人の親切を素直に受け取ろう

人の親切をなかなか素直に受け取れないとういう人は、人にたよるのが苦手な人なのかもしれません。

例えば、「仕事大変でしょ?手伝うよ」と言われても、迷惑をかけてはいけないと思って断ってしまったりする。

あるいは、他人の親切に甘えてしまうとダメな人間になるような気がして、素直に他人の好意を受け取れないということもあるでしょう。

人に迷惑をかけたくないと遠慮するのは悪いことではないのですが、好意を示した人からすれば素直に受け取ってもらえた方が嬉しいものです。

むやみに遠慮したりしないで、人の好意をそのまま受け入れてみることも大事なことなのではないでしょうか?

自分に価値がないと思うと人の親切を素直に受け取れない

僕達は、自分に価値がないと感じていると、人に親切にされても申し訳ない気持ちでいっぱいになるばかりで、喜ぶどころか罪悪感が湧いてきてしまうんです。

なんだか安物を必要以上に丁寧に扱って貰っているような居心地の悪さを感じて、親切心からくる申し出を「迷惑になる」と素直な気持ちで受け取れなくなってしまうんですね。

自分には「人の好意を受け取る価値がない」と思っているから、せっかく親切にしてくれる人がいても、居心地の悪さから断ったり遠ざけようとしたりする。

これでは、せっかく自分に好意を示してくれた人がいるのに、意図せずその人を傷つけることになってしまいます。

誰だって親切心で声をかけたのに「いいです」と言われてしまったら、なんだか自分の気持ちを拒否されてしまったように感じて寂しい気持ちになるでしょう。

他人の好意は素直に受け取った方が喜んでくれることなのですから、自分も相手にも喜んでもらうために人の好意は積極的に受け取ることが大切なんですね。

自分を責めてばかりいると人の親切が受け取れない

些細なことで「みんなの足を引っ張ってしまった」「迷惑をかけた」と自分を責めてばかりいる人は、素直に人の親切を受け取れなかったりします。

例えば、人に頼まれたことを適当なやっつけ仕事で処理して「あれでよかったかな?」と後悔していたら、相手に感謝されても素直に喜べないように、自分を責めたり非がある人間だと思っているときは、「私なんかが、こんなことしてもらっていいのかな?」と人の親切に居心地が悪く感じるんですね。

けれど、純粋に親切心で接している人からすると、何故だか居心地悪そうにされてるから「余計なことをしてしまったかな?」と心配してしまったりする。

これって、凄く勿体ないことだと思いませんか?

本当はとっても良い話の筈なのに、 お互いが何だか居心地が悪くなって申し訳ない気持ちになるなんて勿体ないですよね?

だから、人の親切を「申し訳ない」ではなく「ありがとう」と受け取ることって大切なことなんですよ。

「申し訳ない」だとお互いが居心地悪く感じるかもしれませんが、「ありがとう」ならお互いが気持ちよくなれます。

そんなに自分のことを責めないで、素直に人の親切を受け取ってみようよ。

人に甘えることが悪いことだと思っていると人の親切が受け取れない

大人になるにつれて、他人に甘えるのを恥ずかしく感じる人もいるかもしれません。

年齢を重ねるにつれて立ち位置も変わってきますし、周囲も年上の人ばかりじゃないですから甘えにくいということもあるでしょうし、「寂しい」とか「愛して欲しい」とか、相手が大切な人でも素直な気持ちを言葉にして表現するのは恥ずかしいよなぁと思うこともあるでしょう。

そうして、だんだんと素直な甘えたい気持ちの表現を禁止していき、甘えた気持ちになるような親切な行為を素直に受けとれなくなったりする。

「甘えたい」という気持ちと「してはいけない」という相反する気持ちに葛藤して素直に受け取れなくなるんですね。

甘えてばかりもどうかと思いますが、他人がしたくてやっていることまで悪いこととしなくてもいいのではないでしょうか?

誰かに頼られることを嬉しいと思う人もいるのだから、親切にされたときくらいは素直に受け取ってあげたらいいと思うんだ。

まとめ

人の親切を受けてはいけない人なんていないし、悪いことではないのだからありがたく頂戴すればいい。

不思議に思うかもしれないけれど、人の好意に甘えることも人のためになることもあるのです。

自分が人に親切にしたときのことを想像してみよう。

嫌そうな顔をして断られるのと、ありがとうと言われて喜んでくれるのとどちらが嬉しいでしょう?

人の好意を素直に受け取るのということは、相手を喜ばせることにもつながるんだ。

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