言うのは悪いことだと考えられがちですが、ストレスを溜め込んで我慢を続けていくと、どんどん自分にストレスを積み重ねていくことになります。

人に話して適度にストレスを解消することで、気持ち新たに行動することが出来るんだよね。

自由に自分の気持ちを話したり、愚痴を言える人を探そう。

どこか身近に悩みや愚痴を語れるような信頼できる人はいないでしょうか?

自分だけが一方的に言うのではなく、お互いが悩みや愚痴を言い合える間柄だといいですね。

愚痴を言う自分はダメな人間だと思ってしまうと、人に言いだすことがなかなか出来ません。

ときには愚痴や悩みを言う必要があるのだと、自分にOKを出してあげよう。

今は愚痴を言える人がいないと思っても、これからもそういう人は出来ないだろうと誤解しないでください。

今はいなくても、これから愚痴を言い合える関係を作ればいいんですよ。

毎日を楽しくする方法

僕達は、社会生活を送るなかで様々な制約を受けて暮らしていますよね。

毎朝起きて職場へ行くのを億劫に感じることもあるでしょうし、世の中には気の合う人ばかりじゃないですから、気の合わない人との関係に辟易することだってあるでしょう。

仕事行かなくてもよくなったら、あの人さえいなかったら、どんなに毎日が楽しくなるんだろうと考えたりする。

たしかに、自分の周りにある嫌なこと全部なくなったら悩みなんてなくなって楽しく過ごせそうですよね。

けれど、嫌なことがあったら楽しくなれないという考え方は、裏を返せば嫌なことがあるうちは楽しく過ごせないとも言えます。

自分の力で嫌なこと全てを自分でコントロール出来ればいいのですが、自分の思い通りにいかないことがあるのも人生ですから、「嫌なことがなくならないと楽しくならない」という考え方は自分を苦しめてしまう考え方なのではないでしょうか?

嫌なことを減らしたり、ときには逃げたりすることも大切なことですが、それでもなくなるわけではありませんから、上手に付き合って生きていくことも大切なことなんだよね。

僕達には、大きく分けて二通りの生き方があります。

それは、嫌なことをひとつひとつ拾って悩み苦しむ生き方と、今ある「良かった」「楽しい」を見つけて優しく暮らせる生き方です。

悩んでいようがそうでなかろうが、1日24時間が過ぎていきます。

毎日嫌なことをくよくよと考える苦しい毎日と、今日もこんないいことがあった、これからこんな楽しいことがあるんだと考えて生きるのと、どちらが楽しく生きられると思いますか?

あなたが、どんな人生を歩んできたとしても、どちらの生き方も選ぶことが出来ます。

嫌なことを思い出して「ああだった」「こうだった」とひとつひとつ拾って悩み苦しむ生き方と、「こんなことをしてみると楽しいかも」「こうだったらいいなぁ」と楽しいことを作っていく生き方と、選ぶことが出来るのはあなた自身なんだよね。

この記事を読んでいる人の中には、私には良いことも楽しいこともないと感じている人がいるかもしれません。

けれど、楽しいことって、特別なことじゃなくていいんですよ。

美味しいご飯を食べるとか、好きな映画を見るとか、会いたい人に会いに行くとか、そんなことでいいんです。

あなたが、やってみたいと思うことは何ですか?

嫌なことを考えて悩みながら過ごすよりも、自分が楽しいと思うことに集中しよう。

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