自分の身に悪いことばかりが起こるという人は、とても辛い思いをして生きてきた頑張り屋の人だと思うのです。
それは、病気のことかもしれないし、仕事のことかもしれないし、人間関係によるものかもしれません。
辛くて、しんどくて、苦しい毎日だったけれど、なんとか懸命に頑張って生きてきた。
決して、誰にでも起こるようなことじゃないのに、どうして私には悪い事が起こるのだろうと思うと、辛い気持ちになるのは自然なことだと思うのです。
人生には、辛いことが続いて起こることもありますよね。
家族の不幸が重なったり、重い病気になって一生付き合わないといけなくなったり、誰かにいじめられているという人もいるでしょう。
誰だって嫌なことが続けば、そのことが頭から離れずに「悪いことばかりが起こる」ように感じるのは無理もないことだと思うのです。
けれど、そういう時こそ、本当に悪いことばかりが起こっているのか、ときには思い出してみるのもいいかもしれません。
人生には良いことばかりが起こることがないように、悪いことばかりしか起きないこともありません。
悪いことばかりが起こるように感じるのは、それだけ良いことに目を向ける余裕がないからなんだよね。
悪いことばかりが起こるという後ろ向きな考えに、どうかのみこまれないでください。
悪いことばかりが起こると考えていると、本当に悪いことしか起きないように感じて暗い気持ちにしかなれません。
また、どうせ私には悪いことしか起きないと思うと、それに合わせた行動しかとらなくなってしまいます。
悪いことや嫌なことを避けることに終始して、楽しいことや面白いことが目の前にあっても、今はそんな気分じゃないよと避けてしまったりするんですね。
世の中には嫌なこともあるけれど、良いことだって沢山あるから。
こんな悪いことが起きた、こんな嫌なことがあったと、悪いことばかりに目を向けないで、良いことがないかを探してみよう。
僕たちは、普段ある幸せを当たり前にあるものだと誤解してしまうところがありますよね。
例えば、大切な家族を亡くしたり、不健康な生活をして病気になってしまったりして、無くしてはじめて大切さがわかったりする。
後になって、もっと大切にしとけば良かったって後悔するんだ。
もちろん、家族を大切に思う気持ちは誰しも持っているし、健康に気をつけても病気になることもあるから、しんどくなるほど大切にする必要はないんだけれど、大切な人がいること、健康があること等、自分が持っている幸せなことを探して感謝してみよう。
大丈夫。
どんな自分であっても、幸せの種は誰しも持っているものだから。
悪いことばかりじゃなくて、そこにも目を向けたらいいんだ。
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