僕達は、日々の暮らしの中で様々なことにストレスを感じて生きていますよね。
仕事が忙しすぎて思うように休めなかったり、職場やプライベートで人間関係が上手くいかなかったり、様々な嫌だなと感じることがあってストレスが溜まったりする。
ストレスが溜まってくると、イライラして人に八つ当たりしてしまったり、やる気がなくなったりして、そんな自分が嫌だと思うこともあるでしょう。
こういうときって、ストレスを発散しようと努力するんだけど、後悔することも多いですよね。
食べ過ぎてしまったり、必要のない買い物を沢山してしまったり、ストレス発散のために無駄なことを、ついついやってしまったりする。
ストレスを発散することも勿論大事なことなのですが、ストレスを溜めないようにすることも同じように大事なことなんですね。
■目次
ストレスを溜めないようにするには、ストレスがたまる我慢を減らしたり、無理をやめることが大事です。
溜まったストレスを発散するだけでは、原因がなくなるわけではありませんから、嫌なことに耐え続けなくてはいけませんが、そもそもストレスがたまるような我慢がなければ発散する必要もなくなります。
自分がどんなことを我慢しているのかを知ることで、原因を取り除くことができればストレス自然と減っていくんですね。
苦手な人との付き合いや、忙しくて時間がないなど、人それぞれ理由は違うけれど、そういったストレスの原因を減らしたり、やめたりできれば、ストレスを溜めない生きかたにつながるのではないでしょうか?
心配事があると、ことあるごとに心配なことが頭をよぎって不安な気持ちになったりしますよね。
「あの問題はどうなるんだろう?」「このままで大丈夫なのかな?」などと考えて、不安な気持ちになりながらも「忙しいから」と後回しにしてしまう。
忙しくて時間が取れないないなど後回しにせざるを得ないこともあるでしょうが、はやめに終わらせたほうが気持ちもスッキリしてきます。
いつまでも心配事を気にしていても問題は解決しませんし、気にすることでストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。
心配事を後回しにするということは、ストレスのタネを持ち歩くようなものです。
何かと忙しい現代人ですが、時間を使う優先順位を見直して心配事の解決に踏み出してみよう。
世の中には様々な人がいますから、相性が悪い人もいるでしょう。
あの人とはどうも馬が合わないとか、悪い人じゃないけど好きになれないとか、顔を見ただけでも虫唾が走るとか、人によって嫌いの度合いは違うけれども、嫌いな人がいたりする。
嫌いな人と無理に付き合おうとするとストレスが溜まりますから、相手のことをますます嫌いになったり、酷い時には喧嘩になってしまうかもしれません。
そうすると、嫌いな人が近くにいるだけでもイライラしたり、居ない時でもあれこれ考えてストレスをためるようになったりすることもあるでしょう。
嫌いな人でも「仲良くしなくてはいけないんだ」「離れてはいけないんだ」と思って付き合っていると、余計にストレスがたまるんですね。
嫌いな人とは無理に付き合わなくてもいいんです。
相手と距離を置いたり、離れてみたり、あなたにできる範囲で距離をとったらいいんだ。
現在では、インターネットの登場で昔は一般の人では入手が難しかった知識も今では簡単に入手できるようになりましたが、同時にストレスが溜まるような情報も目にするようになりました。
特に人の悪口を言ったり中傷をするような情報が掲載されているサイトは、何度も見聞きすることによって見ている本人も影響されたりしますから、攻撃的な考え方になったり、自分も同じようなことを言われるのではと恐れるようになるなど、余計なストレスを溜めることもあります。
人の悪口を聞いて気持ちがいい気分になったり、優しい気持ちになる人はいません。
インターネットは非常に便利なツールですが、ストレスを溜めないようにするには、情報の取り捨て選択をすることも大切でしょう。
自分が嫌だなと思う所にはできるだけ居ない方がいいでしょう。
嫌な所に無理やり居たら、嫌な気持ちになる事はあっても楽しい気持ちになる事はありません。
わざわざストレスが溜まるような所に居続けても、嫌な気持ちにしかならないし、酷い時には病気になってしまうかもしれません。
親が、学校が、会社がと理由があって嫌な所に居続けようとする人は多いですが、いじめやDVなど深刻な状況のときは逃げることも選択肢に入れてあげよう。

何か不安だなとか、自信がないから会社辞めたいとか、そういう事なら頑張った方がいいかもしれない。
環境を変えることで、ストレスから解放されて劇的に生きやすくなることもあります。
嫌な人から解放されて気持ちが楽になることもあります。
自分が生きやすくなるために、環境を整えてあげるのは大切なこと。
あなたの居心地の良い環境を探してみよう。
どんな人にもストレスはあるものですが、心にストレスを溜めすぎてしまうと「何もする気が起きない」とか「何をしても楽しくない」というような心の調子を崩してしまうことがあります。
日常生活のストレスをゼロにすることは出来ませんが、生活習慣や考え方を変えてストレスを減らすことは心の健康保つために大切なことです。
人生は自分の思い通りになることばかりではありませんが、そんな中でも自分らしく生きることを心掛ければ今よりずっと楽に生きられるのではないでしょうか?
社会では体の健康を保つために様々なサービスや食品などで溢れていますが、心の健康を保とうと意識している人は少ないかもしれません。
僕達は、体が疲れたときは休憩しますし、病気をしたときは安静にして病を治そうとしますが、心が疲れたときは「甘えている」とか「なまけ癖」が出たと思って自分に鞭を打って頑張ろうとしたり、無理をしてしまいがちです。
体の疲れは「昨日眠れなかったから」とか「体力仕事が多かったから」とか理由がはっきりしていることが多いですから体の健康に気を付る人も多いのですが、心の疲れは理由がはっきりわからないということが多いですから、「なまけ癖が出た」とか「甘えている」と考えてどうしても頑張り過ぎてしまったりするんですね。
例えば、疲れを癒すために家でゆっくりしていても、「家で生産性のない生活をズルズルしている」と自分を責めていたら、休んでいる人の横で「そんなことで休んではダメだ!」「なまけている!」と罵っているようなものですから誰だって疲れてしまいます。
心の疲れは仕事が忙しいとか物理的に休んでいるということとは関係なく、考え方の癖によって疲れてしまうこともあるんですね。
そいういう意味では「休んでいるのに疲れが取れない」とか「何もする気が起きない」という人は、心を疲れさせるような思考のパターンを持っている人と言えるかもしれません。
僕達は、世間一般的な価値観では説得力がないような条件では自分に厳しくしがちですが、自分が疲れたとか辛いと感じているときは、そんなに自分のことを責めてばかりいないで、もっと自分に優しくしてあげよう。
「だらしがないな」「我慢できないな」と自分を罵ることばかりしてないで、「辛いな」「嫌だな」と感じていることを素直に受け入れてあげよう。
普段なら難なくできることでも体が疲れているとサボりたくなるように、心の疲れが溜まっていると「何もする気が起きない」ということになってしまいます。
人生には我慢が必要なこともありますが、心の疲れを癒して余裕を持つことも同じように必要なことのはずです。
心が疲れているときは客観的な理由が無いなんてことは脇に置いて、自分の疲れを癒すことをしてあげよう。
心の疲れを癒すためには自分の好きなことをするのが一番ですから、夢中になれることや楽しいと思うことを自分にやってあげるといいでしょう。
そのときは「こんなことしていいのか?」「サボってしまった」と自分を責めてしまうと余計に疲れてしまいますから、わがままに思えることでも好きなことをする自分を許して受け入れてあげることが大切です。
あなたが普段からしている好きなことや、夢中になっていることはなんですか?
誰に言われたわけでもないのに、ついついしてしまうことはなんでしょう?
あなたが好きなことで夢中になれる時間を作ってあげよう。
人生には、我慢が必要なときもありますよね。
何もかもを自分の思い通りにするわけには、いかないかもしれません。
けれど、出口の無い我慢は辛いし苦しいと思うんだ。
ここを頑張れば合格できるとか、期限つきの前向きな我慢ならいいんだけれど、人に嫌われるのが嫌だから仕方ないというような、いつ終わるかもわからない我慢を延々と耐え続けてようとするのは、考えなおした方がいいと思うんだよね。
人付き合いが辛いなら付き合う相手を見直したらいいし、忙しいなら人に頼ってもいいし、必要なら環境を変えることも検討したらいい。
耐え忍ぶことしか自分に許さないで、嵐がすぎるのをジッと待つだけでは、ストレスが溜まる一方です。
あなたが、ストレスを減らしたいと思うなら、もっと自分に優しくしてあげてくださいね。
ストレスをずっと溜めておくのは身体や心によくないですが、適度にあるぶんには緊張感を持って集中して物事に取り組めるなどプラスの効果もあります。
体を強くするには体に負荷を掛ける筋力トレーニングが効果的であるように、適度なストレスは自分のパフォーマンスを上げたり、気持ちを強くすることに役立つんですね。
ストレスは全て排除しなくてはいけないものではなく、溜めすぎないことが大切なんです。
適度なストレスとは人それぞれによって違いますから、他の誰かが耐えられるから自分も耐えられるというものではありません。
あなたが、どう感じているかが大切なんです。
無理をしないで上手に付き合っていこう。
ストレスから解放されたいと思っている人は、こちらの記事も参考になるかもしれません。