人を誘って断られるのが怖くて、誘いたいけど誘えないという方は多いかもしれません。
誘いを断られると「もしかしたら嫌われているんじゃないか」とか「自分と一緒に遊んでも楽しくない」と思われているんじゃないかと心配になってネガティブなことばかり考えてしまう。
だから、煩わしい人間関係がないぶん1人の方が気楽でいいなと思いながらも、やっぱり1人じゃ寂しいと感じるんだよね。
だったら誘えばいいじゃないという話になるけど、断られることが怖くて「ああ~やっぱり誘えない!」となって「誘いたい」→「誘えない」と頭の中で何度も葛藤してしまう。
今日は、人を誘って断られるのが怖いと感じて「誘いたいけど誘えない」と思っている人の事について考えてみたいと思います。
誘いを断られると落ち込む理由と対処法
人から誘いを断られると酷いショックを受けてしまい、自分の存在価値が全否定されているように感じる人もいるでしょう。
「断られたらどうしよう」という気持ちを乗り越えて、意を決して声をかけているのだから、そりゃあ断られたらショックですよね。
ドキドキしたり、葛藤がある中で思い切って声をかけたのに、どうして断られたんだろうと思うと、自分の魅力がないからだろうかとか、あの時の対応がよくなかったのだろうかと色々と自分の粗探しをしたくなることもあるでしょう。
けれど、誘いを断られる原因が自分にあるとは限りません。
相手の都合だったり、たまたまタイミングが悪かったりというような、断る理由が相手にあることもあるんだ。
だから、誘いを断られたからといって自分を責めたり、粗探しをするような考え方は的外れな考え方の可能性もあるんだよね。
そうでありながら、誘いを断られると自分のことを否定されたように感じるのは、無意識に自分のことを受け入れて欲しいと相手に強く願っているからかもしれません。
自分のことを受け入れてくださいと願いながら誘うから、断られると自分を受け入れて貰えなかった、拒否されたと感じてしまう。
「自分のことを受け入れて欲しい」「認めてほしい」という気持ちが強すぎると、どうしてもそうなってしまうですね。
とはいえ、自分の気持ちを他人が受け入れてくれるとは限りませんから、この気持ちを解消するためには自分で自分のことを受け入れ認めてあげることがカギになるんです。
そのためには、どんな自分であっても「自分にOKをだしてあげる」ことが大切なんですね。
少しぐらいズボラなところがあっても、不器用なところがあっても、「それでも、私はこれでいい」と至らないところがある自分を許して受け入れてあげよう。
誘いを断られたときの考え方
どんなお誘いもOKという人はいないでしょうから、時と場合によっては断られてしまうこともありますよね。
相手にも都合がありますから、予定があって行けないこともあるし、体調が悪くて行けないこともあるし、たまたま機嫌が悪くて誰とも会いたくない時もあるでしょう。
だから、誘いを断られて「私を嫌っているんだ」「自分に魅力がないからだ」というネガティブな考えが浮かんだら、自分のことをネガティブに考えてしまう癖がでたんだと考えてみよう。
誘いを断られたことは自分の問題じゃないですから、ショックを受けても引きずらないために気持ちを切り替えることって大切なことなんですね。
「やっぱり、私は嫌われているんだな」
「そうだよね、私といても楽しくないよね」
「私の何がいけないのかな?」
こんなふうに断られたことをネガティブに捉えてしまい自分が否定されたように感じたら自分の置かれた状況を客観的に見てみよう。
断られたショックでネガティブな気持ちになるかもしれませんが、現実に起きたことは誘いを断られたということだけです。
たまたまそのとき誘いを断られただけかもしれないのに、自分が拒否されているように感じて落ち込んだり、相手を嫌いになってしまうのは勿体ない思いませんか?
もしかすると相手の予定が合わなかっただけで、次の機会には会えるかもしれないのに諦めるなんて勿体ないですよ。
誘いを断るかどうかは相手の気持ち次第ですから自分の思い通りにはいかないかもしれませんが、相手に断られるかどうかは誘ってみないとわからないことです。
断られて諦めなくてはいけないときもあるかもしれませんが、自分の気持ちにケリをつけるためにも勇気を出して誘ってみよう。
まとめ
誘いを断られて凹んでしまう経験は誰にでもあることですよね。
一緒に過ごしたいと思った人と過ごせないという辛い気持ちは誰だって感じたくはないから、自分を傷つけないために誘うのはやめようと思うこともあるでしょう。
けれど、誘ってみなければ自分の気持ちを叶えてあげることができずに本音を抑えたままになってしまいますから、いつまでもモヤモヤした気持ちになったり、後悔してしまうかもしれません。
あるいは、誘ったけれど断られてしまったときに、相手に「自分が嫌われている」とか「自分に魅力がないから」と関係のないことを繋げて自分を責めてしまうこともあるでしょう。
気持ちを切り替えて「もっと魅力的な自分になろう」と前向きになれるのならいいのですが、断られたことを自分を責める材料にすると辛い気持ちを長く引きずってしまうかもしれません。
そうではなくて、今はその時ではなかったと考えて、縁のある人なら次の機会がきっとあると前向きに考えてみるといいのではないでしょうか?
そのときを楽しみに、他に都合の合う人を誘ってみたり、気楽にひとりで過ごしてみるのも悪くないものですよ。
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